イージスアショアは必要なのか?

 イージスアショアの建設場所選定の過程および説明でもめているが、そもそもイージスアショアが必要なのか説明はあったのだろうか?首相は地上から通えるとぼけた答弁をしたそうだが、その程度の物なのか?

その利点
1.地上にあるから運転員の生活環境がよい
2.船舶特有の整備が不必要だから休止期間が少ない
3.スペースに余裕があるから増設が容易

その欠点
1.場所が固定だから攻撃目標になりやすい。
 ミサイルによる攻撃、船舶や航空機による攻撃、あるいは地上部隊による襲撃などなどにそなえ防御態勢が必要
2.発射地点から遠いので遠距離レーダーが必要(高価)
3.地球は丸いので遠いとミサイル発射を検知するのが遅れる。
4.2基しかないので点検時の性能低下が大きい

イージスアショアの利点に対しイージス艦ならどうなるか
1.運転員の生活環境は大変だが、海上自衛隊員ならその程度の苦労は耐えるだろう。軍事的選択の理由にはなり得ない。
2.船舶には定期整備が必要だ。だからアショア2基に2隻ではだめで増やさないと釣り合わない。それは費用比較の問題だろう。
3.装備を増やすには限度があるが、必要ならばより大型の船に装換すれば可能だ。

イージスアショアの欠点の検知時間については、恐らくイージス艦の配備を必要とされると思う。

 費用面の比較はイージスアショアの費用を小さく提案しているように見受けられるので難しいのだが。
イージス艦が1隻1700億円、イージスアショアが当初800億円だがレーダーを長距離にして2000億円、さらに増えるとも言う。後の運営費はイージス艦の方が高いとも言う。
 所詮同じ設備、費用の比較は難しいと言うより、余り意味がないのかも知れません

 軍事的に考えて、移動できる設備をわざわざ攻撃されやすい固定化をする必要は全く無い。ICBMを発射する潜水艦の利点を捨てないのと同じ事だと思う。この簡単な理由に打ち勝てる物があるだろうか?

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