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zoom RSS ドミニカ移民への謝罪

<<   作成日時 : 2006/07/22 14:08   >>

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ドミニカ移民に首相が「謝罪」し、控訴を取り下げたそうだ。解決したといって良いのだろうか。
ドミニカ移民:首相が代表2人と面会、長年の苦労ねぎらう
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小泉純一郎首相(中央)との会談の冒頭、記念写真に納まる嶽釜徹ドミニカ移住問題解決促進委員会事務局長(左)と小市仁司ドミニカ移住集団帰国者代表=首相官邸で21日午後3時4分、藤井太郎写す 






ドミニカ共和国の移民訴訟問題の政治決着を受け、小泉純一郎首相は21日、首相官邸で移民の代表2人と面会した。首相は「本当にご苦労さまでした」と長年の苦労をねぎらった。
 面会したのは、原告団の事務局長も務めたドミニカ日系人協会の嶽釜徹会長(68)と移住集団帰国者の小市仁司代表(78)。原告団は同日、政府が「率直に反省し、おわび申し上げる」との首相談話を閣議決定したことを受け、控訴を取り下げた。面会前に談話を受け取った嶽釜氏は「全移住者1319人を代表し、137人の他界した同胞とともに、ドミニカ移住者の歴史の日を作って下さったことに感謝申し上げる」とお礼の言葉を述べた。首相は直接の謝罪こそ口にしなかったが「あの当時、もう少しよく調べて、きちんと責任ある送り出しをしておけば」と政府の失政を反省。時折目頭を押さえながら、移民の苦労を思いやったという。

 面会後、嶽釜氏は「このわび状(首相談話)を仏壇に供え、無念の涙をのみながら去った同胞に対し『謝罪してもらったよ』と報告したい」と、声を詰まらせながら記者団に語った。政府は面会に同席した尾辻秀久前厚生労働相を、29日にドミニカで開かれる移住50周年記念式典に首相特使として派遣。約170人の原告全員に首相談話を渡すほか、残る約1100人の全移民にも郵送する。【小林多美子】

毎日新聞 2006年7月21日 21時49分 (最終更新時間 7月21日 21時56分)
写真の表情を良く見て欲しい。その顔に刻まれた労苦がそのまま出ている。これが謝罪を受けて心底喜んでいる顔だろうか。
 首相は直接の謝罪こそ口にしなかったが、談話では謝罪しているとのことだ。何故直接謝罪しないのか。日本では言霊といって口から出る言葉に特別の意味がある。裁判でも裁判官が言い渡す判決が正式のものだ。文章では謝れても直接謝らない事は謝った事にはならないと私は受け止める。
 「面会後、嶽釜氏は「このわび状(首相談話)を仏壇に供え、無念の涙をのみながら去った同胞に対し『謝罪してもらったよ』と報告したい」と、声を詰まらせながら記者団に語った。」この場面をテレビでも見たが、感情が高まりその心は今ひとつ分からない。しかし仏壇に供えるのは詫び状であって、彼が聞いた侘びの言葉ではない。本当は仏壇に向かって、「あなたに代わってわびの言葉を聞いてきた、それを伝える」と言いたいと思う。
 首相は「首相は直接の謝罪こそ口にしなかったが「あの当時、もう少しよく調べて、きちんと責任ある送り出しをしておけば」と政府の失政を反省。時折目頭を押さえながら、移民の苦労を思いやったという。」と言ったようだ。現首相の責任ではないにしても、ひとごとではないはずだ。移民の苦労を思いやる立場か、心はどこにあるのだ。

 わび状とはこれの事だ。
ドミニカ移民訴訟:和解 小泉首相の談話(全文)
 1956年から59年までの間に行われたドミニカ共和国への移住事業については、実施期間全般を通じ、入植先に関する事前調査や情報提供が適切に行われなかったなどの事情により、移住者は生活の立ち上げに当たって多大な困難に直面しました。その後も、同国社会の著しい混乱や全土にわたる自然災害の頻発といった不幸な事情もあいまって、移住者の方々は長年にわたる労苦を余儀なくされました。私は、移住者の方々が苦境を乗り越えて努力を重ね、我が国とドミニカ共和国との友好関係の発展に寄与されてきたことに深い敬意を表します。

 このドミニカ共和国移住をめぐり、去る6月7日、東京地方裁判所においてドミニカ共和国日本人移住者損害賠償請求訴訟の第1審判決が下されましたが、その中で当時の政府の対応について厳しい指摘があったことを真摯(しんし)に受け止めております。政府の当時の対応により移住者の方々に多大な労苦をかけたことについて、政府としては率直に反省し、お詫(わ)び申し上げます。

 政府としては、ドミニカ共和国移住問題について、移住者の方々が高齢になられていることなどを総合的に考え、できるだけ早期かつ全面的に解決を図ることが必要であると判断しました。このため、当時のドミニカ移住者の各人に対し、その御努力に報いるためにも、特別一時金の給付を行うことといたしました。今後、立法府においてこれを実現するために必要な措置が早急に講じられるよう、協議を進めてまいります。

 また、04年3月の私の国会での発言に基づき、政府は、日系人社会全体の利益及び我が国とドミニカ共和国の友好関係発展のためにどのような対応ができるのかとの観点から、移住者の方々との対話と調整に努めてまいりました。その結果、日系人社会の拠点作りへの支援、移住者保護謝金の拡充を含む高齢者及び困窮者支援、移住者子弟の我が国への招聘(しょうへい)等を通じた人材育成等、更なる協力を積み重ねていくこととしております。同時に、移住融資についても、急激な為替変動により過重になった債務負担を軽減する等速やかに解決を図っていきます。

 本年はドミニカ共和国移住50周年を迎え、一連の記念行事が実施されます。政府としても、移住者の御労苦に敬意を表するため、ドミニカ共和国移住50周年記念式典に、私の特使を派遣する予定です。同記念式典が、我が国とドミニカ共和国双方の人々による暖かい祝賀となることを心より期待しております。

 06年7月21日

 内閣総理大臣 小泉純一郎

毎日新聞 2006年7月22日 東京朝刊
「政府の当時の対応により移住者の方々に多大な労苦をかけたことについて、政府としては率直に反省し、お詫(わ)び申し上げます。」これが謝罪の言葉なのか。もって回った言い方で、何の誠意も感じられない。

 「当時のドミニカ移住者の各人に対し、その御努力に報いるためにも、特別一時金の給付を行うことといたしました。」努力に報いる特別一時金だ。政府の不作為(詐欺行為)に対する一時金だろうが。しかも「1人あたり50万円から最高で200万円の特別一時金」の涙金だ。人の一生はそんなに安いのか。

 「日系人社会の拠点作りへの支援、移住者保護謝金の拡充を含む高齢者及び困窮者支援、移住者子弟の我が国への招聘(しょうへい)等を通じた人材育成等、更なる協力を積み重ねていくこととしております。同時に、移住融資についても、急激な為替変動により過重になった債務負担を軽減する等速やかに解決を図っていきます。」とあるが、彼らが何を望んでいるか聞いた事があるのか。どうせ金で済ますのなら、使い道を限定しない金をドンと出すほうがはるかにましだ。
 
 この後ろに引用してある朝日社説「ドミニカ移民 半世紀遅れの謝罪 」では遅すぎると言っているが、不十分でもあるともっと強調すべきだろう。
 同じく読売記事での「心より深く感謝申し上げる。私たちは祖国を愛し、責任ある行動を取ってきて本当に良かった」と、移民が感謝をしているところだけを切り取るのは真実を伝えているのか。

 朝日社説に「原告は高齢化し、すでに17人が無念のうちに世を去っている。時間も体力も残されていない人々にとって苦渋の選択だった。原告団は声明でそう述べた。」とある。それも分かる。
 移民は変わり行く日本社会から切り離された存在で、かつての日本のいいところをいっぱい持っている。「金を儲けて何が悪い」とうそぶく人たちとは無縁の人たちだ。その表情や言葉から高潔な日本人を感じる。それが今回の和解の理由でもあるのだろう。


 


ドミニカ移民 半世紀遅れの謝罪
朝日【社説】2006年07月22日(土曜日)付
 「入植先の事前調査や情報提供が適切に行われなかった」「多大な苦労をかけたことについて政府としては率直に反省し、おわび申し上げます」

 小泉首相が謝罪した。その相手は、政府の移民政策に応じて中米のドミニカ共和国に渡りながら、募集時の約束とはまったく異なる悪条件の土地に苦しめられた人々だ。

 56年から59年にかけて、249家族1319人が入植した。このうち、177人が国を相手どって損害賠償を求め、東京地裁は6月に国の対応の違法性を明確に認める判決を言い渡している。

 だが、提訴した時には賠償を求められる20年の期間を過ぎていたとして、賠償請求そのものは退けられ、承服できない原告側が控訴していた。

 これに対して、小泉首相は謝罪とともに救済案を示したのだ。原告側は受け入れて控訴を取り下げ、「移住政策最大の失敗」といわれた問題は、半世紀を経て、ようやく決着をみた。

 原告は高齢化し、すでに17人が無念のうちに世を去っている。時間も体力も残されていない人々にとって苦渋の選択だった。原告団は声明でそう述べた。

 ドミニカ共和国から来日した原告団事務局長の嶽釜(たけがま)徹さん(68)が家族とともに移民したのは、高校生の時だ。

 「外務省には50年だまされた。対策を実行してもらって初めて不信感は消えるだろう」。会見で語る嶽釜さんの顔にも笑顔はなかった。

 小泉首相の謝罪と救済に向けた英断は評価したい。しかし、政府の対応は遅きに失したと言うほかない。

 今度の救済案は移住者全員が対象となった。その労苦に報いるために、1人あたり50万円から最高で200万円の特別一時金が支払われる。

 国際協力機構(JICA)から融資を受けた移民については、その借金が重くのしかかっている。この点について、救済案では為替の変動で生じた重すぎる負担を軽減する、としている。

 また、日本人社会の拠点づくり、高齢者や困窮者への支援など、現地の実情に即した支援体制も整えるという。

 今後、与党側と詳細を詰めたうえ、秋の臨時国会で議員提案による救済立法をめざす。迅速な救済は当然だが、一時金の額は苦難の時間に見合う妥当な水準といえるのか。まだまだ再考の余地があるように思われる。

 さきの判決は、移住政策にかかわった当時の外相や農相、担当職員らに違法行為があったことを認めている。入植を呼びかけた関係者の責任はもちろんだが、邦人の保護にあたるべき歴代の大使らの責任も軽くない。ここに至るまでの同胞の苦しみをどう見ていたのだろうか。

 このところ肝炎訴訟などで行政の怠慢を厳しく批判する司法判断が相次ぐ。官僚には過去の過ちを認めない悪癖がある。今回の決着を教訓に、そんな体質からの決別を強く求めたい。
ドミニカ移民に首相「苦労され、敬意を表します」
2006年 7月21日 (金) 22:33読売


 小泉首相は21日午後、首相官邸で、ドミニカ共和国への移民政策を巡る損害賠償請求訴訟の嶽釜(たけがま)徹事務局長(68)ら原告団と面会した。
 同日、過去の移民政策について「率直に反省し、おわびする」とした首相談話を閣議決定したことを踏まえ、首相は原告団に対し、これまでの苦労への敬意を伝えた。

 原告団は首相談話と、首相との面会を評価し、戦後移民で最大の失敗例とされるドミニカ移民問題は50年ぶりに解決した。

 首相は面会で、「50年前にドミニカの地に移住者として行かれて、非常にご苦労された。敬意を表します」と述べた。嶽釜事務局長は、「心より深く感謝申し上げる。私たちは祖国を愛し、責任ある行動を取ってきて本当に良かった」と応じた。


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外務省はGHQが植えつけた朝鮮帰化人の巣窟、日本人は異民族、ドミニカとハイチの国境沿いに人種の壁をつくりたいアメリカの要請を受け日本人を騙してでも移民させた。
今でも、外交官の地位の相続は朝鮮帰化人間で行われている。
大鳳会とは?
2006/07/22 17:31

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