ビルマの民主化運動
ビルマで僧侶を中心としたデモを行っている。
政府に対抗する反政府ゲリラが暗躍する国は多いが、平和的な市民デモがどのような結果になるか、非常に注目している。以前のVフォー・ヴェンデッタ と言う映画でも市民は静かにデモをし権力者をにらみつけた。
このような動きに注目するのは、いつの日にか日本も同じことをしなければならなくなる日が来るのではないかと危惧するからだ。
一番新しい報道はミャンマー:デモ弾圧 軍事政権、強権体質あらわにで、「催涙弾で死亡したり、けが人がいる」とか逮捕者が100人オーダーだとか。スーチーさんが逮捕されたという報道もある。
目を離せない状況だ。
ビルマを取り巻く国際情勢をこのように言う。
一つの国の引き合いは、冷戦時代の米ソ間に良く見られたが、いまや西洋諸国対中国の時代になってしまったのだろうか。恐ろしい時代に突入してきたものだ。
大国の思惑よりビルマの国民の幸福を世界が望むべきではないのだろうか。
日本の役割を「記者の目」はこのように言う。
政府に対抗する反政府ゲリラが暗躍する国は多いが、平和的な市民デモがどのような結果になるか、非常に注目している。以前のVフォー・ヴェンデッタ と言う映画でも市民は静かにデモをし権力者をにらみつけた。
このような動きに注目するのは、いつの日にか日本も同じことをしなければならなくなる日が来るのではないかと危惧するからだ。
一番新しい報道はミャンマー:デモ弾圧 軍事政権、強権体質あらわにで、「催涙弾で死亡したり、けが人がいる」とか逮捕者が100人オーダーだとか。スーチーさんが逮捕されたという報道もある。
目を離せない状況だ。
ビルマを取り巻く国際情勢をこのように言う。
ミャンマーを取り巻く国際情勢は、決して「一枚岩」ではない。欧米諸国は、軍事政権の人権抑圧を批判して経済制裁を科し、声高に民主化を要求する。一方、アジアでの影響力強化を目指す中国は、ミャンマーへの経済援助を活発化させ、軍事政権の後ろ盾的存在となっている。ミャンマーを一員として抱える東南アジア諸国連合(ASEAN)は、民主化圧力をかければさらに中国に接近してしまうだろうと、関与には及び腰だ。こうした国際社会の対応のばらつきが、これまでミャンマー軍事政権の圧政を許してきた大きな要因としてある。これに対応するように
記者の目 緊迫ミャンマー、涙するスーチーさん=藤田悟(アジア総局)
ミャンマー:中国、早期沈静化を期待イギリスなどが安保理で協議することを主張するなど、国連での議論が始まるかもしれない。しかし、中国の拒否権発動も予想されるところなのだろう。
【北京・浦松丈二】中国外務省の姜瑜副報道局長は25日の定例会見で、ミャンマー情勢について「隣国としてミャンマー情勢の安定と経済発展を期待しており、ミャンマー政府、国民が現在の問題に適切に対応していくと信じる」と述べ、事態の早期沈静化を望む姿勢を示した。中国政府がミャンマー情勢で公式の反応を示したのは初めて。姜副局長は「中国は他国の内政に干渉しない」としながらも「ミャンマー社会、情勢の安定が保たれることは国際社会の利益にもかなっている」と強調した。中国はミャンマー軍事政権が国際的に孤立する中、伝統的な友好国として、欧米諸国によるミャンマー内政への干渉に反対してきた。
毎日新聞 2007年9月26日 東京朝刊
一つの国の引き合いは、冷戦時代の米ソ間に良く見られたが、いまや西洋諸国対中国の時代になってしまったのだろうか。恐ろしい時代に突入してきたものだ。
大国の思惑よりビルマの国民の幸福を世界が望むべきではないのだろうか。
日本の役割を「記者の目」はこのように言う。
国際社会のばらばらな対応を調整する役割が必要とされている。その役割に最も適した立場にいるのが日本ではないか。歴史的関係や政府開発援助(ODA)などを通じて軍事政権とのパイプを持つ一方、民主化勢力からも一定の信用を得ている。中国の進境で相対的地位は低下したとはいえ、日本がアジアで最も安定した民主国家であることに変わりはない。福田外交が成果を上げられたら、福田政権を見直すかもしれない。
この危機的状況に際し、積極外交に乗り出して国際社会の調整役を務め、最悪事態の回避にできる限りの努力をする国際的責務が日本にはあるのではないか。
88年の悲劇が繰り返されることがあってはならないのだ。スーチーさんの涙。その重さを我々はしっかりと受け止め、その意味を自らの胸に問い直さなければならない。
この記事へのコメント
国連とは連合軍のことです。出来た時から社会主義のソ連と、民主主義では無い中国が拒否権を持っていた。そういう組織です。
ロシア、中国の人権意識について仰るとおりです。しかし他の加盟国は本当に人権意識が高いのか?日本は人権意識が低いと言われているし、アメリカの捕虜虐待は有名だし、優等生的なことを言うヨーロッパの国々が旧植民地などに対してきれいな事をやっているか?本当にロシア、中国が一番問題なのでしょうか?
昔からの国際関係から、国連の場で一応議論される形のなったことは進歩だとは思いますが。
仰るとおりですね。
真の「国益」とは友人が出来る事なのでしょうね。
その島は南紀の大島の事ですね。今も昔も漁業で貧しくは無いと感じていますが。
本筋には問題無いようで。
「貧しい」の概念の違いかもしれないですね。脚色もあるような気もしますが。