飯大蔵の言いたい事

アクセスカウンタ

zoom RSS 総理大臣の「私の考え方」は個人の考え方なのか

<<   作成日時 : 2011/07/15 22:19   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

 NHKはこんな風に報道する。
菅総理大臣は、13日に、将来的には原発に依存しない社会の実現を目指す考えを表明したことについて「原発事故を踏まえて、エネルギー基本計画の見直しなどの検討が進んでおり、そうしたなかで、私自身の考え方として、原発に依存しない社会を目指すべきと考えるに至った。計画的、段階的に依存度を下げ、将来は原発がなくてもきちんとやっていける社会を実現していくべきだという、私の考え方を申し上げた」と述べ、政府の見解ではなく、個人の考えだと説明しました。
 NHKは「私自身の考え方」を政府の見解ではなく、個人の考えだと説明する。NHKが思っている「政府」とは一体何のことだろうか?

 靖国参拝の時に参拝するのは公人か私人かと議論があった。内閣総理大臣と書きながら私人だと強弁したり、ポケットから小銭を出して私人を強調したりもした。だが何処まで行っても総理大臣は総理大臣だと認識されたことは確かだ。
 今回の菅総理の発言は国会の本会議のものだから、間違いなく総理大臣として議事録に載るものだ。その発言は個人の発言ではあるが公人としての総理大臣の発言であることは間違いがない。これが「政府」の発言か否かは「政府」の定義によるが、政府を代表する総理大臣の発言であることは確かなことだ。
 国会での総理大臣の発言を個人の発言としてしまえば、メディアが報道する政治家の発言はそのすべてが単なる個人の発言に過ぎなくなる。メディアは本当に何を言っているのか分かっているのだろうか?

 その他の人からも批判が相次ぐと報道では言う。だがその中身はそれにはそぐわない。
「政府内でも、原子力の依存度を徐々に減らしていくことはほぼコンセンサス(意見の一致)がある。ただ、ゼロにするかどうかの大きな議論は、もう1回やらざるを得ない」玄葉国家戦略相
原子力発電の位置付けを含め、今後のエネルギー政策のあり方は予断なく議論を行う」海江田経済産業相
「遠い将来の希望という首相の思いを語った」と述べ、内閣の政策目標ではなく、首相の個人的な「思い」枝野長官読売
 これらの議論では枝野長官が14日午前の記者会見で整理してくれたように、短期、中期、長期に分けて考えないといけない。
 短期については原発の安全性を図りつつ電力の確保をしないといけない。そのための国民の理解も必要。
 中期については、国民、野党含め原発依存度を下げていくことはコンセンサスがとれていると認識できるため、具体的な計画を立てていく必要がある。ここまでは政府としての具体的な行動だ。
 長期については単に夢とは言い難いが、この政府の行動と言うよりは菅首相が示した方向性だ。この事について菅首相の言葉を引用しておく。
私の表現で申し上げたのは、原発に依存しない社会を目指す、計画的、段階的に原発依存度を下げ、将来は原発がない社会を実現する、そのように申し上げました。そしてエネルギー政策というのは、ある意味では社会の在り方そのものを決める極めて大きな政策でありますので、私は国民が最終的には、どういうエネルギーを、そしてどういう社会の在り方を選ぶか、これは当然国民が選択すべき大きな政策課題、政治課題だろうと、このように考えております。
 この事は菅内閣のタイムスパンに絶対に入らないものであり、菅直人の政治主張ととらえるべきものだろう。例えばこれが民主党の政治主張となり得るのかは、民主党内での議論や、意見の合わないもの離党等を含めた大きくて長い議論を要することだろう。
 首相や代表が一言言って決まるものではないことは、明白すぎることだ。

 だから、大きな議論はやらざるを得ないし、エネルギー政策も見直しをせざるを得ないし、長期の思いも議論の必要があるわけだ。何もおかしな所はない。

 こんなことを言う人もいる。
自民党の谷垣禎一総裁は「首相が原発に対する国民不安を利用して延命を図ろうとする。国民不在のパフォーマンスだ」と非難した。毎日
 原発依存を減らしたい思いは国民に共通しているし、自民党もその方向ではないのだろうか?国民の思いを政策に入れることがパフォーマンスだとしたら政治家は何をやったらよいのだろうか?それとも自民党はパフォーマンスをしないので国民の思いとは逆のことをやるというのだろうか?

 あるいはこんな報道もある。ベトナムでの原発建設は推進、「脱原発」とは別
 記者会見で
枝野官房長官は15日午前の記者会見で、日本の受注が決まっているベトナムでの原子力発電所建設について、「わが国が(東京電力福島第一原発の)事故を乗り越えて安全性をさらに高めることへの評価も得ないといけない。輸入する国がどう判断するかがまずは重要だ」
 と述べたのであって、推進するとは一言も言っていない。あるいは、「段階的に原発依存を減らすことは原発を安定的に運転することも意味するから、安全性の評価も得たい。」とも言ったのであって、それを踏まえて受け入れ国の判断だと言ったに過ぎない。残りの部分は読売新聞の脚色だ。記者会見を聞いたから間違いない。



 菅首相の記者会見に対してはメディアや一部の政治家たちがヒステリックな声を上げていると感じる。よほど脱原発が嫌いな人がこの世にはいるのだと感じる。それは誰だろうね?

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
原発に代わる代替エネルギーは? その4
代替エネルギーを考える会に出てみたが、ちょっと自分なりにまとめてみたので、レポートしておく。 ...続きを見る
早乙女乱子とSPIRITのありふれた日常
2011/07/24 02:13

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
総理大臣の「私の考え方」は個人の考え方なのか 飯大蔵の言いたい事/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる