カジノ法案に反対する

 衆議院でカジノ法案に関する参考人聴取が行われた。賛成の立場の参考人が二人いたのだが、その話は限りなくアバウトだった。何となく、カジノを入れれば利益が出て、日本の発展に必要だと。

 複合観光施設を作る事はまったく問題はない。だがそれに対して公費を投入するとなれば、その効果は立証する必要がある。上記の参考人はそれを具体的に示しはしなかった。誰が効果を認識し判断したのだろうか?

 法案はこちらにある。250条まである長い法律だ。当然長い審議が必要だ。

 法律に書いてはいないけれど、重要な観点がある。
 1.採算は取れるのか?(集客数は?日本人or外国人)
 2.カジノは採算にどのように寄与するのか?
 3.日本人をカジノの対象にするのとしないので採算は変わるのか?
 4.カジノ依存症などの弊害は上記の利点より大きいのか?

 こう言った疑問に数字を持って答える必要がある。それがなければこの法案は決定できないはずなのだが。

 その他に状況調査として世界の情勢を認識しておく必要がある。

 世界的に見てカジノは飽和していて採算は上り坂ではない。
 日本はギャンブル大国ではあるがカジノについては空白地帯に等しい。
 だから世界のカジノ業者は最後のフロンティアとして日本を見ている。
 日本にIRを作ろうとしているカジノ業者は海外の業者であり、利益を日本国外に持ち出す事は必然だ。それは競馬や競輪事業と大きく違うところだ。
 IRの収益の中心がカジノであることは周知の事実である。だからカジノ抜きのIRは存在し得ない。

 推進派の検討の深さを私は疑う。そして反対派の見識の高さもよく分った。そして上記の状況を見れば、この法案は日本の国益を損なうものであると確信を持って言い切れる。

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