与野党の質問配分見直し 自民党の主張は間違いだ

 この表題は毎日新聞の社説だ。

自民党には「事前審査」の慣習がある。与党は政府の政策や法案に関し、政府から国会提出前に説明を受けて質問する時間が確保されており、情報量において野党とは大きな差がある。
 これは確かだし、この理由を持って質問時間を野党に厚くすることは当然合理的だ。

 だが一つの観点が抜けている。それは議席数に比例させるという主張だ。与党は得票数においては過半数さえ持っていない。野党の票数は少数ではなく、その意見は少数意見ではないことだ。野党が多数に分離しているから統一されていないだけであって、それこそ反対意見は野党の数だけあるのだ。それを尊重するのは民主主義の基本である。

 多数決を構成出来ない票数しかない与党が、政権を安定させるための小選挙区制の結果を持って多数意見である野党の質問を封じることは、民主主義に反することである。

 メディアはそれをきっちり指摘するべきである。その意味でこの社説は半分の出来しかない。

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