飯大蔵の言いたい事

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zoom RSS 民主主義とは何か、思い定めておかねば

<<   作成日時 : 2015/09/16 02:17   >>

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 戦争法案が参議院で可決されようとしている。この法案に対して、殆どの国民が審議不足と言い、多くの国民が反対している。にもかかわらず、政権は法律が可決されれば国民は理解するだろうという。これは民主主義に沿っているのだろうか?

 民主主義とは何か、思い定めておかねばならないと思う。

 民主主義とは民が主になる主義だ。王様や貴族や独裁者や政治のプロが、国の方向を決めるのではなく、国民が決める主義のことだ。
 
 国民は高度な専門知識もなく、判断に必要な情報にも疎く、何よりも国の行く先を決める能力に欠けると批判するものも居る。だが、例えその批判が当たっているとしても、国民が決める主義が民主主義であって、日本国憲法に定められていることである。そして、その批判はほんの少ししか当たっていない、総体的には国民は賢明であると私は思う。

 あの戦争の時、日本の国民が忌避したのは当時の腐敗した二大政党だ。どこまで明白な議論が可能なのかは知らないが、国民が軍隊を支持した形跡があったと思われる。あるいは当時の軍部の持っていた憲兵や警察組織の特高が独裁政権に見られる弾圧組織として十二分に働いていたと見るのか。
 当時は国民主権は不十分であったが、軍部のコントロールに失敗し敗戦に至ったことは、国民にとって大失敗であったと言える。
 それを思えば賢明ではないと結論が出るかも知れないが、それに代わる案はどこにあったのだろうか?

 
 さて、国民が決める民主主義だが、国民が直接いろいろなことを決める直接民主主義は現実には不可能である。その理由は、国民の数が多すぎて議論も出来ない、多数をとるのも大変な事が上げられる。さらに決定事項一つ一つに対し適切な判断をするには、決定事項の理解、周辺事情の理解、善悪、その他多くのことを認識しなければならない。それを国民一人一人がすべての案件について行えば、国の生産活動は止まってしまうだろう。

 だから、通常の決定事項については代表を選び、その代表が決定事項を理解し吟味し決めていくことが必要だ。すなわち、間接民主主義だ。彼らは単なる代表であるかも知れないが、望むべくは専門知識を持ち、判断するに必要な高い見識を持ち、国と国民を愛する心を持って欲しいものだ。そういう代表を国民は選ぶべきなのだ。

 民主主義では各案について議論をし、最適な答えを出すことが理想となっている。最適な方針で国を運営していくこと、それが望まれるわけだ。決して国民の一部の利益のために何かをすることは推奨されないわけだ。
 だが最適な答えが全員一致で選択できない場合について、多数決で決めることを行う。その場合でも少数意見の意味を深く斟酌し、必要な措置を入れなければならない。

 今の政権は決めるときには決めなければならないと言うが、議論を殆どせずに、質問をはぐらかしたり全く答えなかったり、答弁した内容を法律に書き込むことすらしない。少数意見など全く気にもしない。
 そんなことでは上記の民主主義での多数決論理を使う資格はないと言うことだ。

 民主主義のもう一つの側面、それが直接行動だ。通常民主主義では法に従って行うとされている。代表を選ぶのも選挙法に基づく、意見の表明も公共の福祉のもと一定の制約がある。だが、政治を行う側が国民を弾圧したり、強制的に意見を封殺したりした場合、法に従えば混乱はないが、国民の意思は踏みにじられる。民主主義下の独裁体制も多くの例があることだ。

 権力が法律を作り、国民を従わせる、あるいは選挙に介入し都合の良い代表しか選ばせない、宣伝により国民世論を操縦する。アメリカが真珠湾攻撃により一気に参戦に向かったのは、一つの例ではないだろうか。

 そうした場合に国民がデモもしくはさらに過激な方法で権力を是正することは、民主主義の一部ではないのかとまで思う。一部なのであって、それを推奨しているわけではない。

 インターネットの普及、放送などによる情報周知の容易さ、これらにより直接民主主義の困難さはかなり是正されてきた。個別案件の審査は大変な労力でありそれは余り改善されないけれど、投票はインターネットにより低コストかつ短時間で出来る。
 国民の意見表明が楽に出来てきたのなら、真に重要な決定は国民投票で行うべきであろうと思う。国民投票で行うのは憲法改正だけではなく、戦争法案の否定も行うべきではないのだろうか?

 こういった事も現政権はやらないだろう。何よりも憲法学者や映画監督や多くの知名人が反対を表明し、通常政治的ではない母親や若者や高齢者が声を上げている事にも目を向けない現政権だから、国民の意見を無視し続けることだろう。

 現状の間接民主主義の制度、司法を中心とした法制度の中では国民の声を実政策に持って行くことは不可能だ。次の選挙で実現せよと正論を言う人もいる。それで間に合うのなら良いのだが、もし戦争法案を実施に移し、他国に攻め入れば戦後70年の努力が水泡に帰す。

 その場合に何をすべきなのか、今はまだ案は持たない。しかし、戦前の反省を踏まえれば、何もしなくても良いとの答えは間違っている。

 民主主義とは何か、思い定めておかねばならない。国会議員の多数決しかないなんてのが間違っている事は誰の目にも明らかなことだ。

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巳蛙
2015/09/17 01:54
すいません、はじめまして(_ _)

自民党の西田昌司が「国民に主権がある事がおかしい」って言ったんですって

今のアメポチ自民党を表してるんでしょうね…

国民無視状態ですね
クルック
2015/09/18 21:25
クルック さん コメント有り難う御座います。
西田昌司って大変な人物のようですね。この手のフレンドに牛耳られた事が自民党を終わらせる事になるのでしょう。
飯大蔵
2015/09/18 23:03

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