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zoom RSS 新たな安全神話か:レベル4実験室

<<   作成日時 : 2015/08/03 21:22   >>

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 こんなニュースだ。
塩崎厚生労働大臣は、エボラ出血熱など危険度の高い感染症の病原体を取り扱うことができる実験施設を巡って、施設がある東京・武蔵村山市の市長と会談し、国として安全対策を強化することなどを前提に、近く、施設を稼働させることで合意しました。NHK
 記事はこう続く。
東京・武蔵村山市にある国立感染症研究所の高度安全実験施設は、エボラ出血熱など危険度の高い感染症の病原体を解析したり、ワクチンの開発を進めたりする設備を備えていますが、地元住民の同意が得られていないことから、現状では危険度の高い感染症の病原体は取り扱えない状況が続いています。
こうしたなか、塩崎厚生労働大臣は3日、武蔵村山市の藤野勝市長と会談し、「施設の稼働は国民の生命や健康を守るために不可欠だ」として、市側の要望を踏まえ、施設の安全対策や災害対策を強化するほか、施設の使用状況などを積極的に情報開示する方針などを伝え、協力を求めました。これに対し藤野市長は、「市民から出された質問などに国が丁寧に説明をしてきたことは理解した」と述べ、近く、施設を稼働させることで合意しました。
藤野市長は、会談の後、NHKの取材に対し、「万が一、エボラ出血熱が国内で発生した場合に備えて、施設の稼働に合意したものだ」と述べました。
会談のあと塩崎大臣は記者団に対し、「安全対策、防災対策を十分に行うことなどを前提に、施設の稼働に理解をいただいた。1週間ほどで稼働の判断をさせていただきたい」と述べました。
 エボラ出血熱に備えることが条件だって。その危険性は今に始まったことではない。それは理由にはならない。

 地元住民が納得したかのような報道だがそうだろうか?
研究所の近くに夫と子ども2人と暮らす50代の主婦は、「近くには学校もあり、大規模な災害が起きたときは心配だ。万が一の際に、どう避難すればいいかや、どうのように近隣に情報が伝えられるのかを、はっきりさせてほしい」と話していました。また、研究所の南側にある雷塚自治会の長井孝雄会長は、「今回の合意は残念だ。施設の稼動は、国から押し付けられたものであり、住民の理解は得られていない。国などには、監視体制を強化するよう訴えたい」と話していました。NHK
 記事でも住民は納得していないという。
 しかし地元の市長が許せばすべて良いとする。日本はそんな仕組みだっただろうか?

 安全と称する施設を自治体の首長と国がごり押しをする。安全と言っているがその保証は何もない。それは原子力と同じだろう。
 例えばもし実験中に施設が火事になったらどうするのだろうか?地震が起こればどうするのだろうか?どうせすべて想定外なのだろう。

 ちなみにこの施設にもこんな話がある。
BSL−4施設の稼動・設置に関する当センターの基本的な考えはすでに「我が国におけるP4施設の設置に関する当センターの見解」の中で述べられているのでそれを参照して欲しいが、今回の中間報告では具体的な提案がなされているので、それについての見解を明らかにしたい。

 第1に中間報告は、国立感染症研究所村山庁舎のBSL−4施設を稼動させることを提言しているが、それには反対である。というのは、当施設は住宅地のど真ん中にあり、周囲には学校等の公共施設がある。施設を稼動し、実験を行えば、事故や火災・地震などの災害時はいうまでもなく日常的にも危険な病原体が施設外に漏出する可能性と危険性は排除できない。そうなれば、近隣住民が現実に感染する可能性があるばかりでなく、毎日感染する不安に悩まされて生活せざるを得ない。このように住民に現実的に被害を与える可能性があるだけでなく、住民を精神的な不安状態に陥れることが確実である以上、当施設は稼動させるべきではない。

また、法的な観点から言えば、わが国にはバイオハザード予防を目的とした病原体等実験施設に関する法令が存在しないが、そのような場合には、WHOの指針に従うべきであるとWHO総会の決議で定められている。高度封じ込め(安全)実験施設(BSL−4施設)に関しては、”Safety in Health-care Laboratories”(1997, WHO)が、「高度封じ込め実験施設かまたは危険度の高い実験施設は患者や公衆のいる地域と往来の激しい道路とから離れて立地しなければならない。」(p.16)と勧告している。以上のように、法的な観点からしても、感染研の村山庁舎のBSL−4施設の稼動は問題があり、反対である。こちら
 それほど安全なものなら、その施設は厚生労働省内の大臣室に至近の場所に作るべきだと思う。

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