「強制起訴」って何のこと

 ひどく違和感のある言葉、「強制起訴」

 よく似た言葉で「強制捜査」がある。
強制捜査とは、強制処分による捜査のことを言う。強制捜査の具体的内容としては、被疑者の身柄確保のための逮捕・勾留、物証を確保するための捜索・差押え・検証などがある。wiki
 言葉の響きだけが近く感じさせるが全く違うものだ。こんな風な書きっぷりだ。
平成13年7月の兵庫県明石市の歩道橋事故で、榊和(かず)晄(あき)元明石署副署長(63)への起訴議決を受け、検察官役を務める指定弁護士は20日、業務上過失致死傷罪で榊元副署長を在宅のまま強制起訴した。検察審査会の議決に強制力を与えた昨年5月の改正検審法施行以降、強制起訴は全国初。起訴権限は事実上、検察官が独占してきたが、市民の司法参加を受けた歴史的な起訴となった。産経
 本人の意思に逆らって捜索などをするから強制捜査、本人の意思に逆らって起訴するから強制捜査?? そんなわけないね。本人が望む起訴なんてあり得ない。

 記事に出てくる法律は検察審査会法、そして刑事訴訟法。そのいずれにも強制捜査なる言葉は登場しない。起訴状と起訴議決ばっかりだ。

 「強制起訴」は法律用語なのだろうか?法律に書かれていなくても法律用語はあるのかも知れないが、それで良いのだろうか?
 それとも、マスゴミの悪質なレッテル張りなのだろうか?

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この記事へのコメント

kensatunohanzai
2011年01月04日 12:25
検察審査会法にも「強制」起訴という言葉はありません。全マスコミが使っているこの言葉は、任意捜査が参考人に、強制捜査が容疑者に対して使われるように、小沢一郎が悪事を行った可能性が高いという印象を与える為に使われていると思われます。
 実際は、検察は証拠不樹分で不起訴とし、検察審査会も起訴できる証拠がない場合でも、裁判所に判断してもらい為に起訴すると言ってますから、被疑者被告人に無罪推定が通常の起訴よりも強く働く筈です。ところが通常の起訴よりも、より悪質性が高い者に対する起訴だと言う印象を「強制」という言葉で与えています。菅直人のように「強制起訴されたら離党勧告だ、除名だ、出処進退をあきらかにしろ」というような、違憲違法な主張が広がる元になっています。
2011年01月04日 22:56
kensatunohanzai さん、コメント有り難うございます。
悪い印象を与えるための言葉、まさにそうですね。違憲違法でもありますね。
マスコミに対する小さな抵抗として、書き続けたいですね。

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