飯大蔵の言いたい事

アクセスカウンタ

zoom RSS TPP賛成論の弱々しいこと

<<   作成日時 : 2011/10/31 01:06   >>

ナイス ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 4

 TPP:基礎から分かるTPP 毎日新聞は日曜日に向けたTPP解説のようだが、どうもおかしな雲行きだ。
◇米国積極的、中国けん制も

 Q 米国主導のイメージだ。

 A 米オバマ政権が09年に参加表明したのが、拡大交渉の発端だからだ。08年のリーマン・ショックで経済が低迷した米国は、成長市場のアジアに目を付けた。工業品や農産物の輸出を増やしたり、得意な金融分野で海外展開を強化したいようだ。日本も参加させて世界1、3位の経済大国が加盟する大型EPAに育て、中国をけん制する狙いもありそうだ。11月の大枠合意後、関税率や規制緩和などの詳細を詰めるため、日本国内では「早期に交渉に参加すれば、ルール作りで日本の事情も考慮してもらえる」との意見もあるが、参加に慎重な意見も高まっている。
 この部分は賛成論のはずなのだが、どうもおかしい。米国主導とすれば日本従属だ。そう書けばマイナスイメージのはずなのだ。まして「ルール作りで日本の事情も考慮してもらえる」なんて卑屈そのものではないか。
 第一、成長市場のアジアと言いつつ、中国牽制とはこれいかに。矛盾の塊ではないの?

 続いて
◇輸出拡大、雇用改善も期待

 Q 日本にとってメリットは?

 A 輸出が拡大し、国内雇用を増やせるかもしれない。自動車や家電で競争している韓国は米国や欧州連合(EU)とFTAを結んでおり、日本の産業界のあせりは強い。対外投資がしやすくなれば、海外で稼ぐチャンスも広がる。また、輸入品が安くなれば消費者にはメリットだ。
 メリットは「かも知れない」、「チャンスも広がる」であって確実でもない。あるのは輸入品における消費者のメリットだけであり、これは国内雇用の縮小を招くのは常識だ。
 何とも弱々しい賛成論ではないか。今までの日米関係がどうとかの恫喝は何処へ行ったのだろうか?

 反対論は
◇農業、医療など反対論強く

 Q デメリットは?

 A 農業団体は「安い農産物が出回れば、国内農家は経営が成り立たない」と心配する。農家1戸当たりの農地面積は、米国が日本の約90倍、豪州は約1500倍と格差が大きい。TPPでは、日本が過去のEPAで除外してきたコメや小麦、乳製品、牛肉など940品目についても関税撤廃を求められる。また、食品安全基準の緩和を求められる可能性があり、消費者団体は食の安全を懸念する。日本医師会は、保険診療と保険外診療を組み合わせる混合診療の拡大や、外資の病院経営参入などで「医療格差が生じる」と批判している。
 問題点がかなり抜けてはいるがメリットよりデメリットの方が分量が多い。

 最後に
◇思惑含み、効果試算も複数

 Q 国内全体ではどうなる?

 A 各省の影響試算は推進、反対の思惑も混じり整合性がとれていなかった。経済産業省は昨年、日本がTPPに参加しなければ20年に日本の実質国内総生産(GDP)が最大で1・53%(10・5兆円)減り、81・2万人の雇用が失われると試算。一方、農林水産省はTPP参加で農業生産額が年4・1兆円減り、340万人が失職するとしたが、いずれも前提が極端だと批判された。内閣府が今月、農業などの生産減をその他の分野の生産増が上回り、実質GDPは10年間で0・54%(2・7兆円)増えるとする試算を公表。政府はこれを「統一見解」とする方針だ。
 農業の生産減があることを認めた統一見解らしい。農業輸出が有望だとするメディアの報道は政府の統一見解で否定されたことが面白い。どの程度農業が衰退するか示さないところもこの見解の欺瞞性がある。
 それよりも10年間で2.7兆円とは何とも少ないメリットであること。その程度の金額で参加するとするバカな政治家の顔を見てみたいと思う。
 それよりも、実はデメリットはそんなものではなく、政府の統一見解なるものがでたらめのカタマリであるとの議論をするべきなのだろう。

 今までマスコミはTPP推進に前のめりだったと思うが、微妙にトーンが変わってきていると思う。たぶん国民の反対が多いと察知しアリバイつくりをし始めたのだろうと思う。もう少しの活動が必要だろう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
コメ輸入自由化や、郵政民営化のとき同様、マスゴミは、政権与党と官僚、それに財界と米穀と同じ発想しかできない間抜けだということが、自覚できていないようですね。TPP問題に関しても、例のごとく、肝心の論議を深めたり、問題点を提示したりすることなく、ただ単に、農協を槍玉にあげて、農協こそ絶対悪として世論を染め上げようとしている。人口70億人時代を迎えて、食糧・環境問題については、何も考えず、目先の自分の身の安泰と、カネのことだけで頭がいっぱいのようです。官僚にたてつこうものなら、何でもかんでも異論反論絶対悪のレッテルを貼って排除するって、なんと貧相なのでしょう。戦後の一時期、食糧難で、都会からヤミ米を求めて地方に行っても、肝心の米がなかったという社会的事実と、第一次産業と第二次産業の根本的な違いを、すっかり捨象できるって、マスゴミやTPP賛成論者って、食料や医療の代わりに、カネさえあれば生きてけるらしい。恐らく、本音は原発問題も沖縄の基地問題も、マスゴミの奴等には関心皆無だし、脳みそがないんでしょうね。
カタカナサヨク
2011/11/02 13:18
カタカナサヨク さん
農協悪玉説は今日のニュース23でやっていましたね。当然署名が1000万集まったことは伏せていたわけで、卑怯ですね。カタカナサヨクさんは騙されないと思いますが、ヤバイですね。

飯大蔵
2011/11/04 01:14
コメントありがとうございます。
言葉が感情的な書きなぐりになり、申し訳ありません。
それにしても、マスゴミ、特にテレビは、TPP参加推進の方向で報道をし、問題点を一切指摘しない。一時的に騒ぎ、今は知らん顔。ニュースを補うようなバラエティー系番組でも、政局になると、さも一大事のように否定的にとりあげるけれども、TPPは知らん顔です。私の理解では、TPPは要するに、ヒト・モノ・カネ・サービスの流れを自由化するということであり、平たく言えば、参加国の「中心」である米国のやり方を、経済外的強制とでもいうのでしょうか、国際交渉の形式をとって、押し付けることのように感じます。日本の場合、せいぜい米(コメ)農家を悪玉にしていますが、実は、TPPが発効すると、第二次、第三次産業の分野まで、おびただしい「国際競争力がある(=低賃金の)」労働者が流入し、反面、共生社会も社会保障も整備されないし、派遣労働にいたっては法をなくすどころか、奨励されるでしょう。日本の産業構造や、それらに従事する就業人口、売り上げの割合を見ても、中小企業やサービス業に従事する人たちに、しわ寄せが行くことは明白であるはずなのに、権力の一端を担い、高給と安定した禄を食む、マスゴミ、特にテレビ局は、既得権益を失うどころか、強化するきっかけを失うから、ウォール街のデモは報道しないし、ギリシア国民のデモに至っても、怠け者の自業自得扱い、ましてや、日本のTPP参加問題など、知らん顔ですね。
カタカナサヨク
2011/11/08 06:08
カタカナサヨク さん
仰るとおりですね。ただ既得権益だけでは説明出来ない恐ろしさも感じるのですが。
飯大蔵
2011/11/08 23:28

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
TPP賛成論の弱々しいこと 飯大蔵の言いたい事/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる