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zoom RSS 歴史解釈を押し付けるNHK

<<   作成日時 : 2014/07/24 21:55   >>

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 新しく発表される資料から歴史研究は進歩していく。だがその歴史解釈は慎重に検討した上で行うべきである。

 昨日だったか、アメリカとの繊維交渉経緯を示す文書の話があった。アメリカとの外交史を示す資料なのだろう。そして今日は中国の認識の件らしい。
1964年1月26日、当時の大平外務大臣が、日本を訪れたアメリカのラスク国務長官と会談した内容を記した外交文書で明らかになったものです。
この中で、大平氏は、中国を巡る問題について、「日本は、国民党政権が、民主的な繁栄した国として、台湾で立派な発展を遂げることを望んでいる」と述べる一方、「台湾が中国本土をも支配しているというフィクションによって、いろいろな問題が出てくる。トラブルが起こるのは、国民党政権が中国全体に対する正当な政府であるとの考えに基づくからだ」などと述べています。NHK
 あるいは
大平氏は、2日後に行われたラスク長官との別の会談で、「世論調査でも、ソ連をいちばん嫌いな国としており、中国の共産党政権に対しては、あまり敵意を持っていない」と述べ
 文章を読む限り、交渉の部分というより認識というか感想に近いような印象を受ける。外交資料を読むのなら、どのような状況での発言なのか、それが必要なことだ。

 ここで語られていることは当時の日本人であれば普通に思っていたことなので、これから何が推論できるのか不思議でもある。

 だがNHKはこんな風に言わせる。
外交史が専門の国立公文書館アジア歴史資料センターの波多野澄雄センター長は「1960年代の初め、外務当局は、将来的に北京の共産党政権を承認するという基本的な将来像を持って、台湾をどうするかという議論をしていたのだと思う。中国大陸は共産党が現実的に支配しているという現状を前提にした現実的な対応を検討していたことがよく分かる」と話しています。
 よく分かるというが少なくとも記事で示された材料からはここで言うことはまったく繋がらない。にもかかわらず当然のごとく記事の地の分でもこんな風に書く。
将来的に北京の共産党政権を承認することを見越した認識を伝えています。NHK
 これが上記のコメントに基づくものであることは明らかだ。この歴史認識は本当に正しいのだろうか?

 中国との関係は日本とアメリカは台湾から共産党へ乗り換えたのだが、双方が緊密に話をしながら行ったことは確かだ。だが最終の局面で齟齬があったと思われている。時系列はこうだ。wikiwiki参照
1971年7月9日 ヘンリー・キッシンジャー大統領補佐官 訪中
1972年2月21日 ニクソン大統領夫妻 北京を訪問
1972年9月29日 田中角栄首相 大平外務大臣 日中共同声明
1979年1月  ジミー・カーター政権 国交が樹立

 ニクソン訪中に日本は驚愕した。日中国交回復にはアメリカが激怒した(と思う)。そしてこれは陰謀論だがのちのロッキード事件でアメリカが復讐を果たしたとね。

 今回日本が日中国交回復を早くから考えていたとのNHKの歴史認識はどんな話に繋がるのだろうか?
 日米繊維交渉では日本が全面妥協したと語っていたが、NHKのアメリカ交渉史の歴史認識をぜひ聞いてみたいと思う。それが分かれば、NHKのアメリカ関係のニュースの聞き方も変わってくるというものだろう。

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