拘留されていないのに保釈なの?

 各メディアは普通にこう報道する。
日産自動車のカルロス・ゴーン前会長とグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は勾留の延長を認めない決定をし、検察はこれを不服として準抗告しました。裁判所がこれを退け、弁護士の保釈の請求が認められれば、ゴーン前会長らは21日にも拘置所から保釈される可能性が出てきました。NHK
 勾留が延長されなければ釈放の筈だがなぜか保釈だ。保釈は拘留されている時に釈放する場合に保釈と言ったはずだが、どうなっているのだろうか?

 裁判所は拘留についてこう書く。
勾留とは何ですか。

A. 勾留は,身柄を拘束する処分ですが,その中にも被疑者の勾留と被告人の勾留とがあります。被疑者の勾留は,逮捕に引き続き行われるもので,罪を犯したことが疑われ,かつ,証拠を隠滅したり逃亡したりするおそれがあるなどの理由から捜査を進める上で身柄の拘束が必要な場合に,検察官の請求に基づいて裁判官がその旨の令状(勾留状)を発付して行います。勾留期間は10日間ですが,やむを得ない場合は,検察官の請求により裁判官が更に10日間以内の延長を認めることもあります。また,内乱等のごく例外的な罪に関する場合は,更に5日間以内の延長が認められています。
 これに対し,被告人の勾留は,起訴された被告人について裁判を進めるために身柄の拘束が必要な場合に行われますが,罪を犯したことが疑われ,かつ,証拠を隠滅したり逃亡したりするおそれがあるなどの理由が必要な点は,被疑者の勾留の場合と同様です。勾留期間は2か月で,特に証拠を隠滅するおそれがあるなど必要性が認められる限り,1か月ずつ更新することが認められています。このページ
 ゴーン氏は既に起訴されている。だが被告人の勾留が行われたあるいは請求されたとの報道は無い。当たり前なので報道しないのだろうか?これを省略すれば言葉が繋がらない。文章としては成立しないことになる。

 こんな簡単な文章議論がどのメディアでも正されないのは何故なのか?
 ひな形がそうなっている。
 ひな形通りに疑問を持たずに各メディアは報道する。あるいはこの文章を解釈できない。
 無批判に報道するメディアならばそれは大政翼賛メディアであると白状している。

 ニュース番組で議論していることと全く違うことだが、この文章の件は本当はもっと怖いことだと思う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック