日本は墜落米軍機に近寄れるのか?

こんな表題の記事だ。基地の外での米軍用機事故 日本側迅速立ち入り可へ 両国が合意NHK

 記事の中でこう書く。
この改正で、アメリカ軍基地の外で軍用機の事故が起きた際、原因調査や、有害物質が発生していないかの確認などのため、日本の警察や消防、海上保安庁などが速やかに現場に立ち入りできるようになるとしています。
 「しています」とは何とも曖昧な表現だ。誰かが言ったのか、どこかに書いてあるのか、わからない。

 NHKは防衛大臣の発言を出すが、上記の内容をパスする何とも訳のわからないものだ。
岩屋大臣は記者団に「アメリカ軍機の運用にあたっては、安全の確保が大前提であり、そもそも事故が発生することがないよう引き続き日米で連携していきたい」と述べました。
 この引用が、記事のどこかがおかしいと感じさせる原因だった。

 毎日はこんな風に書く。
日米両政府は25日、在日米軍基地の外で起きた米軍機事故の際の双方の初動対応を定めた「軍用航空機事故に関するガイドライン(指針)」を改正し、地元警察や消防の代表者が事故現場に迅速に立ち入ることができる規定を盛り込んだ。ただ、従来通り米側の同意が必要で、実効性に不透明さは残る。毎日
 一つはガイドラインの規定に盛り込んだとする点。書いてあると判明。
 もう一つが、アメリカ側の同意が必要なことは変わっていないことだ。全く実効性はないと思う。「不透明さは残る」程度に抑えた理由が聞きたいものだ。

 防衛省はこちらに発表文を公開している。
2 本改正は、日本国内の米軍施設・区域外における米軍機による事故が発生した場合に日米両政府がとる政策及び手続を一層改善するものであり、これにより、日米両政府は今後の米軍機の事故に、より効果的、迅速かつ的確に対応することが可能となります。
3 主な変更点は、以下の4点です。
・迅速かつ早期な内周規制線内(制限区域内)への立入りが明確になり、有害物質の観測を含む事故現場における影響の軽減、航空機事故調査、又は請求調査に関連した日米両政府責任者が優先的に行う。
以下省略
 これをよく読めば、日米両政府が迅速かつ早期な立ち入りができるだけだ。
 上記の毎日の文章も、日本が単独で立ち入ることが出来るとは書いていない。ただ、米軍と一緒にと書くのをやめただけで、嘘はついていない、とでもいうのだろうか?

 該当部分の英文はこうだ。
Expeditious early entry will be conducted in conjunction with the requirements addressed at sub-paragraph 4.e. above with priority given to validated USG and GOJ representatives with responsibilities associated with accident site mitigation to include hazardous material observation, the aircraft accident investigation, or claims investigations
 早期の立ち入りが両政府に指揮される。と書いてあると思います。何が明確になったのでしょうか?

 なおNHKの記事では
2年前の事故では、アメリカ軍が所有者に無断で牧草地の土壌を大量に持ち去ったことを受けて、今後は事前に所有者と調整することが指針に盛り込まれました。
 とあり、ガイドラインでは
機体の残骸の除去がその下にある財産の状態に重大かつ悪い影響を与える可能性がある場合には、合衆国軍隊は、状況により他の対応が必要な場合を除き、地方防衛局経由で土地所有者と調整を行う。
 がある。ほぼ同等の文章だ。だが「他の対応が必要な場合」を広くとれば、例外ばかりとなる可能性もある。

沖縄県の玉城デニー知事は25日、コメントを発表し、米側の同意の規定が残ったことに「速やかな立ち入りが可能なのか注視する必要がある。内容を精査し、疑問点は国に確認を求めていく」と指摘した。
 幾度となく騙されてきた沖縄は簡単には信用しない。内容を精査すれば私に分かったこと以上のことはすぐに判明することでしょう。

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