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zoom RSS  読書 小沢主義 志を持て、日本人

<<   作成日時 : 2006/09/18 22:17   >>

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 小沢主義 志を持て、日本人を読んだ。
 読んだ結論から言えば総論賛成、各論反対と言うところか。またこの本は普通の日本語で書いてある。誰かさんの「美しい国」とは違って引っ掛かるところは殆ど無い。特に始めのほうは素晴らしいと言える。(総論部分)

 章立ては次のようになっている。内容を少し付記しながら紹介する。
第一章選挙の重さ
 民主主義の基本投票による国民の権利を説く。また選挙運動として多くの人の話を聞き、志を述べよと説く
第二章政治不在の日本
 戦後日本は再配分のみで政治不在でよかったが、激動の時代を向かえ今こそ政治が必要と説く
第三章「お上意識」からの脱却
 お上を官僚とする。官僚ではなく政治家が政治を行うべきと説く。
第四章リーダーの条件
 リーダーは志を持てと説く
第五章21世紀、日本の外交
 国連に指揮権を渡した国連日本軍の創設を説く
第6章日本復活は教育から
 教育の責任を教育委員会から国に移せと説く。


 民主主義の基本と政治家の関わり方を説く部分はすごくまっとうであり、賛成できる。また歴史に学べと説くのも良い。歴史上の倣うべき人物として、織田信長、坂本竜馬、大久保利通、西郷隆盛、伊藤博文、カッコつきだが山県有朋、原敬、教えを受けた人として田中角栄。その評価はかなりのところ私の評価に一致する。歴史認識もかなりしっかりしていると印象を受けた。
 
 今年も行ったようだが、毎年中国を訪問し会談しているようだ。その中で靖国についてもA級戦犯を良とせず、参拝する事は問題ないと明言している。「保守」のほうが中国とは対話が成立すると言われたが、小沢氏のほうがそれにふさわしいだろう。

 総論についてはなかなかの人物だと判断できる。これから党首討論や代表質問が国会であると思われる。小泉首相との討論でも大人と子供というか、話にならなかったが、次の総理大臣では大人と何になるだろう。面白いと言うか、見たいと言うか、怖いもの見たさというか・・・とにかく恐ろしい。


 その各論二つ、外交と教育だが、ページ数が少なくきちんと論は展開されていない。国連軍への参加もその必然性は語られていない。教育責任を国にする件も同じだ。納得の得られる内容ではない。

 国連に軍事をゆだねるのは一つの選択だと理解はする。しかし私は国連と言うものをそこまで信用していない。湾岸戦争は確かにイラクによる明らかな侵略戦争だ。しかしクウェートはアメリカの傀儡政権だし、イラクにはイラクの論理がある。アメリカが手を出さないといったからイラクは攻めたと言う説もある。アメリカはテレビを使って戦争を花見見物のようにしたのも記憶にある。かなりの部分アメリカがエゴを通そうとする国連の運用を全面的に信用する気にはならない。
 湾岸戦争のときの「日本人は血を流さないのか」が相当こたえているような気がする。余り賛成できない。

 教育は教育委員会が責任を持たないから、今の荒廃を迎えたと言う。それも一つの原因と思うが、文部行政も大きな原因だろう。「国と地方がお互いに責任をなすりつけあう」ことを指摘しながら、なぜ責任は国が持つべきと言うのか。地方が責任を持つと言う解もあるだろう。かつての教育委員会公選制を政争の具にされたから止めになったと片付けるのは説明不足なのだろう。
 文部省の指導が現在の教育状況の主原因だと考える私は、国管理にはとても賛成できない。

 この本は「小沢主義」とあるように、彼の基本的な考え方を記した本なので政策は少ししか書いていない。これをもって政策を明らかにしていないと言うのは的外れであろう。政策は代表個人ではなく、民主党として決定するべきものなのであろう。
 代表選挙は無投票で決まったこともあるし、現在のバラバラの民主党で代表選挙に伴う政策議論など行えば党が分裂する危険性すらある。良いとは言わないが、現状では致し方ないのであろう。

 しかしこのままで良い訳はない。参議院選挙までには民主党としての政策を決めなければならないだろう。今までのいい加減なマニュフェストでは耐えられないことは明白だ。
 その時に小沢主義でもってまとめて行って欲しい。政策について小沢主義に言うように支持者の声を良く聞いて決めていって欲しい。それが自身の主義に忠実ということだろう。
小沢主義 志を持て、日本人

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内 容 ニックネーム/日時
官僚に責任があるというのは、一つは政治責任でもあります。
政治家が、決死の覚悟で真実を貫く事ができれば変るのが事実だと思います。文部省創設も政治家が決めています。
明治の政治家達は能力に欠けたからこういう結果を産んだのでしょう。それ以来、教育を考える程の政治家がでなかった。
おババさんのブログにもある、上司がデータを改竄するように勧めるのが公務員というものです。
公務員と言うより、ぬるま湯に漬かり続けた人々といった方が良いかもしれない。
現在の選挙制度では、いい政治家もでません。選挙に当選する為に汲々としているのが現状です。哲学を持つ暇も無いのが現状では、決断が出来る訳がありません。小泉首相も、安部さんも三世議員です。汲々とせず、当選できるからあそこ迄やれる。しかし、それもぬるま湯だ。
世論を作らねば駄目です。一人では何も出来ません。
このブログの流行は世論を創るには良い事です。その為には、注目度を上げるのが一番です。個人で注目度を上げるには、ギャグと、書込む絶対時間を要します。真面目な問題で議論するサークルで注目されてこそ世論の端に加えられます。それが第一歩です。
Hbar
2006/09/19 07:33
すばらしい記事ですね。
全く同感です。
総論部分である政治家の心構え、リーダー論、改革論などは
共感する部分が多いです。
各論として政策的な話をされていますが、少し薄いです。
特に教育については、あの内容ではイメージがわかないので
是非今度発売されるであろう日本改造計画の続編で
展開して欲しいと思っています。
PCU広報
URL
2006/09/20 00:30
PCU広報 さん コメント有難うございます。
 あなたの記事に比べどう素晴らしいのか分りませんが有難うございます。
 小沢氏の志を持てはいいのですが、どのような志なのか、特に国家観が私には不明です。また民主党内調整が不透明ですね。今後の展開を注目したいですね。
飯大蔵
2006/09/20 11:28

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