飯大蔵の言いたい事

アクセスカウンタ

zoom RSS 集団的自衛権は自衛権であって交戦権ではない

<<   作成日時 : 2015/09/14 01:22   >>

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

 野党は法案の問題点をいろいろ問いただしている。そこに、答弁の揺れが見られ、崩壊しているとも言われている。だがその前にこの法案の基本的なところが正しいとか適当であるとかそんな話を一向に聞かない。そのたぐいの話は、強固な日米同盟と抑止力だけなのだ。納得できるはずもない。

 さて今回の法案は昨年の閣議決定である集団的自衛権の必要最低限の行使が出来る事による変更のみのはずだ。それを元に考えても、話が広がりすぎているような気がする。

 さて集団的自衛権は自衛権の一種であって、交戦権ではない。
ある国家が武力攻撃を受けた場合に直接に攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛を行う国際法上の権利である。wiki
 第3国はある国家が侵略され壊滅した際に、自国の安全が著しく脅かされると考えるから共同で防衛に当たるわけだ。今でもNATOはこんな考え方でいるようだ。これには国家の位置関係が重要な意味を持つ。隣国が侵略されれば次は自国が危ないと言うことだ。例えば朝鮮半島が侵略されたら日本が危ないと言った具合だ。

 さて今回の集団的自衛権は国際法上の権利そのものではなく、日本風にアレンジしたものだという。それが新3要件らしい。
「新三要件」
(1)我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること
(2)これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと
(3)必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと
  こちらから
 まず、共同で防衛を行う国の定義は「我が国と密接な関係にある他国」だ。こんな定義を持つ国はいくらでもあるし、曖昧な定義だからどうにでも解釈できる。つまり政府は世界のいずれの国でも選べることになる。
 ただ「これにより」とあるからその国が攻撃されたことによって存立が脅かされる事にならねばいけないわけだ。

 ここで「他国に対する攻撃」が何を意味するかだ。通常自衛権が生じるにはその国の領土が攻撃される場合を言う。日米安保条約でも日本の施政権の及ぶ範囲内での攻撃が条件になっている。
 だから、中東でのアメリカ軍への攻撃は自衛権の発動には至らないと私は思う。せいぜい、その軍隊を守るための自衛措置までだ。その前に、なぜそこにアメリカ軍が存在するのか、それを明確にする必要があるだろう。

 アメリカ本土が攻撃を受け、アメリカが侵略されれば、日本は存立危機なのか?太平洋を隔ててすぐに危機が訪れるものなのか、疑問だ。

 だから日本近海で日本を防衛しているアメリカ軍のみが検討の対象になる訳だが、公海上のアメリカ軍が日本を防衛しているのか、その定義ははっきりしていないと思う。

 ホルムズ海峡封鎖における経済的困惑は議論があるだろう。だがいずれかの国の機雷封鎖はアメリカ軍を攻撃したから起こることなのか?日本と密接でない国を攻撃する過程で起こることかも知れない。
 アメリカ軍を攻撃すれば危機事態で、違う国ならそうはならない。日本の困り具合は同じなのに違うことになる。どこかがおかしい。
 要するに中東での戦争で石油の輸送が滞る事は日本の安全保障と関係ない事象である訳だ。

 国連決議による活動も、その理由は分らないけれど、拡大するという。国会答弁では弾薬でも何でも補給できるし、後方であればミサイルでも核兵器でも輸送できるという。そんなことは違憲であったはずだ。
 そして国連決議に基づく活動は国連憲章から見て集団的自衛権ではない。だからこれの見直しの条件は政府の必要性のみであって、憲法解釈を変更する理屈は提供されていないことになる。

 集団的自衛権は自衛権であって、これを認めたとしても、自衛以外の交戦権は拡充されない。その簡単な話を理解したいと思う。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
集団的自衛権は自衛権であって交戦権ではない 飯大蔵の言いたい事/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる