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zoom RSS 民主主義とマスメディア

<<   作成日時 : 2011/04/23 00:21   >>

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 民主主義を教える教科書には、民主主義にはマスメディアが必須であると書いてあるはずだが、最近そのような物を見ない。調べる手段を持たないが今はどうなっているのだろう。

 メディアの報道で振り込め詐欺事件を知ればそれに気をつけようとするし、交通事故を見れば周囲を見るようになる。政府の規制を知ればそれを前提に生活を考える。そういった利益はあるが、上記の文脈で言えば、民主主義の根幹である選挙の際に必要な知識をメディアにより知ることが必須だからだ。

 地方自治体でその首長の振る舞いが分からなければ、現職で再立候補した時に判断が出来ない。それは当然のことながら国政でも同じだ。

 日本では太平洋戦争に至る過程で当時の新聞が偏った報道をしたことが周知の事実となっていた。それ以前の日本での民主主義があったとされる時期には自由公論があったはずだ。一応それが崩れて、政府発表記事の塊になったと認識されているはずだ。朝日新聞始め大手の新聞社はそれへの反省から再出発しているはずなのだが。

 今「民主主義とマスメディア」で検索してみれば、上記のようなマスメディア論は見つからない。いくつかのブログで現在のマスメディアを嘆き、本来の形に戻るように言う。本来の形とは冒頭に書いたマスメディアの役目だが、それは当然分かっていることだから書かれない。

 
 国政に関わる事は報道でしか知るチャンスはない。今の政権がしっかりやっているのか、とんでもないことをやっているのか、それは報道を通じて「知っている」つもりなのだ。今の菅政権がどうか鳩山政権がどうか麻生政権がどうか、私の知識は正しいのだろうか?

 自身の属する小さな自治体であれば、議会の傍聴も出来るし、議員も比較的近くにいる。メディアでも報道されるがそれが事実か否かは努力をすれば検証可能である。ただ、市町村合併などにより物理的距離が広がることによって困難になっていく事は確かだ。

 さて国政に関して、自民党政権と民主党政権に対するメディアの態度は不変なのか?私は政権批判に変わったと思う。最も変化が激しいのはNHKだ。民間もかなり変わっている。

 例えば小沢鳩山を追求する検察の動きに対し、メディアはそれを書き立てた。菅に変わってからも消費税を強く主張しているように書き次にこき下ろした。これは露骨な選挙干渉なのだが、それもメディアの機能なのだろうか?

 政府関係者の話として政府内情報を限りなく漏洩させた。国民にとって面白くない情報であれば何でも言うやり方だ。
 民主党政権はマスメディア攻撃の前には徹底的に無力だ。これが権力を持つ政権の姿なのだろうか?

 自由と民主主義は共通の理念だそうだ。そしてその理念にはマスメディアを入れることが必須なのである。民主主義の定義にマスメディアを含めないと正確ではないのだ。
 民主主義とは国民が指導者を決定する仕組みを持つが、国民に知識を与えるマスメディアの存在が必要である。マスメディアはある方向性を持つ情報を国民に与え、世論調査による多数派暗示なども駆使して国民を特定の方向に誘導することを任務とする。その任務では決して誘導されていると悟らせてはならない。あくまでも「自由」であると認識させないといけない。
 これが「自由と民主主義」の中身である。
 また、日本においてはアメリカの圧力は巨大である。これも圧力によって動いていると国民に悟らせてはならない。マスメディアの役目はここでも重要なのである。

 小泉政権での態度とか菅政権に対する態度から判断すれば、今のマスメディアは新自由主義を推進する立場であり、アメリカの政策に従順であることは確実である。これが今のマスメディアの持つ一定の方向なのであろう。

 小さい政府、規制緩和を褒め倒したのは記憶にあると思う。格差についても格差があるのは当然とか自己責任を言いつのったことも思い出すであろう。
 民主党政権においては、アメリカが怒ると言いつのり、国民へのバラマキを糾弾する。成長戦略を主張し、インフレ政策も後押しする。消費税増税、法人税増税はその主張の核だ。

 マスメディアは狡猾であることも確かだ。国民が要望しないと思えばその主張は引っ込め逆の主張にすり替える。例えば反原発は今の流れだ。だが、電力不足をこれから半年かけて言い続けて、原子力も必要と論を変えていくことだろう。
 民主党が消費税を上げたがっていると報道するが、それはどのような情報に基づくのであろうか?所得税法人税消費税を含めて検討すると言うのを消費税だけ残していないだろうか?多くの良心的ブログが菅政権攻撃のために同じ論理を使うのはやはりおかしいと思うべきなのである。

 民主党政権発足時にフリージャーナリストにも取材させるようになった。だがその報道が国民の多くに伝わらない。インターネットは強力だから可能なはずだが、なぜだろうか。そこにはメディア側のノウハウがあることだろう。

 今の民主主義が私のいっているような物だと認識すれば、メディアの報道をまずは疑い、インターネット上で可能な情報を入れて修正を行う。私が非力ながら行ったことはブログに書く。それがどこまで広まるかは大変悲観的なのだけれど、蟷螂の斧のごとくやるしかない。

 最後にこの言葉を引用しておこう。昔の人は偉かったと思う。
第十二条  この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。日本国憲法

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2011/04/23 00:54

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