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zoom RSS 新たな成長戦略は経済成長の助けになるのだろうか?

<<   作成日時 : 2014/06/16 21:57   >>

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 新たな成長戦略が作られているようなのだが、それがどの程度経済成長に寄与するのか、少なくともメディアの報道には出てこない。
骨子には、法人税の実効税率の引き下げを視野に「成長志向型の法人税改革」や、労働時間ではなく成果で評価される新たな「労働時間制度」の創設を念頭にした雇用・働き方の改革、それに、いわゆる「混合診療」の適用範囲の拡大や、農林水産業を強化するための農協の見直しなどが明記されています。NHK
 別の記事では。
安倍総理大臣は衆議院決算行政監視委員会で、新たな成長戦略について「『日本経済全体が一変する』というメッセージを強力に打ち出していく」と述べ、経済の再生に向けて、新たな「労働時間制度」の創設や、GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人の運用方針の見直しなどを進めていく考えを示しました。
 「日本経済全体が一変する」ほどの効果があるそうなのだ。

 「労働時間制度」についてはこんな事を言う。
安倍総理大臣は、労働時間ではなく成果で報酬が決まる新たな「労働時間制度」の創設について、「日本人の創造性を解き放って付加価値を高めていくには、残業代という概念がないような時間で働く人々が成果を上げて、上がった成果について評価をしていくことが大切だ」と述べました。
 創造性を解き放つのだそうだ。どのように効果が上がるのか、少しでも検討したのだろうか?ニンジンさえぶら下げればよいと思い込んだだけではないのだろうか?

 しかもこのように限定する。
安倍総理大臣は、「希望しない人には適用しない。職務の範囲が明確で高い職業能力を持つ人材に限定し、それ以外の一般の勤労者は対象にしない。さらに、働き方の選択によって賃金が下がることがないという3原則のなかで対応していく」と述べ、今後、具体的な制度の在り方を検討していく考えを示しました。
さらに安倍総理大臣は、新たな制度の対象を年収が少なくとも1000万円以上ある労働者としていることについて、「今後、経済状況が変化していくなかで、その金額がどうかということはあるが、今の物価水準や賃金水準において、800万円や600万円の方々に適用することは3原則から外れる」と述べました。
 今でも管理職には時間外がない。すでに創造性は解き放たれているはずだ。あるいは営業職などにはノルマ給与がある。こちらもそれに近い効果があるはずだ。どのように評価しているのだろうか?
 そして新たにこの制度を適用する労働者は何人になるのだろうか?少数ならば形だけだが、本音は思い切り拡大する事を狙っているのかもしれない。もしそうならば多くの人の時間外給与を省略して企業が儲かり、それを成長と呼ぶのかもしれない。
 だが同時に消費が減って、経済は後退するかもしれない。彼らにとってはそれは問題無いのかもしれない。

 もう一つの話。
安倍総理大臣は、公的年金の積立金を運用しているGPIF=年金積立金管理運用独立行政法人の運用方針について、「大切な年金をお預かりして運用しており、損になることをするわけがない。経済が成長しているなかで、同じように国債を中心に運用しているのであれば、むしろ年金受給者や年金を納めている方々に対して不誠実な運用で、先を読んだ運用をするのは当然だ」と述べ、見直しを行う意義を強調しました。
 リスクを負わず金利だけ取りたいと誰でも思う。それが出来るといって問題が起これば、この人は何か保障をしてくれるのだろうか?「ボクちゃん知らないよ」というに決まっているわけだ。

 その問題もあるが、年金運用が利益を得たとして、今まで株式を持っていた人の利益が減るだけだろう。株の利益を付け替えれば経済が成長するのだろうか?株価の上昇は1回きりの経済上昇を示すだけだと思う。
 ただ、株の取引を行う会社が利益を得ることだけは確かだろう。

 実効税率の引き下げはわずかな数の黒字企業が潤うだけでどれだけ成長に役立つのだろうか?
 混合診療は将来金持ち相手の医療費が膨らみ医療関係企業が儲かるが、同じだけの国民負担があり、これを成長というのだろうか?
 農協を見直して農業企業を参入させたら何が良くなるか。農業企業が良くなるのは分かるが。

 どれもこれもひどいもの、まともなものはない。国民の生活が悪くなると思われるものはいくつもある。

 つまりこれは日本や日本国民の成長戦略ではなく、企業の成長戦略であることを示しているだけだと思う。

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