TPPはアメリカのスタンダードだ

 表題はNHK記事の「TPPはこれから全世界のスタンダードになっていく」からとった。同様の表現を各メディアがすると思うが、それはアメリカへのおべんちゃらなのだろう。

 アメリカは軍事力と企業の進出を両輪に世界を支配しようとする。その典型はイラクだ。難癖をつけて軍事力で占領し、その利権をアメリカ企業に分配した後は、傀儡政権をたてて軍を退く。昔のフィリピンと同じだ。
 ハワイについても途中までは同じだが、最後にやむをえず併合した。

 軍事力によらず企業を進出させる手段が今回のTPPである。それゆえ、TPPはアメリカのスタンダードなのである。

 アメリカ企業が活躍しやすいように関税を取っ払い、企業人の出入りを自由にし、投資を自由にし、相手国の政府の干渉を禁止し、何かがあればISD条項で訴える。
 そういえば安倍首相は日本を世界一企業が活動しやすい国にすると言ったが、アメリカ企業がときちんと言った方が受けがよいだろう。

 メディアはTPPが合意されるとはしゃぐ事しきりだが、それは日本国民を不幸せにする。このことも安保法制や原発再稼働と同じく国民の希望を無視した振る舞いであり、公約違反でもある。

 条約は国内法と違って、批准した物を廃案にする場合にはそれなりの補償が必要になるだろう。だが、かつての不平等条約の改定のように粘り強く廃止していかないといけないだろう。

 あるいは企業の活動であるが故に、国民の不買運動がもっとも効果的かも知れないのだが。
 

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック