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zoom RSS 「アイヌ」はいついなくなったのか

<<   作成日時 : 2014/08/20 01:35   >>

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 札幌市議の一人がtwitterに書いた文章で盛り上がっているようだ。それを毎日新聞が報道する。札幌市議:「アイヌはもういない」 ネットで自説 記事にはこうある。
北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長は「いつアイヌがいなくなったのか教えてほしい。国も先住民族と認め、復権に向けて歩んでいるなかで、議員としてあまりにも不勉強で歴史を踏みにじる発言だ。国際的にも恥ずかしい」と反発している。
 まさに「アイヌ」がいなくなった議論だ。だが元々そういう発言だったのか?
@IcloudBurabu アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね。せいぜいアイヌ系日本人が良いところですが、利権を行使しまくっているこの不合理。納税者に説明できません。
― 金子快之@札幌市 (@kaneko_yasuyuki) 2014, 8月 11
 こちらから
 twitterのオリジナルは削除されたそうで、支持者からは非難されているそうだ。

 ここで使われている言葉は「アイヌ民族」であり、「アイヌ系日本人」なのである。それを「アイヌ」と書き換えたのは毎日新聞であり、不当な言い換えだと思う。
 古来の生活、言葉、生活習慣、生業を行っているアイヌ民族は今はいないと言う意味だし、その血筋は残るからアイヌ系日本人であるわけだ。だからその認識はかなりの所正しいわけだ。

 札幌市議とは金子やすゆき氏のことで、彼はブログで書いている。
したがって、民族としてのアイヌは既に滅びたといってよく、厳密にいうならば、彼らは、もはやアイヌではなく、せいぜいアイヌ系日本人とでも称すべきものである」
(引用:世界大百科事典第二版1-34ページ、平凡社。”(と引用した上で)「アイヌ民族は既に滅びた」と言っているのは自説ではなく、事典に書いてあるのです。
私がtwitterで述べたこととまったく同じことが載っていて、こちらが驚くくらいです。
 ここまでは良いのですが、最後がすこし・・・
札幌市議:「アイヌはもういない」 ネットで自説 - 毎日新聞
毎日新聞さん、私の「自説」ではありませんよ。
正しい教育を受けて本を読んでいる国民なら、みな知っていることです。
軽々しく「不見識」と批判する前に、よく勉強し、よく取材してください。
 こう言ってしまえば言い換えられたはずの「アイヌはもういない」を肯定してしまうわけだ。というか区別がついていないのだろう。

 次の日のブログでは
先日引用した平凡社の世界大百科事典は、その後「差別だ」とするクレームがあり、知里先生の没後数十年を経て、なんと出版社が当該部分を削除してしまったとのこと。
 確かに誤解を生む表現であるから、修正するべきものだろう。

 いささか解説すればこうなる。
 日本の北部での歴史は定かではないが、アイヌ語地名が東北まで及んでいることから、アイヌ文化はかなり広く分布していたと考えられている。だが古代の蝦夷が本当にアイヌだったのかは確証を得るところまでには至っていない。東北では蝦夷の勢力が大和に押されていったことは事実であり、江戸時代以降北海道でもアイヌが押されていったことも事実である。
 形質人類学が進歩した時点で、アイヌが縄文日本人に類似していることが証明された。人種差別の根拠が無くなったわけだ。
 明治以降は強力な同化策によりアイヌ文化が消滅していった。同時にアイヌ民族の人口も激減した。アイヌは差別を受け、その文化を捨てる振る舞いに出た。彼ら自身から日本に同化しようとしたわけだ。
 この時の状況が「民族としてのアイヌは既に滅びたといってよく、厳密にいうならば、彼らは、もはやアイヌではなく、せいぜいアイヌ系日本人とでも称すべきものである」に近いものがあった。
 だが彼ら自身が、アイヌ文化を本当に捨てて良いのか、アイヌ民族の誇りを捨てて良いのかと思い迷っていた時期でもある。そうした時に国連での先住民族認定があった。日本政府が人権国家の点数稼ぎのためアイヌ保護に乗り出したわけだ。当然その時に萱野議員の活躍もあった訳だ。
 アイヌを保護する理由は、先住民族に対する迫害と差別の回復である。もはや不可能であるけれど可能な限り行う事だ。
 それには二つのことがある。一つはアイヌ文化の復活と保護だ。
 一つはその担い手でもあるアイヌ民族の保護だ。彼らに対する差別をなくし、過去の差別により生じた経済的不利を脱する手助けをすることだ。

 その議員が非難される理由は、その後の発言による。
利権を行使しまくっているこの不合理。納税者に説明できません。
 それは利権ではなく先住民族の権利なのである。 先住民族について国会や政府の行っていることをよく勉強するべきではないでしょうか。
 ただそのやり方に問題があるのであれば市議会議員として指摘改善すればよいことである。

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