飯大蔵の言いたい事

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zoom RSS いじめ問題について

<<   作成日時 : 2006/12/03 19:18   >>

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 最近テレビでいじめ問題が多く取り上げられ、討論も行われている。朝生でも長時間やっていたし、他の番組でもあった。しかしその多くのレベルが低すぎてあきれるばかりだ。
 12月3日のサンプロでもやっていたがこれもひどい。しかも、例の教育再生何とかの委員も出ていて、レベルをさらに落としていた。
 出演者のすべてがひどいわけではなく、何人かの現職教師の発言は考えさせるものがあった。

 いじめ問題はかなり前から存在していて、現場の教師たちはそれと格闘してきている。しかしなかなか収まらない。非常に根の深い問題だ。それを少しぐらい議論したぐらいで名案が見つかる筈は無いのである。論者の中にこうすればよいと断言するものが何人もいるが、胡散臭い。
 現場の教師がこうすればうまく行ったと言うのは傾聴するべきだ。しかし、それによってすべてがうまく行くわけではないと注釈が入る。当然の事だ。学校は全国同じではない。教師も全国同じではない。その学校やクラスにより、一つ一つ、少しずつ違った様相がある。そんなものを唯一の案でうまく行くい筈もないのである。

 テレビは「いじめブーム」、「自殺ブーム」と思っているのだろうか。視聴率さえ取れれば良く、自殺を報道しまくり、連鎖自殺を起こさせている可能性を考えないのだろうか。微妙な問題だけに慎重な取り扱いをしなければならない。

 
 最近緊急提言を出した教育再生何たらについて頭に来るのは、彼らの諮問が政策になる可能性があり、文科省経由で現場に指示が下りてくる可能性があることだ。
 彼らが教育現場に永年携わり、真摯な議論をして有効な対策すなわち現場の努力を支える対策を出すのならいいが、およそ現場経験の無いような人たちが偉そうに対策を議論する事自体が間違っている。
 彼らが行うべき事は、法律なり制度が、教育を歪め、子供を苦しめているかをまず調査しないといけない。いじめを扱うべきか否かはその後である。

 今日サンプロに出ていたのは、ヤンキー先生と海老名何とかだ。
 海老名何とかは最近テレビで自殺が報道されないから少しは良くなったのではないかといっていた。では自殺報道もされず、公式にはいじめもゼロだった半年前は今よりずっとよい状態だったとなる。この程度の認識なのか。

 ヤンキー先生はクラスにいじめられていないかついじめていない5人づつのグループを3つ作ればクラスの半数近くになる。先生がそれを主導する。これだ。と言っていた。これも一案だろう。しかし、現場の教師が言った別の方法には、それがすべてのクラスに適用できるのかと噛み付いていた。方法論についての判断も出来ないようだ。
 彼が何故ヤンキー先生と呼ばれるのか、私はよく良く知らない。
 今何故先生をやっていないのだ。何故先生を辞めたのだ。何年先生をやったのだ。その時にいじめはあったのか。
 これらについて情報が無い状況では彼を先生とは呼べない。単なるヤンキーだ。


 いじめは何故起こるのだろう。いじめを受けた子供は何故自殺に至るのだろう。こういう基本的な事柄についての調査はしているのだろうか。何時間討論していても誰も聞かない。近い話があっても推測にしか過ぎない。

 自殺は逃げる為に行う。逃げる先も詰まっていると考えたら、行き先は無くなる。かたや、何かをしたいという希望があれば自殺への障壁は高くなる。
 さらに、誰かを保護しないといけない人たちは「死にたくても死ねない」という。「自殺が出来る人間は幸せだ」とも言う。親が(父親の事が多い)子供を置いて自殺をする際には子供を置いて死ぬ事をわびる。それを責める気にはなれない。彼は燃え尽きたのだろうから。

 百の議論より、実態の調査が先なのだと思う。


 大人たちは偉そうに子供にいじめを止めろ、自殺をするなという。
 しかし、大人の社会でいじめが普通に行われ、年間3万人程の自殺者を出している状況で、本当に子供の目を見て「自殺はいけない」、「いじめは間違っている」と言えますか。
 「いじめられるよりいじめるほうに回って、生き抜け」と言いませんか?大人はその背中で言っていませんか?

 いじめ問題は教育の問題であると同時に、社会の問題なのだと思う。

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社説【「親殺し」に「いじめ自殺」 モノが在り過ぎるから消えてしまう命】
【前書き】  今年、特に下半期は子どもに目が向けられることが多かった気がする。もちろん、教育現場で問題が多発しているためですが、将来を背負うであろう子どもたちのことを真剣に考えることは大切だと思います。今& ...続きを見る
opinion
2006/12/03 20:31
「文部科学大臣からのお願い」…ツッコミかましてよろしいですか?
 しっかしなぁ、なんちゅうんかなぁ、もう怒りを通り越して滑稽だよなぁ、苦笑するしかないのかなぁ……、などと、余裕を見せているが怒り心頭なのである。  昨日息子が学校から「文部科学大臣からのお願い」なる、伊吹からの手紙を2通持たされてきた。伊吹という名を見ただけで、このまえのコイツの発言が浪曲風な響きをもって鼓膜あたりでウロウロしだして、鬱陶しい。不愉快きまわりないのである。  どうやら「いじめ」についての「お願い」らしい。ふん、失笑千万。アホとちゃうんけぇ!!。オノレ等がいじめの元凶で... ...続きを見る
dr.stoneflyの戯れ言
2006/12/05 08:51
「文部科学大臣からのお願い」(2)……うっ嘘だぁ、信じられない!!
 これは「戯れ言」史上、最低のエントリーになるだろう。  もう茶化すことも、戯曲化することもできやしない。  この空虚な気持ちをなにに例えることができるというのだ。  よくやる手法の「冒頭が歌」という手も考えた。  でも、今のこの気持ちを代弁してくれる歌がない。  どんな偉大なアーチストもワタシの気持ちを分かってくれないのだ。  もちろん、揶揄するための名言、格言さえない。  闇とはこのことだろう。  まさに闇、このニポンの闇…… ...続きを見る
dr.stoneflyの戯れ言
2006/12/07 08:30
教基法地方公聴会 懸念次々
おはようございます。ひろです。 ...続きを見る
ミ★ ひろのうろうろ日記 ミ★
2006/12/08 18:05
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D.D.のたわごと
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教育基本法改悪だめーの声を署名にしよう!
こんばんは。ひろです。 いよいよ国会も大詰め。教育基本法改悪法案を絶対通さないぞー!ということで署名しませんか? ...続きを見る
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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
虐め報道に対して「いじめ問題について」はいいとこ突いている。
ヤンキー先生は世間に対して結果的に巧く乗れたというイメージですね。しかし、これも一つの切口ではある。議員さんがそうなんだから。世間が真実を見る目を持たない結果だ。
Hbar
2006/12/04 06:28
「彼らが教育現場に永年携わり、真摯な議論をして有効な対策すなわち現場の努力を支える対策を出すのならいいが、およそ現場経験の無いような人たちが偉そうに対策を議論する事自体が間違っている。」
私も同じことを考えました。
 ヤンキー先生と呼ばれる方は、教師を続けるべきでした。その上での発言なら説得力があるでしょうが、マスコミに乗っかってしまったのでは、人気取りの発言と思われても仕方がありません。
 いじめ問題で大切なのは、「いじめをしたら停学にするぞ」とおどしてやめさせるのではなく、いじめをする子供達の心理に踏み込み,対策を考えることです。
六十路独り言
2006/12/04 13:23
いじめを無くしたいのかいじめによる自殺を無くしたいのか、まずハッキリしてもらいたいモンです。
いじめを無くすのは無理でしょうけど、いじめによる自殺は、結構簡単に無くせると思います。
この2つをごっちゃにしちゃいけませんよ。
全くベツモノですから。
コレわかってないのが多いんだよねぇ(苦笑


その社会でいじめられていても、別の社会でいじめられていなければ、死にゃしませんて。
例えば、学校でいじめられても塾で仲間が居れば、ね。
逃げ場が無い、自分が自分として認められる場が無いから死ぬワケです。
世の中、学校が全てじゃないし塾が全てじゃないし会社が全てじゃない。
でも、当事者はそんなに広い視野でモノは見れない。

社会人ならさて置き、学校に通う子供なら、当事者が目の前の事に汲々としている時に助けるのは親の仕事。
いじめそのものの責任の所在はさて置いて、いじめられっ子が自殺したら、その自殺の責任は両親が負うべきモノです。
滑稽本
URL
2006/12/04 14:17
いじめ、自殺は、学校、子どもの問題ではない。大人の問題、日本社会の問題、格差、競争社会の問題だと気づかなければ、解決はない。それを知っていて、わざとそれに触れない、触れさせない黒い勢力がある。
首藤
URL
2006/12/04 14:20
「いじめ」の方はというと、いじめっ子といじめられっ子だけではいじめは成立しません。
ここに、「傍観者」という名の第三者気取りのいじめっ子が存在します。
こいつらの無言の圧力が、いじめっ子をしていじめの快感を覚えさせ、いじめられっ子をしていじめの苦痛を覚えさせるんですねぇ。


このグループの傍観はすなわち、イジメです。
加害ですな。
いじめっ子の加害責任を問うて、傍観者の加害責任を問わないのは片手落ちどころか、蜥蜴の尻尾を捕まえて喜んでいるようなモンです。

ま、全てがそう、とは言わんけれども、この第三の立場の連中がいじめにどう関与するか次第、というのは結構大きいポイントです
滑稽本
URL
2006/12/04 14:25
コメント有難うございます。
子供の心理がどうなっているのか、ここからスタートしないといけないですね。傍観している子供の心理も重要でしょう。
いじめ対策と自殺対策の優先度は、自殺対策に高いと思います。
社会状況は急には良くなりませんが、自殺しては何も良くなりません
テレビの報道も政府の取り組みも野党の追及も人気取りのような気がして、腹が立ちます。
飯大蔵
2006/12/04 18:37
三島由紀夫の割腹自殺をあざ笑っていた人が当時いましたが、いじめ自殺をあざ笑う人はまずいないでしょう。
いじめとは別に、自殺好きな日本人のメンタリティ−が問題でしょう。
Fujimi
2006/12/10 12:58
Fujimi さん
「自殺好きな日本人のメンタリティ−」は納得しやすい話ですが、http://iitaizou.at.webry.info/200606/article_8.htmlにあるデーターも見てください。
飯大蔵
2006/12/10 20:43

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