「説明」と「主張」は違うと思う

 首相は今もこう言う。
安倍総理大臣は、来週の開催に向けて与野党が調整している予算委員会での閉会中審査について、「私自身も閉会中審査に出席し、しっかりと説明を行う考えだ。国民の信頼回復に向けて努力を積み重ねていきたい」と述べNHK
 あくまでも丁寧な説明をすると言う。

 例えば刑事裁判で、検察が最初犯罪事実をのべる。これは検察の主張である。そして被疑者にそれを認めるか聞く。罪状認否だ。ここでは細かい説明は要らない。無罪を主張すると言えばよい。これが「説明」か「主張」かは明らかなことだ。

 例えば首相が激高して言った言葉。正確ではないがこんな事だったか。「私は関与していない。もし関与したなら議員も辞める」後半はどうでも良いが、前半は「説明」ではなく「主張」だろう。しかもこれは罪状認否ではないか?

 どうやら首相は「説明」と称して「主張」をすることを常にしているようだ。

 こんな事も言った。
安倍総理大臣は、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、先週、衆参両院で行われた閉会中審査について、「政府として『丁寧に説明責任を果たしていく』と繰り返し申し上げてきたが、充実した審議が行われたと承知している」と述べました。NHK
 先日の閉会中審査で政府はなにか「説明」をしただろうか?
 それは事実ではない、そんなことは言っていない、
 そんなことしか言っていないのではないだろうか?それが「充実した審議」だと認識しているようだ。「丁寧に説明責任を果たしていく」とは先日の閉会中審査のようなものを指すことははっきりしてしまった。

 今与野党の時間配分でもめていると報道されているが、不毛の議論だ。議論が必要なのは野党の質問時間であって与野党比率ではない。逆に丁寧な説明にどれだけの時間がいるのか与党側から提示したらいいのではないかと思う。マスコミも誤誘導はやめたらどうか。

 説明責任は野党ではなく与党側政権側にある。野党の質問が不発の終わろうと、政権の説明がなければ支持は戻らない。それだけのことだ。
 そして前回と同じ不毛の審査が再現すると首相が宣言した。そう見るのだろうと思う。

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