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zoom RSS 親の収入と子供の学力

<<   作成日時 : 2009/08/05 22:09   >>

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 最近親の収入と子供の学力さらには学歴とに関係が大きくなってきたと認識されている。なぜか今調査結果が発表され発表され各紙で記事になっている。
 親の収入高いほど子供は高学力、でも…  読売

 この記事が何を言っているかは記事の一行目でわかる。
親の所得が高いと子供の成績は良いが、低所得でも親の心がけ次第で学力向上につながる――。
 親の心がけとは、「小さい頃から絵本の読み聞かせをした」「博物館や美術館に連れて行く」「ニュースや新聞記事について子供と話す」を言い、学校での取り組みでは「家庭環境にかかわらず、児童にあいさつを徹底したり、教員研修を積極的に行ったりしている20校では、学力向上に一定の効果がみられた。」が上げられている。

 この調査は文部科学省の委託を受けたけたお茶の水女子大の耳塚寛明教授らが分析した結果だそうだ。こんな結果を出す教授は御用学者かと思ったが、調査の資料を見つけたので引用したい。
  教育格差の発生・解消に関する調査研究報告書
 引用するのは耳塚寛明教授がまとめとして乗せているものだ。少し長くなる。
3.格差是正方策に向けて格差是正に効果的な方策は、一朝一夕に明らかになるわけではない。またナショナル・サーベイのような量的調査だけではなく、学校・授業観察等の質的調査研究も必要となる。格差是正方策の提示にとってもっとも必要なことは、調査研究の継続であるといってよいが、現時点で次のような視点の重要性を指摘しておく。
第一に、学力格差は、教育行政に操作可能な資源と関わるのみならず、諸家庭的背景(保護者の所得や学歴、教育期待や、家庭の文化的環境)と密接に関連する。このことは、学力格差を格差社会に起因する社会問題として把握することの必要性と、その是正のためには所得格差の緩和や雇用政策等の社会政策が重要な役割を果たすことを意味する。
第二に、とはいえ、教育行政と学校関係者にもなすべきことがある。教育行政は、地域や学校間に見られる教育格差の実態と大きさを点検して、格差是正に必要な資源(人・モノ・財源)を投入する政策を講じるべきである。国と地方のいずれのレベルにおいても、教育行政が突きつけられた喫緊の課題といってよい。現在でも、地域社会の経済的・文化的環境(保護者=住民の所得水準や学歴レベルに関わる)に起因する、低い学力水準に悩む学校は少なくない。不利な環境に置かれた学校における学力向上方策を、学校管理職と教員に檄を飛ばして彼らだけに委ねるのは、行政の責任放棄に等しい。どの学校にどんな学力上の問題が所在するのかを、データをもって確実に把握した上で、必要な資源を必要な地域と学校に投入して支援するダイナミックな政策がほしい。教育構造、なかんずく私立と公立の地位をめぐる政策課題も重要である。地域によって学力格差の大きさと背景要因は異なる。大都市圏で家庭的背景による学力格差が生じているのは、教育投資の対象と公立学校からの脱出先が存在しているという教育構造に由来するところが大きい。個々の学校と教員の役割も大きい。行政による条件整備だけでは学力格差に挑むことはできない。究極のところ、教育の成果は、子どもを指導し家庭を支援する学校現場に依存する。効果のある学校研究が示唆するように、学力低位層に焦点づけた、家庭学習指導を含む「ていねいな底上げ」指導が必要である。
第三に、そうした格差是正方策(より具体的な政策の姿が明確になったとしよう)に対する社会的合意を取り付ける必要がある。本報告書が明らかにしているように、子どもたちの学力格差をもたらしているのは家庭の経済的状況や文化的環境だけではなく、保護者の教育期待やしつけ・養育行動、学校外教育への投資行動、学校選択行動など家庭の「教育戦略」ないし「社会資本」が大きな役割を果たす。教育意識は社会的分裂を映し出す鏡である。子どもにどんな学歴を期待し、どういう学校で教育を受けさせるのか。親の教育戦略の分化が鋭さを増すほどに、社会的地位は次世代へと相続される度合いを強め、社会の分断化が進む。人々の社会的成功と失敗の個人責任化が進む中で、高学歴高所得層は、ただでその地位を子どもに世襲させようとしているのではない。将来を見据えて選択し、代価を支払い、親子ともども努力という代償を厭わない。合理的かつ正当な手段をもって学力・学歴獲得競争に勝負を挑む。格差是正方策は、彼らの利害関心に抵触するものを含むことになる。彼らが主張するだろう主観的正当性に抗い、その選択権を制約しつつ、実質的な機会均等社会へと転換させることは可能だろうか。わが身、わが子の行く末のみならず、私たちと子どもたちが住むこの社会の行く末を見据えること。その想像力に訴え、格差是正方策への合意を取り付けていく必要がある。
 非常に真摯に調査し、検討している。教育格差については是正する必要が有ると考えている事が良く分かる。

 格差も親の努力で補えるって。逆に言えば努力が足りないから格差が付くのだって?真摯な検討結果を捻じ曲げた報道は誰かに媚を売っているのだろうか?
 読売だけを上げたが各新聞、テレビも同じだ。

 

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