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zoom RSS 野中広務氏の証言を「否定」するのだろうか

<<   作成日時 : 2013/06/05 01:12   >>

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 聞いていると頭が変になるニュースだ。

 まずこれが事実だと思う。
野中氏は「田中元総理から当時の状況を明確に聞いた生き証人として明らかにしておきたかった」と述べ
野中氏は、沖縄県の尖閣諸島を巡って41年前の日中国交正常化の際に当時の田中角栄総理大臣と中国の周恩来首相との間で領有権問題を棚上げすることで合意があった、と述べたということです。
 彼は自らを証人としているから証言と認識すべきだ。
政府はこのように言う。
菅官房長官は「尖閣諸島はわが国固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も疑いがないところであり、現にわが国が有効支配している。中国側との間で棚上げや現状維持を合意した事実はないし、棚上げすべき問題も存在していないというのが、政府の公式的な立場だ」と述べました。
岸田外務大臣は「個人の立場での発言だ。わが国の外交の記録を見るかぎり、今日まで棚上げなどで合意した事実は全くないし、そもそも棚上げすべき領土問題が存在しない。わが国の基本的な立場を譲歩するなどということは全く考えていない」と述べました。
 政府の公式記録にはそれはないという。もし合意があったとしてもその記録を永遠に隠せば、公式記録にはないと言い続けることは可能だ。記録を隠すのであれば、それを覆す可能性があるのは証言のみになる。本人は死んでいるが、例えば随行員とか通訳とか証人はほかにもいるかもしれない。

 この話はこれだけを引用していれば正常な話だ。だがNHKはこんな風に報道している。
官房長官 野中氏の「棚上げ」発言否定  
菅官房長官は、閣議後の記者会見で、野中広務元官房長官が中国要人との会談で、沖縄県の尖閣諸島の領有権問題を棚上げすることで日中間の合意があったとする見解を伝えたことについて、「一個人の発言だ」と述べたうえで、そうした事実はないと否定しました。
 どこから「そうした事実はないと否定しました。」と断定できるのか?引用した部分から全く理解できない。公式記録になければ発言はないと官房長官は言ったのか、野中広務は聞いてもいない発言を証言したのか、田中角栄は話してもいないことを言ったのか?NHKの脚色は低レベルすぎるだろう。

 またこんな風にも報道する。
菅官房長官は「尖閣諸島を巡り解決する領有権の問題は、そもそも存在しない。尖閣諸島について、中国側との間で『棚上げや現状維持』を合意した事実はないし、棚上げすべき問題も存在しない。わが国としては、尖閣諸島に関する中国の主張は、いかなる発言も受け入れることはできない」と述べ、中国側の主張を批判しました。
 合意がないのが日本政府の主張だ。だから中国側の見解を「否定」するのが普通だ。
批判とは、誤っている点やよくない点を指摘し、相手に改善を求めることです。批判すると相手が傷つくのではないか、怒ってしまうのではないか、人間関係が悪くなるのではないかと躊躇してしまう人も多いでしょう。でも、批判にはこれからも関係を続けていくために改善を要求するので、伝え方によってはむしろ関係をよくするものです。ここから
 かなり人間くさい言葉のようです。NHKは本当は非難を使いたかったのかもしれません。
非難とは、相手の欠点や過失を取り上げて責めることです。


 こんな風にもNHKは報道する。
中国としては、野中氏の発言を利用して日本に圧力をかけることで、尖閣諸島を巡る対立でみずからの立場を有利にしたいという思惑があるとみられます。
 誰がこんな風に見ているのか、NHKは何を持ってこのように判断したのか明確にするべきであろう。当然これを野中氏が否定している。
記者団が「野中氏の思いを中国に利用されたという指摘もあるが」と質問したのに対し、野中氏は「利用されたくないし、中国の人も利用しようとは決して思っていない」と述べました。
 中国が言うから中国にとって都合がよいはずだとするのは短絡的ではないだろうか。棚上げ論はもっと先の時代に解決をするべきとしたわけで、今のように毎日船を出すことがその結論なのかは分からないことだろう。

 それよりも外交問題はないとする方が異常だと思う。領土問題はなくとも外交問題はあるのであって、それを棚上げにしたに過ぎない。

 政府も外務省もNHKもこの問題を煽りたいのだろうかと思わせる言いっぷり、に聞こえて仕方がない。それはどの国の国益なのだろうか?

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