飯大蔵の言いたい事

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zoom RSS この論説は有害である

<<   作成日時 : 2011/12/14 23:32   >>

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 毎日新聞に各曜日の名前がついた論説が載る。その一つ水説がある。過去のものもいくつか見たが、非常に危険なものだと認識した。

 本日のものもなかなか微妙なものだ。水説:逃げ切らせない=潮田道夫

 この論説で言っているのは高齢者に社会福祉が多く行っているのでそれを放棄して若年者に回せと言うものだ。
 冒頭こんな感じだ。
ある県庁の幹部職員だった人の年金月額を聞いて驚いた。45万円だという。年間540万円ということになる。
 現役世代より多い年金収入はおかしいだろうという。それはそうだ。
 しかしその収入は、国の福祉制度によって施しを受けているものなのか?その収入の来る所以を一切言わない。それは不当ではないのか。
 というか、それは自身は分かっているがわざと言わないことによってある結論へと導く下劣なやり方と言うことだ。

 さらにこんな事も付け加える。
ジニ係数という格差の大きさを示す指標があり、ナマの数字では日本は独仏などより小さい。しかし、課税や社会保障給付が行われた後のジニ係数は逆転する。つまり、日本の所得再分配政策は先進国の中でとても貧弱なのだ。しかも、それは高齢者に手厚く子育て世代に薄い。世代間の不平等がひどい。
 日本のジニ係数が高くなったのは、高齢者が増えたからと政府は主張していた。それを思い出したのであろうが、その説明は世代間の不平等のせいではない。高齢者の中での格差が大きいことが理由としていたのだ。軽くこう言った事を入れるのも下劣ではないのか。

 さらに
日本は高齢者世代が政治を牛耳る「シルバーデモクラシー」の国になっている。20歳代や30歳代の若い世代の投票率は衆院選でも40%程度だ。60歳代以上は80%ぐらいはいくから、人口以上の比重となる。政治は引退世代の歓心を買う方向に走る。
 高齢者は格別元気なようだが8割も投票に行けるだろうか?第一それほど力があるのならば高齢者特別の医療制度など出来るはずもないだろう。政治家は高齢者をバカにして無視している証拠ではないのか。

 最後にここまで言えばもう許せない。
少々きつい言い方をするなら、「逃げ切り世代」から夜具の一枚もはぎ取って、赤ん坊にかぶせてやるべきなのである。
 この言葉から思うのは少ない年金生活をしている人からお金をはがし子供を持つ世代に渡せと言うのかと。そしてそうすれば子育て世代の賃金はさらに減らせるなと思うのだろうと。

 私の考えを入れて修正した論を書いておく。
 一部の高齢者の年金は確かに大きい。だが大きい年金は高額の共済年金と厚生年金によるものだ。それは現役時の給与が大きく高額の厚生年金などを支払ってきたからだ。そして厚生年金には国庫負担はない。
 年金は個人によって非常に大きな格差がある。だから減額すべきは高齢者全部の年金ではなく、高い年金を取っている高齢者のものである。ただしこの年金も、税金によるものではないから、制度変更に対する丁寧な説明と年金受給者の合意が必要である。彼らが悪者だから減らせと言うものではない。悪事から「逃げ切る」事ではないのである。
 福祉も税金も負担すべきは高齢者ではなく富裕層であるべきだ。富裕層は高齢であろうと若年であろうと関係はない。一部の高年金高齢者がいるとしても高齢者すべてに負担させる理由にはならない。


 こう言った論説はちまたに沢山ある。どのような言い方をしているのか、学習する価値はあると思う。

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