牛刀をもって鶏を割く:於ソマリア沖

 このエントリーはソマリア沖派兵、牛刀を持って膾を裂くとはこのことに全面的に依存します。

 牛刀をもって鶏を割くはここで解説されている。
 「牛刀」は優れた技量を喩えた言葉である。とここで解説されている。自衛艦に優れた技量があるか否かはよく分からないのだが、表題の意味が「小事を処理するのに大げさな手段は必要ないたとえ」とするのなら当たっている例えなのだろう。

 海賊達はモーターボートのような船に「重火器」を備えた物だと、テレビは言う。あるいは縄ばしごで船に乗り移るという。
 「重火器」とは機関銃とロケット砲なのだろうか。なるほど重火器だ。

 しかし、自衛艦の持つ重火器を上記ブログは解説する。
  超高密度で20mmまたは12.7mmの機銃を速射
  76mm速射砲って言っても、戦車砲が1分間に100発
 これが当たれば海賊船は木っ端みじんになるとのこと。これは大げさな武器ではないだろうか。

 そして海賊を逮捕するにはこんな大きな船では逃げられるだけだろう。撃沈するか逃げられるか、その二つしかないのだろう。無論、撃沈すれば海賊被害は防げるが、海賊以外の船を誤射する可能性はないのだろうか。

 しかしこの問題は各国共通だ。世界の国々は本当に海賊撃退を考えているのだろうか?イラクやイランやアフガンやパキスタンに軍艦を見せたいと言うことではないのでしょうね?

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この記事へのコメント

ロケットの夏
2009年03月17日 22:14
ソマリア沖の海賊対策にはイエメンが名乗りを上げており、資金提供さえ得られれば独自により強力な対策を実行できることを日本側にも伝えていると言う。
 つまり自衛隊の派遣は「とにかく自衛隊の艦船を派遣したい」と言う日本政府の怨念のようなものに他ならないのだと感じる。
2009年03月17日 23:07
ロケットの夏 さん
日本政府の怨念と思うのですが、中国まで入れた他国も同じだというところに不気味さを感じます。イランなのかと考えたりして。
海賊対策はその基地を叩くことが効果的なのはいにしえからの常識です。それをしないのは本気ではないのだとも思います。
カタカナサヨク
2009年03月18日 13:53
ロケットの夏様の意見とほぼ同意です。
このまま際限なく軍国主義一直線の可能性が高いのに、メディアも政府もなんとまあのんきなことか。
日本に民主主義を根付かせるのは早すぎましたかね?
何のためにアジア・太平洋戦争であれだけの犠牲を払って、人類の英知を代償として手に入れたのか?
好戦的な輩は、すぐ現実だと言うが、アジア・太平洋戦争終結の際のような厳しい現実が存在するのか?
2009年03月19日 00:39
カタカナサヨク さん
民主党が騒がないのは執行部付近の意見が与党と似ているからなのでしょうね。
しかしそれを持って民主主義を否定するべきでしょうか?今、国民が問われている時だと思います。
カタカナサヨク
2009年03月25日 04:22
日本は、どうして向かい合った国、イエメンでの会場警察の育成、援助について議論しないのだろう?そんなに戦争したくて仕方がなく血に飢えているのだろうか?100年に一度という経済危機の昨今、昭和恐慌・世界恐慌の時代と極めて似た時代の動きを感じる。
2009年03月26日 22:59
カタカナサヨク さん
そうするのが本筋なのですが、世界各国が日本と同じく軍艦を派遣している。そこが恐ろしい事ですね。
カタカナサヨク
2009年03月30日 14:54
何度でも書きます。
日本政府はどうしてソマリアの対岸、イエメンでの海上保安庁のような組織の創設と育成という手段を、完全に放棄しているのでしょうか?おそらく、とにかく戦争がしたくてたまらない、平和ボケした政治家と自衛隊のパンとサーカスの現代版なのでしょう。派遣期間と終了要件を決めず、国会審議も十分に経ず、憲法は政権与党の大多数の意見に隷属するという、民主主義の末期的腐敗です。北朝鮮の「衛星」問題に対処する弾道ミサイル配備と同様、海上航路の弾道ミサイル的かつ、前近代的な発想に拘泥して、視野を広く中長期の視点から議論できない、これこそ、防衛省や官邸の間抜けさ加減と本質をあらわしていると思います。
2009年03月30日 22:08
カタカナサヨク さん
海賊対策はその根城を襲うことにより解決します。ソマリアは治安崩壊しているそうですから、これに介入することはアフガンのごとき状況になりかねません。だからこそ各国は手を出さないとも言えるでしょう。
日本政府の指導者たちは世界情勢から判断しているわけではなく、アメリカの要求で動いていることが情けない結果になっているのだと思います。
カタカナサヨク
2009年04月02日 11:39
飯様
コメントありがとうございます。
そうですね、目に見えないGHQが政権与党内には棲みついているのでしょう。したがって、愛国心を煽るくせに、日本国民ではなく、アメリカの国益に沿って政治を行っているという感じが強くします。
繰り返しますが、どうしてイエメンでの海保創設を議論しないのでしょう?それこそが護衛艦よりも、最も平和的な貢献ではないでしょうか?
今回のなし崩し的な護衛艦派遣は、アメリカの意向ももちろんのこと、防衛省という国の暴力装置内部でも、

1.武器は持っていると使いたくなる
2.「防衛」の自己増殖と絶対化
3.防衛省の既得権益保持のための防衛本能と存在誇示
4.平和ボケ

といったものもあることは確かでしょう。
それにしても、戦後、吉田茂は、「自衛の名の下に戦争は引き起こされてきた」と答弁していませんでしたっけ?

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