消費税増税延期の茶番

 これほど茶番満載の件も無いことだろう。

 まず、野党も延期ないし中止を求めている中、後追いの延期は選挙の争点にもならない。だが本当は福祉の延期をするべきなのか、財政再建の修復はどうするのか、争点はあるのだが、野党も言わない与党も言わないとの双方の争点隠しではどうにもならない。

 政府はリーマンショック級と言ってきたが、内閣不信任案の与党の評価では景気は順調だから信任するときたもんだ。とすれば消費税は増税出来るはずなのだが、その矛盾は感じないらしい。
 それに増税は国会で決めた法律のはずなのだが、なぜか国会は会期を終了してしまった。次の国会開催まで内閣の決定だけで国会の決定なしに増税延期で行くのだろうか?
 与党は内閣の言うとおりとしたが、気が変わって増税は予定通りと決議したら内閣は従わなければならないのだ。分っちゃいるけど、変だね。

 与党は経済は順調だと言ったが、首相はサミットでも経済は危機だと主張した。そしてだからこそ消費税増税延期のはずだ。それを明日首相が説明するらしい。厳しく質問しなければ、以前と違ったことを平気で言う人だから、殆ど意味のない会見になることだろう。それこそマスゾエ級の連発だろう。

 増税延期の発表の仕方も何とも姑息だ。首相が閣僚に何かを言ったとマスコミにリークし、マスコミが仰々しく伝える。国民の何人かが既成事実だと思い込む。これがマスコミとグルになってやっている世論操作である。すべてのマスコミが共犯者である。

 何故か内閣支持率は上がったという。だが代わりの内閣が存在しない以上、支持率には何の意味も無い。良くても悪くても内閣は替わらないからだ。
 今の内閣は意外にも本当の世論を気にしている。戦争法案でも法律は決めても実行しない。それは国民が反対していることを知っているからだろう。消費税も上げれば国民が消費が減らすことが分っているから延期する。そうであるならば、気に入らないことを示すべきではないだろうか。
 なにも野党への不信任を内閣を支持すると表現する必要はないのである。


 この一連の茶番劇はマスコミが実は主役なのだろう。マスコミへの鉄槌はどうすればよいのだろうか?若者がマスコミ離れとの鉄槌を下すのだろうか?

この記事へのコメント

2016年06月01日 16:32
風見鶏と呼ばれる人を思い出しました。
国民に活躍を求める輩こそ、活躍してほしいですね。

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