いつもの通りくだらない施政方針演説である

 いつもの通りくだらない施政方針演説だ。今回の特徴は長期政権に伴う総決算であり、ラストスパートを強調するところだろう。
 だから今まで懸命にやってきたと言い、これからはさらに飛躍するという。だが、今まで懸命にやってきたことの成果を例示で示すがその多くが的外れということだ。
 一つだけ挙げればロシアとの交渉。
プーチン大統領と長門で合意した、元島民の方々の航空機によるお墓参り、そして四島での共同経済活動は、着実に前進しています。一九五六年宣言を基礎として交渉を加速させ、領土問題を解決して、平和条約を締結する。この方針に、全く揺らぎはありません。私と大統領の手で、成し遂げる決意です。
 成果は経済活動しか言えず、領土問題をどのように解決するかさえ言えなくなってしまった。多くの人は北方領土問題とも言えなくなったことも知っている。

 誰か多くの文面を割いて、逐語的に批判をしてほしいと思う。そこには、印象操作、例外的な事例を全般的な事例に粉飾する手口が山ほど出ることだろう。完全な嘘も発見されるかもしれない。ぜひ行ってほしい。

 上記の例がこれではないか。
東京から鉄道で七時間。島根県江津市は「東京から一番遠いまち」とも呼ばれています。
 鉄道で行けば確かにこれぐらいかかる。だが鉄道だけで行けばここより遠いところは沢山ある。遠隔地には飛行機で行くから早いというのだろうが、ここの近くには石見空港があって、これを使えばそれほどかからない。「呼ばれている」で逃げるのだろうが、これを手口というのではないだろうか?

 さて最終章にはまとめのようなものが書いてあるので、ここについて少し突っ込みを入れてみたい。
社会保障をはじめ、国のかたちに関わる大改革を進めていく。令和の新しい時代が始まり、オリンピック・パラリンピックを控え、未来への躍動感にあふれた今こそ、実行の時です。先送りでは、次の世代への責任を果たすことはできません。
 未来への躍動感というけれど、オリンピックで生活が良くなるのは人口の何パーセントなのか?まったくのまやかしだ。
 社会保障を国のかたちにかかわるほど変える政策などない。大改革と「大」をつけても何の意味もない。
国のかたちを語るもの。それは憲法です。未来に向かってどのような国を目指すのか。その案を示すのは、私たち国会議員の責任ではないでしょうか。新たな時代を迎えた今こそ、未来を見つめ、歴史的な使命を果たすため、憲法審査会の場で、共に、その責任を果たしていこうではありませんか。/blockquote> 憲法が国のかたちを語るものではないことは多くの憲法学者も言っていることです。憲法は国民の権利を守り為政者の暴走を防ぐものです。
「私たち国会議員の責任」、「憲法審査会の場で、共に、その責任を果たし」という。
しかし、3権分立での内閣の長は国会に審議には関わらない。それは自身で何度も「国会で決めること」と答弁した通り、明らかだ。総理大臣が憲法審査会に出席して共に議論をするのだろうか?
世界の真ん中で輝く日本、希望にあふれ誇りある日本を創り上げる。その大きな夢に向かって、この七年間、全力を尽くしてきました。夢を夢のままで終わらせてはならない。新しい時代の日本を創るため、今日、ここから、皆さん、共に、スタートを切ろうではありませんか。
 政権の最初の年ならば、大きな夢を描き、夢のままで終わらせてはならないと言う。だが7年も全力を尽くしてきたのに夢はいまだに夢のままなのか。いまから夢を実現させようというのか?今まで実現しなかった夢をどうやって実現できるのだろうか?
 それを正直に言ってどうするのだろうか??

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