築地カムバックなんちゃって

 東京都知事の築地基本方針は良く出来たホラ話だと思う。その発言は少し長いがここで見られる。その時に使ったパワーポイントもある。

 この話の良く出来たところが築地にカムバックするところである。築地がブランドであることも確かだし、先々もそうなって欲しいとみんなが思うところだ。それを実現すると言えば確かな基本政策だと思わせるものがある。だが実現すると言っているだけで、確かなものではない。

 それよりも目先の課題を実現していることの方が現実の政治としては重要だと言うことが改めて分ってしまうわけだ。

 つまり、赤字垂れ流し状態の豊洲移転を早期に実施することである。反対派を説得するためにも築地に戻ることは妥協になるとでも考えたのだろうか?

 もう一つの重要な要素がオリンピックだ。そのためには築地を撤去し道路を通す、そしてバスの待機場などにする。これは立場上極めて重要だ。
 そしてオリンピックをスムーズに実施するためにも豊洲移転は早期に実施しないといけないから、盛土の対策なんかやってられない。それをどう誤魔化すかは今は示さなかったが、間に合わない時期に来れば走り抜けるつもりなのだろう。

 従って、喫緊の課題豊洲移転とオリンピックの運営さえやれば、築地カムバックはゆっくりと検討を続ければいいわけで知事の任期も終わるといった寸法だ。
 第一再開発だとか、民間活力の活用などと言っておけば知事の責任などはないに等しいし、広く議論をして欲しいとすれば知事の責任はないに等しい。

 さらに言えば市場を二つ持つ構想について夢を書くだけで具体的なものは何もない。そこを突かれると今から検討するものだという。ふざけた話だ。

 自民党の人気が落ちてきた時だから、少々変な方針でも受けるのだろうが、酷い話だと理解すべきだ。実際に市場に参加している当事者たちは嘘を感じているようだ。そうだろう。

 マスコミは正当に評価しているのだろうか?そこも疑問だ。

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