安倍晋三首相あいさつは基本間違っている。

 この沖縄全戦没者追悼式首相挨拶は基本がおかしい。それを指摘しておきたい。
沖縄全戦没者追悼式が執り行われるに当たり、沖縄戦において、戦場に斃れたみ霊、戦禍にあわれ亡くなられたみ霊に向かい、謹んで哀悼の誠をささげます。
 この部分はまくらなのでとりあえずスルーしておく。
 
先の大戦において、ここ沖縄は、苛烈を極めた地上戦の場となりました。二十万人もの貴い命が失われ、この地の誇る美しい自然、豊かな文化は、容赦なく破壊されました。全ての戦没者の無念、ご遺族の方々の言葉に表し得ない悲しみ、沖縄が負った癒えることのない深い傷を思うとき、胸ふさがる気持ちを禁じ得ません。
 歴史家であれば歴史を客観的に記述するだろう。その中で過去の自然現象のごとく記述することもあろう。だが本来の記述は当時の為政者の意思があったの否か、それが大きな関心事のはずだ。
 戦争の目的が何だったのか、特定の戦闘の作戦目的は何だったのか、そしてそれを企画遂行したのが誰だったのか、調べていくはずだ。
 沖縄での戦争の作戦目的は本土決戦を遅らせるためだと一般的に言われている。そしてそれを企画したのは当時の参謀本部、大きく言えば日本の政府の決定だったはずだ。
 安倍首相は当時の政府の後継者なのか?憲法も違うし、選出方法も違う。だから違う政府の行為を批判することは当然できる。だが安倍首相は戦前を礼賛している。そこをまず矛盾ととらえるべきだ。
 苛烈を極めた地上戦は必然だったのか?多くの市民が巻き込まれたのは必然だったのか?当時の日本軍は多くの市民を徴用し戦争に直接巻き込んだ。さらに市民が逃げた方向に軍を動かし、市民を巻き込むことによって戦争を長引かせ戦争目的を達成しようとした。こういったことはそれほど難しい歴史解釈をするまでもなく明らかなことだ。
 慰安婦問題や徴用工問題について、関わりを否定しない現在の政府は沖縄戦について関わりを否定するのだろうか?こう表現するべきではないのか。「当時の日本が沖縄に強いた大きな損失、人命の喪失」などではないのか?「胸ふさがる気持ち」も強い感情を表現しているつもりだろうが、どこか他人事と思わないだろうか?

 沖縄戦から74年。犠牲となった方々が送るはずであったそれぞれの未来に思いを致し、こうした尊い犠牲の上に、今日、私たちが享受する平和と繁栄がある。そのことを改めて深くかみしめながら、静かに頭を垂れたいと思います。
 犠牲の上に繁栄があるとよく言われる。「の上に」とはどういう意味なのだろうか?その犠牲があったから今の繁栄があるとの意味か。未だよくわからない。ではその犠牲がなければ今の繁栄がないのかと問うてみればわかるのではないか?
 市民抜きの日本軍とアメリカ軍の戦争をすれば早く負けて、本土上陸作戦を考えたかもしれない。それは歴史のIFであって結論は出にくい。そうであれば犠牲と繁栄は単に時系列で並んでいるだけで原因と結果であるとは証明できないわけだ。
 沖縄の非戦闘員はなぜ死なねばならなかったのか、それは歴史の解釈問題であって、現在の繁栄のためかはわからないものだ。

 我が国は、戦後一貫して、平和を重んじる国家として、ひたすらに歩んでまいりました。戦争の惨禍を二度と繰り返さない。この誓いは令和の時代においても決して変わることはありません。平和で、希望に満ちあふれる新たな時代を創り上げていく。そのことに不断の努力を重ねていくことを、改めて、み霊にお誓い致します。
 日本国家は平和を重んじてきた。だが安倍政権は戦争法案を作り戦争をしたがっている。こういうのを嘘の誓いという。
 
沖縄の方々には、永きにわたり、米軍基地の集中による大きな負担を担っていただいております。この現状は、なんとしても変えていかなければなりません。政府として、基地負担の軽減に向けて、一つ一つ、確実に、結果を出していく決意であります。

 昨年引き渡しがなされた西普天間住宅地区跡地は、嘉手納以南の土地の返還計画に基づき実現した初の大規模跡地であり、基地の跡地が生まれ変わる成功例として、県民の皆さまに実感していただけるよう、跡地利用の取り組みを加速します。

 引き続き、「できることはすべて行う」、「目に見える形で実現する」との方針の下、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしてまいります。
 「大きな負担を担っていただいております」という。それは沖縄の人が望んだことか?日本政府が無理やり担わせていることではないのか?一応それがわかったような顔をして負担低減をしているというけれどそんな微々たるものを大きく語る。そして、ヘリパッドを作り辺野古を作る。完全に嘘になってしまっている。

 
美しい自然に恵まれ、アジアの玄関口に位置する沖縄は、今日、その優位性と潜在力を存分に生かし、大きな発展を遂げています。出生率は日本一、沖縄に魅せられて訪れた観光客は昨年度約1千万人と、6年連続で過去最高を更新しました。沖縄が日本をけん引し、21世紀の「万国津梁」として世界の架け橋となる。今、それが現実のものとなりつつあります。この流れをさらに加速させるため、私が先頭に立って、沖縄の振興をしっかりと前に進めてまいります。
「私が先頭に立って」はこれからのことを指すのだろうが、暗に今までもそうしてきたと言っているようだ。 ここで自身の功績と自慢するか。沖縄に何をしに来たのだ。

 
結びに、この地に眠るみ霊の安らかならんこと、ご遺族の方々のご平安を心からお祈りし、私のあいさつといたします。
 それだけを言っていれば、そしてそれに沿った行いをしていれば皆は歓迎していただろう。

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