北朝鮮は忖度しない

 国内ではメディアも含めて忖度がされすぎなのだが、外交関係では忖度はされないのが普通だ。

 例えばロシアは普通に言いたい放題言っている。
 逆に忖度する国は日本に何かを期待する国だ。中国とかアメリカとかは日本の経済力に目を付けているというわけだろう。
 そして忖度しない国がもう一つあった。
北朝鮮は、安倍総理大臣が日朝首脳会談の実現を目指す考えを示していることについて「まるで日本政府がわが国に対する協議の方針を変えたかのように宣伝し、しつこくピョンヤンへの門をたたいているが、われわれへの敵視政策は何も変わっていない」としました。NHK
 国内の報道では「前提なし」に代えたと言いつのっているけれど、今まで何を前提にしていたのかを報道する物を聞いた事はない。その中身は北朝鮮の言うとおりなのだろうと思う。何しろ会談の当事者が言うことなので確かだと思う。

 北朝鮮はその他に非難を口汚く行っているが、かなりの部分を差し引けば、正当な主張も一部にあるとわかる。
先月26日の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」の記事では、日本政府が朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会を破壊活動防止法に基づく調査対象団体として閣議決定した答弁書に激しく反発し、「最近、日本の当局はことあるごとにわが国との対話についてあれこれ言うが、ことばと行動が正反対だ」として、日朝首脳会談に暗に触れながらも日本に姿勢の変化を求めました。

さらに同じ日に国営の朝鮮中央通信は、拉致された可能性を排除できないとされるいわゆる特定失踪者の男性が日本国内で見つかったことを引き合いに「拉致問題がいかに荒唐無稽なのかはっきりと示している。『拉致問題の解決』という騒動に熱をあげる目的は、日本帝国主義が犯した過去の犯罪の責任から逃れ、わが国への敵視政策を正当化することにある」と主張しました。

そして「安倍一味こそ、いかさまと謀略を得意にしている。つぶれた拉致問題で汚れた目的を実現できると考えるのは妄想だ」と拉致問題の解決を訴える安倍総理大臣をけん制していました。

そして2日夜、朝鮮中央通信が「前提条件のない首脳会談の開催についてあれこれ言っている安倍一味はずうずうしい」と伝え、安倍総理大臣が先月、日朝首脳会談の実現に強い意欲を示して以来、北朝鮮の国営メディアとして初めて直接、反応を示したうえで「過去の罪悪を清算すべきだ」と主張し、先に謝罪と賠償を求める考えを改めて強調しました。

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