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zoom RSS 民族紛争と理解する事

<<   作成日時 : 2009/07/16 22:53   >>

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 NHKのクローズアップ現代でウィグルの問題を民族紛争とみなす発言が何度もあった。民族紛争とは何だろうかと疑問に思った。

 異民族が戦えば民族紛争なのか?紛争と戦争の違いがまずある。日米戦争は戦争と名が付くように、紛争ではないから民族紛争ではない。
 日華事変は一般には戦争とみなされているから、まずそれで失格だが、たとえ事変であるとしても、民族紛争とは思えない。それは日本軍と国民党軍の戦いだったからなのか?

 東チモールの独立紛争はどうか?民族は違うし、戦争ではない。これは民族紛争のようだ。どうやら一つの国の中での紛争で民族が違う場合のようだ。
 ルワンダの紛争はどうか。これも条件を満たしているようだ。
 旧ユーゴスラビアの紛争はどうか。ユーゴスラビア解体後国家がどうなっているかがわかりにくいが、これも民族紛争のようだ。

 イスラエルとパレスチナの場合はどうなのだろうか?イスラエルとパレスチナは別の国なのだろうか?では周辺のアラブの国とイスラエルは民族紛争なのだろうか?こちらは民族戦争と言った方がよいのかもしれないのだが?
 単純に民族紛争とは片付けられないような気がする。

 アフガニスタンやイラクの場合はどうなのだろうか?イラクのクルド人を除き民族問題はない。それよりイスラムでの宗派の違いが大きい。これは民族紛争なのではなく、宗教紛争なのだろうか?


 日本には民族紛争も宗教紛争もない。民族紛争を一つの国の中での二つの集団の紛争であると定義するとすれば、日本には紛争をするほど大きな少数民族はないから、それはない。宗教は数限りなくあるが、政治集団になった例は少ない。本願寺がそれにあたったが、対抗したのは宗教集団ではなく武士の集団であった。これは宗教紛争ではなかった。
 と言う事で、日本人は民族紛争を実感としてもてないのではないかと思う。逆にそうであるからこそ、民族紛争といわれるとそれですべて整理できたと思い込むのではないかと思う。

 紛争には歴史が影響する。中国におけるチベット、ウィグル、そしてモンゴルの問題は歴史を語らなければ何も分からない。
 紛争には経済が影響する。経済活動における民族差別と言うか、格差と言うか、経済が非常に大きな影響をもたらす。その原因になるのが権力構造による場合がある。どちらかの民族が権力を独占している場合などだ。

 世界における紛争はいろんな原因で起こっている。それを民族が違えば民族紛争、宗教が違えば宗教紛争もしくは宗教対立、と整理すれば安心するのだろうか?

 複雑な問題は複雑なまま、ウィグル問題などとしておく方が良いのではないかと思う。

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散策
2009/07/18 22:23

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
私も何も知らないで、飯様が指摘されたような理解をしていまして、お恥ずかしい限りです。
ところで、先日の、東京新聞朝刊の、「こちら特報部」で、ウィグル自治区の民族「問題」を扱った回の、デスクメモの中で、担当デスクが、飯様ご指摘のような問題を悩ましいと嘆いていました。
カタカナサヨク
2009/07/17 11:18

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