政治におけるCM規制について

 憲法審査会でテレビでのCM規制について民間放送の代表者が自主的にやるから任せてくれといった事が報道されていた。今のメディアを見ていてそんなことは到底信用できるものではない。そしてこういった議論になるのは憲法の国民投票においてCMが規制されていないからだと理解するのが一般的だと思う。
 それに対して普通の選挙においてはテレビでのCMは禁止されているとの理解が一般的だと思う。公職選挙法にはこんな条文がある。
(選挙運動放送の制限)
第百五十一条の五 何人も、この法律に規定する場合を除く外、放送設備(広告放送設備、共同聴取用放送設備その他の有線電気通信設備を含む。)を使用して、選挙運動のために放送をし又は放送をさせることができない。
 この法律に規定したものとは政見放送を指す。それ以外では選挙運動のために使ってはならない。上記の理解と一致する。
 なお、選挙運動でなくても挨拶だけでも駄目だという。
(挨拶を目的とする有料広告の禁止)
第百五十二条 公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む。次項において「公職の候補者等」という。)及び第百九十九条の五第一項に規定する後援団体(次項において「後援団体」という。)は、当該選挙区(選挙区がないときは選挙の行われる区域。次項において同じ。)内にある者に対する主として挨拶(年賀、寒中見舞、暑中見舞その他これらに類するもののためにする挨拶及び慶弔、激励、感謝その他これらに類するもののためにする挨拶に限る。次項において同じ。)を目的とする広告を、有料で、新聞紙、雑誌、ビラ、パンフレット、インターネット等を利用する方法により頒布される文書図画その他これらに類するものに掲載させ、又は放送事業者(放送法第二条第二十六号に規定する放送事業者をいい、日本放送協会及び放送大学学園を除く。次項において同じ。)の放送設備により放送をさせることができない。
2 何人も、公職の候補者等又は後援団体に対して、当該選挙区内にある者に対する主として挨拶を目的とする広告を、新聞紙、雑誌、ビラ、パンフレット、インターネット等を利用する方法により頒布される文書図画その他これらに類するものに有料で掲載させ、又は放送事業者の放送設備により有料で放送をさせることを求めてはならない。
 テレビCMは高額な資金が必要だ。だから、資金力に差がある政党間の平等が保てないから禁止することが妥当だ。あるいは、政党間で同じだけの枠を確保することも可能なのかもしれない。

 ところで今参議院選挙の最中だったと記憶しているが違っただろうか?テレビは録画したものしか見ない主義なのでCMは通常みないのだが、たまにあのおぞましい顔が見えるのだ。ある党の総裁のようなのだが、目の迷いだろうか?
 そういえば国の予算を使って自党の選挙運動を強要したような記事もあったが、それも目の迷いなのだろうか?

 ついでに言えばこんな条文もある。
(選挙放送の番組編集の自由)
第百五十一条の三 この法律に定めるところの選挙運動の制限に関する規定(第百三十八条の三の規定を除く。)は、日本放送協会又は基幹放送事業者が行なう選挙に関する報道又は評論について放送法の規定に従い放送番組を編集する自由を妨げるものではない。ただし、虚偽の事項を放送し又は事実をゆがめて放送する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害してはならない。
 主要政党だけ詳しくやってそのほかこんな候補者もなんてことは許されないと思うが。

 この国の選挙に法律は適用されないのだろうか?
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