下関北九州道路は根が深い

塚田氏は辞表提出後、国交省で記者団に「事実と異なる私の発言が行政の信頼を損ね、国政の停滞を招いたことから、責任を取るべきだと判断した」と説明し 毎日
 事実と異なる発言を堂々としたから辞任したという。問題は何故事実と異なる発言をしたのかだ。「我を忘れて誤った発言をした」と言うが何故か?

 発言の中身はこう。
「塚田分かってるな。これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」と。「俺が何で来たと思うか」と言うんですね。私すごく物分かりがいいんです。すぐ忖度(そんたく)します。分かりましたと。」
忖度は何故するか、それは覚えが良くなるため、要するにおべんちゃらだ。
 麻生氏が言うように「副大臣の忖度くらいで事が決まる話ではないことははっきりしている」のなら、自身の功績を自慢したがそれは嘘だったと言うことだ。
 嘘を言った副大臣を任命者は続投させると言った。この責任は大きい。だがNHKは続投発言を完全に封殺している。

 国会で陳情書なるものが暴露された。関門会から国土交通大臣あての要望書なのだが、そこに総理大臣の名前がある。総理大臣自らそんな要望があるべきではないという。だがその要望書は総理の認識がどうあろうと存在する。本当にとんでもない話なのだが、これを副大臣は知っていたのだろうか?

 今日政府の答弁書が出たようだが、3月27日に提出された質問主意書がある。国民民主党の城井崇衆議院議員が提出した物だ。上記の塚田氏の発言は1日夜のことだ。この同期は一体何なのだろうか?
 たまたま国土交通省の副大臣であったからおべんちゃらを言った。たまたま門司出身であり野党にいるからおべんちゃらを書いた。それが共通点なのか。腐った人たちだ。

 関門海峡には関門トンネル(国道2号線)、関門橋(高速道路)、トンネル(新幹線)、トンネル(山陽本線)がある。道路は前の二つで、それが老朽化だの劣化だの改修工事だの渋滞と言う。ちなみに高速道路は3車線、トンネルは1車線合計4車線ある。交通量は一日6万台程度だ。これより少ない車線でより多い交通量の道路は全国に山程ある。福田内閣が調査を中止したのはもっともな話だと思う。

 これをローカルな地理に即して考えると、別の意味が見えてくる。要望書にも関門橋と一体となる環状道路という表現がある。これがキーだ。

 上記のトンネル、橋は3本が東側、1本が西側にある。東側のルートは下関側では下関の中心部から距離のある山中に出ることになる。そこから下関に行くのは時間が掛かる。
 山陽本線のルートはまっすぐ下関駅に向かうのでこのルートを道路で結べば門司から下関への最短ルートになる。だが本土側に抜けていこうとすれば、今の市街地を通る道路も整備しないといけなくなり、コストが掛かることだろう。そうすれば結果的に下関市を含む環状道路が出来る事になるのだが。

 要するに下関北九州道路は本州と九州を結ぶ幹線道路という意味より、下関市へのアクセス改善というローカルな意味が強いと言うことなのである。

 麻生氏というより下関側にメリットのある話であり、忖度の対象もそれに沿っていると言うことだ。

 副大臣が予算を付けさせた事より、国土交通省がどんな理由で予算を付けたのか、関門会の要望書の処理状況を含め追求の必要なことだ。

 それと、質問主意書について、野党も質問していると得意げに書いているメディアはテレ朝だ。国民民主党はとんでも無い政党であることと同時に野党連合を口にするメディアにも注意が必要である。

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