素晴らしき与党のNHK日曜討論

 NHKは与党を擁護するメディアの筈だが、こんな物を報じて良いのだろうか?
日本維新の会の浅田政務調査会長は「サンプルを入れ替えることによって、自分に都合のいい結果が出るような統計にするのは不可能だ。精度を高めるためには全数調査しかなく、標本調査にしたことがいちばんの問題だ」と述べました。
 いままでゆ党などと呼ばれていたが最近はなりふり構わず賛成に回っている与党の振りをする政党だ。この発言が何を意味しているのかさっぱり分らない。

 都合の良い統計にするのは不可能ではなく可能だと言うことは事実が証明しているのだ。
 統計として全数調査が望ましいことは確かだけれど、可能なのか考えているのだろうか?例えばGDPを全数調査でやればどうなるか想像した事があるのか?
 統計学を知らない議員の発言を、統計学を知らない記者が報じたらこうなった、としか思えない。

 
公明党の石田政務調査会長は「統計の操作は基本的にできないと思う。毎月勤労統計の問題では、実態より数字が低く出ていたから、雇用保険などを追加支給しなくてはいけないのであって、操作して高くなっていたら追加支給なんてありえない。論点が逆転している」と述べました。
 統計の操作は基本できることは既に明らかなのに、何を言ってるのだろうか?
 過年度の分は操作して低くなっていると言ったのは政府なのだから、追加支給になる。操作して高くなっているのはアベノミクスの評価に使った最近の統計であって、問題となっている調査箇所が違う。
 そこの違いを理解していない、論理の逆転だ。そう、逆転しているのは発言者の頭だ。

 野党側の主張に対し、自民党の岸田政務調査会長は「長い過程の中で2015年に総理大臣秘書官が問題意識を伝え、麻生大臣が経済財政諮問会議で問題点を提起した。大きな流れの中での話であり、1点だけをとらえて政府の圧力や関与があったというのは多少無理があるのではないか。さまざまな事情で行われたので、それをすべてそんたくとか意図があったと片づけるのは無理がある」と反論しました。
 これだけが反論となっているのが面白い。だがこれは反論なのだろうか?
 「問題意識を伝え」、「問題点を提起した」と認めているわけだ。そしてそれが大きな流れの中にあるとすれば、一点だけではなく、大きな流れの中に「そんたくとか意図があった」と解釈できるわけだ。
 これって反論ではなくて、安倍政権への批判ではないのだろうか?そうであればNHKも思い切ったことをしたと言うべきなのだが?

 最近NHKニュースはNHKが何を言っているかチェックの為にしか見ない。こんな面白い物を出してくれるのならもっと興味が湧く。

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