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zoom RSS 民主主義における多数決と少数意見

<<   作成日時 : 2014/12/27 22:49   >>

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 しばらくエントリーをしなかったのは私事もあったけれど、個別の事象に余り大きな関心が持てなかったからだと思う。
 内閣が再編されたとか、代表戦がどうとか、無所属議員が入党したとか補正予算がどうとか、みんなそれなりの話だ。

 恐らくこれが今年最後のエントリーになるだろうから、今一番懸念していることを記しておこうと思う。それは多数決と少数意見の尊重だ。

 民主主義は子供のころに教育として教えて貰った。その中では多数決原理と少数意見の尊重が言われた。多数決はすぐに理解できるが、少数意見の尊重はその理由が分らなかった。だが長年生きていれば何となくその意味が分ってくるものだ。

 例えば第二次世界大戦だ。あの時には普通選挙はあったと思うが、民主主義で政治が決まっていたとは言い難い。だが、仮定として民主主義で決まっていたとしよう。
 日本が中国と戦争をしていたのは事実だ。日本が長年攻め込んでいたから、侵略と解釈するのも妥当な話だ。当時の日本人は日中戦争を支持していたのだろうか?そして極めつきがその次のアメリカとの戦争だ。アメリカの国力、すなわちその技術力そして生産力を知っているものはアメリカとの開戦が自滅行為だとすぐに分ったという。その意見が多数だったのか、今では分らない事だ。

 当時の為政者にすれば、そのような意見など取るに足らないものだっただろう。だが「少数意見」としては存在したわけだし、民主主義原則で言えば尊重するべき意見である。

 その結果起こったことは歴史的事実の通り、日本の壊滅であった。当時の権力者たちが判断し、壊滅したわけだから彼らの責任であることは明らかなことだ。
 日本国民はその多くが大変な被害を受けた。日本国民には対アメリカ戦争に賛成であったものと反対であったものがいただろう。反対であったものはその意見が無視されて、なおかつ大変な目にあった。それは被害者ではないのか?

 賛成であったものが酷い目にあったとしてもそれは自己責任と言えるのではないだろうか。さらに言えば自己責任プラス加害者であるとも言えるだろう。

 この例で見るとおり、多数決を通した側は加害責任を問われる可能性があると言うことだ。それを完全に避けることは出来ないにしても、可能な限りコンセンサスを得ることにより加害被害の関係を緩和すること、それが少数意見の尊重ではないのだろうか?

 原発の立地点では地元を二分するようは論議があるのが普通だという。福島の例で言えば、賛成派が多数決を通して、反対派の土地を奪った。それは加害の形であろう。
 意見を聞かれもしなかった近隣の住民に対して純粋な加害者になった。それを認識するべきであろう。

 原発の再稼働において、誰も安全と言っていない原発を、賛成多数で再稼働を進めるものたちは、もし再稼働した原発が賛成しないものに被害をもたらしたら、彼らは加害者になると認識すべきである。
 原発景気すなわち自分の生活のために周辺住民のいのちを奪いかねないことを認識すべきである。

 TPPにおいて「国益」と称する利益を得るものが多数決により進めている。反対者たちは単純に不利益を被るだけなのだろうか?彼らの意見を尊重する必要はないのだろうか?賛成者は加害者意識を持つべきではないのだろうか?

 集団的自衛権を主張するものたちがいる。彼らの政策により、それに反対するものを戦争に巻き込まないだろうか?その明らかな例があの世界大戦で有ったのではないのか?日本人は歴史に学ばないのだろうか?

 こういった事を進める自公政権は、小選挙区の制度により半数の支持もないのに圧倒的多数の議席を持っている。多数決は議員の数で決められるが、選挙制度により死票と化した意見、少数ではない少数意見を尊重するのは小学生にも教える内容だ。今の政治家はそれすら理解できない小児の集まりなのだろうか?

 上記の例のTPP、原発、集団的自衛権は世論調査でも反対意見が多いものだ。それは「少数意見」なのだろうか?

 今年は民主主義が踏みにじられた年だと記憶しよう。そして来年は小学生にも教える少数意見の尊重が行われる年になって欲しいと思う。

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