北方領土問題について

 孫崎享氏が日本人は北方領土の条約的な経緯を知らなさすぎるという。そしてその経緯によれば、4島返還を主張する根拠は乏しいという。かろうじて2島に議論の余地がある程度だという。
 ここで言っている条約というのが第二次世界大戦に負けた日本が約束したところによるらしい。

 だが、敗者は負けた時の約束を守るとしても、嫌々、仕方なしに守るのであって、進んで喜んで守る者はいない。だから上記の理屈上交渉条件が不利だというのはその通りだとしても、それをそのまま守るのは根性なしと言うことだ。

 日本政府は当初その条件に従って2島返還で合意しようとした。だがアメリカが日ソの合意を妨げた。これは歴史の事実だ。アメリカの言い様は4島返還を主張せよとのことだ。そして日本政府は従順にそれを守ってきた。

 今安倍政権は明らかに4島から2島に後退したように見えるが、それを明らかにすらしない。もし2島のみで決着すればさすがに安倍びいきのウヨも納得できないはずだ。逆に納得するならウヨを辞めるだろう。

 外交上いくら不利でも日本人の感情がある。
 不戦条約を一方的に破り、満州他に侵入して略奪などの非道を行い、捕虜と称して非戦闘員を抑留し、休戦となった後も侵入を続けたソ連。アメリカに北海道をよこせと言い続けたソ連。
 そんな国に対して妥協することを良しとするのか?

 ロシアが何もよこさないのなら、交渉を辞めたらよい。どんな交渉になろうとも4島は日本の領土だとの主張の元、領土問題があると言い続けるべきだ。
 
 個人の賠償権はシベリア抑留に対しても存在する。日韓条約と違って、何もしてもらっていないのだから。交渉のネタはいくらでもあるのだから、どのような合意になろうとも領土問題を今後解決する必要があると書き加えることが重要だ。

この記事へのコメント

2019年02月04日 17:16
ロシアに経済援助などやめてほしいものです。
北方4島の経済水域だけども経済援助させられているのだから。
2019年02月04日 23:12
経済協力とか援助とか何なのでしょうね?
純粋に見込みのある投資に限ればいい話でしょう。でもロシアはちゃぶ台返しをして投資を駄目にしたりするからね。怖いね。

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