旭日旗は「広く使用」されているか?

 日本政府は韓国語でホームページ上で説明しているそうだ。こちらから
 その見解はこうだ。
我が国の基本的立場(2013年9月26日菅官房長官記者会見午前(抜粋))
 「旭日旗のデザインは,大漁旗や出産,節句の祝い旗,あるいは海上自衛隊の艦船の旗,日本国内で広く使用されており,これが政治的主張だとか軍国主義の象徴だという指摘は全く当たらない。」
 その説明が張られているリンク先というわけだ。

 ところで問題になっている旭日旗とは、私の理解では大日本帝国陸海軍が使っていた旭日旗だと思うのだが、見解では単に旭日旗のデザインとなっている。一般的な旭日旗のデザインが広く使われていても、大日本帝国陸海軍が使っていた旭日旗が広く使われていたとはならない。ここに論理の誤魔化しが始まっているといえよう。

 さて日本語での解説はこちらにある。
 一ページ目は1. 日本文化としての旭日旗だ。
 1885年と1869年の例が示される。これらは旭日旗には見えない。朝日の絵だ。時代も古いし、その後の歴史でも広く使われたとの説明には弱すぎる。
 最近の例として大漁旗の使用例が示される。大漁旗のメーカーのHPをみれば旭日のデザインもあるが、すべてにあるわけでもない。普通の人が通常使う旗かと言えば、漁業関係者を中心とした使用だとおもう。これをもって広く使用とはとても思えない。

 2ページ目には自衛隊で使っているという。自衛隊は私の感覚では特殊な使用例であってとても広く使用されている例とは思えない。しかもそのデザインは旧軍でのデザインと酷似しているから、この旗を持ち込めば自衛隊の旗であると同時に旧軍の旗であると示してしまうだろう。自衛隊の旗だと言ってもそれをスポーツ会場に持ち込む理由にならない。何故スポーツに自衛隊を持ち込まねばならないのか?

 3ページには外国の使用例がある。そのデザインは日本の旭日旗とはずいぶん違う。一般的に朝日を模したデザインは昔から、各国にある。だが日本の旭日旗に酷似したものを出さない限り世界で一般的に使用されているとは言えない。

 韓国語版をちらりと見たが言葉を翻訳しただけで写真は同じ。これで説得力があると思っているのだろうか?

報道では
外務省によると、日本語版と同じ内容で「日本国内で長い間広く使用されている」などと説明。競技会場への旭日旗持ち込みに反対する韓国に対し、軍国主義の象徴だとの指摘は当たらないとの日本の立場を示す狙いがある。
 この説明では旭日旗は軍国主義にプラスして自衛隊をも象徴していると主張してしまっているような気がする。何だろうね?

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