参議院選は与野党対決ではない

 最近特に思うのは、選挙は政党同士の対決ではないのではだ。

 例えば第一声をみて新聞は改憲が争点かなんて書く。でも首相は改憲ばかりを語ったわけではない。むろんここまで改憲を語ったことは少ないとは思うが、争点にしたとの印象は少ない。
 かつての選挙では野党が設定した争点が盛り上がらず、与党の出した争点に引き寄せられたようなことも言われた。逆に消えた年金などは野党の争点一色になったこともあった。

 争点を選んでいるのは誰なのだろうか?有権者の関心を誰かが探ったのだろうか?わたしは、選んでいるのはメディアだと思う。

 大阪での維新の大勝利。それ以前紙面を飾っていたのは、維新の都構想への攻勢とふがいない自公の姿ばかりだった。
 今の国政で今まで紙面を飾っていたのは何だろうか?問題の多い法案の話でもなく、国有地の払い下げでもなく、文書改ざんでもなく、統計不正でもなく、年金ばかりだ。
 年金の話は与党に不利だから、それを報道することは一定の意味があるだろう。それは所得が増えず消費税ばかり増える実情を見れば、ある程度言及せざるを得ないだろう。それとバランスをとるなら、改憲ぐらいしかない。
 そういった情勢を見れば、そして6年前に与党が勝ちすぎていることも考えれば、今回は野党がより戻すことは必定だ。それに見合った報道をしよう、それがいまのメディアの判断だろう。

 選挙は与野党対決ではない。メディアと有権者の対決だ。メディアは目標を設定しそれに合うように報道する。争点もそれに合うように設定し報道する。今回野党はくらしを争点にしているが、恐らく少しずらしていくと想像する。それが何かはメディアもまだ見出していないかもしれない。ただ選挙結果は、野党が少し戻すが政権は揺るがない。それがメディアの結論だろう。

 有権者はこの対決にいつもの通りの結果を出すのだろうか?あなたはそれでいいのですか?
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