「テロ等準備罪」はどこにあるのだろう?

 メディアはこんな報道をする。
今の国会に提出予定の「テロ等準備罪」を創設する法案 テレ朝
テロ等準備罪を新設する法案の原案を示しました。NHK
 「テロ等準備罪」を作るような表現だが、法案には「テロ」という文字がないのだから、「テロ等準備罪」があるはずはないのである。

 今の刑法には凶器準備集合罪・凶器準備結集罪はあるらしい。wiki これを拡大すればテロ対策となり得るが、対象を暴力団とか過激集団としていて、集合しないと犯罪としないから、今の目的に適しないと考えたのかな?

 今提出されようとしているのは組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律を修正するものだ。こちらは暴力団などが麻薬による利益を得るものを取り締まるものだ。これを国際的にするものが国連の条約そのものである。だから条約のための改正というにはぴったりの法律である。
 しかもこの法律は国際的ではない、国内の組織犯罪も対象だから、共謀罪を含めれば国内組織も対象に出来るという便利さがあるわけだ。

 従ってここで創設しようとしている犯罪は、国内外問わず、利益追求に加え重大犯罪を対象として、共謀し警察などが認定した準備行為をした際に犯罪とするものだ。組織に対する限定はその犯罪を対象とした組織と言うが、それも警察が団体の正確を判定するからどうにでもなる。例えば重大犯罪を計画する程悪質な組織と言えば済む話だ。

 その犯罪は「テロ等準備罪」を遙かに超えた広範囲に及ぶものだ。

 法律には全く規定していない「テロ等準備罪」の名の下に遙かに広範囲に何でも逮捕出来る法律を作ろうとしている。これを現代の治安維持法と言わずしてどう表現出来るのだろうか?

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