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zoom RSS 国際緊急援助隊は防衛大臣が派遣するのか

<<   作成日時 : 2011/02/23 18:35   >>

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 ニュージーランド地震の対応のため国際緊急援助隊を早くも派遣することになったのは良いことだ。だがその中で起こる不協和音は情けない限りだ。
NZ地震:専用機の保護者同乗、幻に…外相表明も法の壁
 ニュージーランド地震を受けた政府専用機派遣を巡り、政府内での調整不足が露呈した。前原誠司外相は22日夜、「うまくタイミングが合えばという前提だが、現地に行きたい(被災者の)保護者も乗ってもらうよう段取りを今している」と述べ、政府専用機に国際緊急援助隊だけでなく、被災した富山市立富山外国語専門学校などの学生の保護者で現地入りを希望する人の搭乗も受ける意向をいったんは表明した。

 ところが、政府専用機を管理、運用する防衛省は「家族を乗せることについて、外務省から正式な依頼は来ていない」と説明、搭乗は見送られた。今回の派遣の根拠となる国際緊急援助隊法は被災者の保護者を想定していないという。北沢俊美防衛相も「聞いていない」と完全否定した。 毎日
 ここでは「法の壁」と言っているが本当にそうなのか?
 あるいはこんな表現もある。
ニュージーランド地震を受け、北沢俊美防衛相は23日午前、被災者救助のため国際緊急援助隊を政府専用機で派遣する命令を出した。毎日
 国際緊急援助隊を派遣するのは防衛相と明らかに言っているが、本当にそうなのだろうか?

 読売新聞を見ると表現が違う。
政府は一時、連絡が取れない学生らの家族を政府専用機に同乗させることを検討したが、時間の都合などで見送ることにした。読売北沢防衛相は23日朝、ニュージーランドで発生した地震に関し、現地に国際緊急援助隊約70人を輸送するため、航空自衛隊に対し、政府専用機2機の派遣命令を出した。

 同日午後2時ごろに成田空港からニュージーランドに向けて出発する予定だ。読売
 こちらでは時間の都合としか書かれていない。テレビでは防衛相の「聞いておりません」が流されている。
 明らかにこれは外務省と防衛相の調整不足を意味しているのだろう。だがそれ以上に防衛相の「いじわる」と「悪意」を感じる。政治主導ではないことだけは確かなようだ。

 防衛大臣が派遣するのは国際緊急援助隊ではなく国際緊急援助空輸隊である。これは毎日の記事にある。
防衛省は国際緊急援助空輸隊(約40人)を編成。同日午前9時に千歳基地を出発、成田空港で警察官や消防隊員、国際協力機構(JICA)や医療関係者など約70人を乗せ、約10トンの救助機材を積み込み午後1時40分に現地へ向け出発する。24日午前0時過ぎに一部閉鎖が解除されたクライストチャーチ空港に到着する予定だ。防衛省によると、自衛隊以外の国際緊急援助隊を政府専用機で輸送するのは初めて。
 そして国際緊急援助隊の派遣に関する法律を見ればはっきりする。
(関係行政機関との協議)
第三条  外務大臣は、被災国政府等より国際緊急援助隊の派遣の要請があつた場合において、第一条の目的を達成するためその派遣が適当であると認めるときは、国際緊急援助隊の派遣につき協力を求めるため、被災国政府等からの当該要請の内容、災害の種類等を勘案して、別表に掲げる行政機関(次条において「関係行政機関」という。)の長及び国家公安委員会と協議を行う。
2  外務大臣は、前項の協議を行つた場合において、第一条の目的を達成するため特に必要があると認めるときは、自衛隊法 (昭和二十九年法律第百六十五号)第八条 に規定する部隊等による次に掲げる活動につき協力を求めるため、防衛大臣と協議を行う。
一  国際緊急援助活動
二  国際緊急援助活動を行う人員又は当該活動に必要な機材その他の物資の海外の地域への輸送
別表 (第三条関係)

内閣府 警察庁 総務省 消防庁 文部科学省 厚生労働省 農林水産省 経済産業省 資源エネルギー庁
国土交通省 気象庁 海上保安庁 環境省 防衛省
 政府専用機はボーイング747(ジャンボ機)2機であって、自衛隊が運用している。それによる輸送が今回の任務になる。
 JIKAの国際緊急援助隊(JDR)のあゆみを見れば国際緊急援助の歴史は古く、盛んに活動している。だがこうした活動が自衛隊中心と思わせる事態がここ最近続いている。毎日新聞の記事はそれを思わせるものだ。今や読売新聞より毎日新聞の方が流れに敏感になっているようだ。

 今回政府専用機は2機派遣される。積み荷は70人と10tの機材だ。十分積めるだろう。
帰路に日本人の被災者を搭乗させるかどうかについて、枝野官房長官は23日の記者会見で、「可能な余地があると聞いているが、具体的な検討はしていない」と述べた。読売
に は嫌みが含まれているのだろうか?

 細かいことに拘っているが、実は重要なことだと思っている。

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防衛省は、歴史の史実にほっかぶりし、責任回避して、またぞろ、戦前の愚行を繰り返したくて仕方がないようです。菅内閣も、防衛省に半ば恫喝されて?海外に出したくて出したくて仕方がない?一連の北アフリカ諸国での混乱を見ていると、軍という国家の暴力装置の危険性を想起せざるを得ません。国際緊急援助隊は、防衛省とはまったく別の組織・機能とし、内閣総理大臣もしくは官邸が中心となって、コントロールすべきです。あまり報道はされませんが、自衛隊は、酷使気取りで、不謙遜になりすぎだと思います。ヒゲの砂糖隊長さん、勇ましいことをほざく前に、自分たちのイラク派兵について、きちんと総括してみなさい。繰り返すようですが、新聞などで指摘されるように、現在の空気は、戦前の昭和初期にかなり重なる部分があると思います。
カタカナサヨク
2011/02/25 07:48
カタカナサヨク さん
防衛省の意気込みは盛んのだろうと思いますが、一番大きな違いは危険なところに派遣したくない彼らの気持ちでしょう。でも危険です。
飯大蔵
2011/02/25 23:27

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