教科書は検閲される時代なのか

 教科書検定においてこんなコメントがつくそうだ。
「日本史」の教科書6点を例に見ますと、検定意見は合わせて206件で、このうちこれまで認められていた記述の修正を求める意見は、新基準と「解説書」の改訂に基づくものを除いて69件と、3分の1を占めました。
具体的な意見の内訳では、「生徒が誤解するおそれのある表現である」が最も多く30件でした。NHK
 生徒が何を誤解するのか、恐らくまともには答えてくれないだろう。とにかく駄目と言い続けるのがこの種の検閲の姿だ。
 
例えば「2003年のイラク戦争の際、アメリカが国連の決議なしに開戦した」という記述が認められてきましたが、今回は「開戦の経緯について誤解する」という意見が付き、教科書会社は「アメリカが国連での明確な決議なしに」と、「明確な」ということばを加えました。
 アメリカが屁理屈をこねて国連決議の沿った物だと言ったのは確かだが、そこには論理などはない。
 それよりも、日本政府だけが認めていない事実を書くべきだろう。「大量破壊兵器があるから攻め込む」と言ったが、それはなかったと、アメリカもイギリスも認めている事をきっちりと記述するべきだろう。それがグローバルな理解を促すことになる。

 日本はかつて国策を誤って戦争に負け、国を滅ぼしかけた。それは今の首相も継承しているはずだ。そしてその時に国は国民に嘘をつきまくった。国の主張は正しくないこともあったわけだ。

 例えばこんな指導はどうだ。
教科書の作成や授業の指針となる「学習指導要領の解説書」も改訂されました。島根県の竹島と北方領土については、我が国固有の領土であることや、国際法上、正当な根拠に基づいて日本の領土に編入した経緯に触れるよう求めています。沖縄県の尖閣諸島は我が国固有の領土であり解決すべき領有権の問題は存在していないことなど、理解を深めさせることが必要だとしています。
 この文章はNHKが改ざんしていると思うが、極端な表現が多い。「我が国固有の領土であること」は異論も多く、外交上も様々に変化する事である。例えば北方領土は2島返還でけりをつけようとしたのは自民党だった。

 これらのことは日本政府の主張であり、国民が選挙で選んだ政権が主張していることだ。もし政権が変わりその主張が変われば教科書も指導も変わるのか?そう言ったことも冷静に考えるべきだろう。

 ある教科書はこう書いたそうな。
「現代社会」のある教科書は、「中国が尖閣諸島の領有を主張している。これらはいずれも日本固有の領土であり、早期の解決が望まれる」と記述していましたが、意見を受けて「中国が尖閣諸島の領有を主張しているが、日本は『領土問題は存在しない』との立場をとっている」と修正しました。
 日本を日本政府はと書いて居れば完璧だろう。

 社会や歴史について、様々な意見が世の中には存在することを、くどいほど書くこと。それしかないと私は思う。

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