飯大蔵の言いたい事

アクセスカウンタ

help RSS 自虐史観はもうやめよう

<<   作成日時 : 2008/08/17 23:35   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

 この夏は敗戦後63年だ。3年前は記念すべき60年だったが、郵政選挙で吹っ飛ばされた。そして今年は北京オリンピックにぶっ飛ばされている。日本人はあの戦争を再認識すべきなのに。

 私は以前に仮想戦記を山ほど読んだ。日本があの戦争に負けたことが悔しくて読んだみたいなものだ。しかし、単に戦略のみではあの戦争は勝てないことは分かってはいたが、仮想戦記を読んでやはりダメかと言う思いだ。
 こんな事を書いていると、このブログがリベラルから右旋回したように思われるのかも知れないが、そうではない。今回の表題が同じくそれを示しているようだが、それは違う。

 新しい歴史教科書で自虐史観をやめるように指導しようとしたと思ったが、成功しているのだろうか。自虐史観をやめさせる試みには二通りあると思う。一つは自虐の歴史はねつ造だと言う主張だ。もう一つはあの戦争は欧米の策略であり、日本ははめられらのだと言う主張だ。
 前者は歴史修正主義である。それを議論するには歴史を研究しないといけないが、私はそれはやっていないのでスルーだ。無論歴史事実や解釈が間違っているのならば修正が必要だ。BC級戦犯裁判では人違いが多く報告されている。東京裁判でも証拠に疑いのあるものが多数あるという。こういったものの修正は歴史研究としてやっていくべきだと思う。しかし、歴史を修正することを目的として行う論議に参加するつもりは、私にはない。
 あの戦争は侵略戦争であり、捕虜などに加えた犯罪的行為があったことは、加害日本兵などの証言でも明らかだ。そのすべてを否定する努力は困難であり、実現不可能だと思う。

 そして、日本はあの戦争で無条件降伏をし、敗戦処理として補償などを行うことを条件に平和条約を結んできた。未完なのは国交が結べなかったわずかな国に対してのみだ。謝罪表明もし、保証金なども支払った。
 無条件降伏の敗戦処理はもう済んだと考えるべきだ。そして、済んだことを今更修正することにメリットはないと思う。


 日本はアメリカのルーズベルトにはめられたと靖国神社の遊就館にかいてある。(修正されたとも聞いているが)またハルノートについて「後の東京裁判で、弁護人ベン・ブルース・ブレイクニーは、「もし、ハル・ノートのような物を突きつけられたら、ルクセンブルグのような小国も武器を取り、アメリカと戦っただろう。」と弁護している」とも言われている。
 しかしながら、これが事実であればアメリカに平和に対する罪が生じるだけで、日本の犯罪的行為は減ることが無いのだ。犯罪行為は二つあろうとも引き算にはならず、足し算になるのみだ。
 これでは自虐史観は払拭できない。


 当時の日本政府が侵略を意図し、多くの残虐行為の原因を作ったとされ、東京裁判史観として主張されてきたことだ。
 日本政府の侵略の意図が何を指すのか私には具体的によく分からないし、日本の行った侵略がどのよう事を意味するのかもう一つ分からない。とにかく侵略は悪であるとイメージされている。
 また、スパイ容疑などで捕まえた捕虜を殺戮した多くの証言、食料調達や婦女暴行や強姦などの残虐行為が多数あったとされている。これにより、日本人は凶暴なとんでもないことを行ったとイメージされている。

 台湾人の書いた「日中戦争 真実の歴史」によれば多くの残虐行為が中国人により行われていると指摘されている。
 中国人だけを格別言う必要もないほど、世界は残虐行為に満ちている。北清事変の際参加した軍隊の中で日本軍のみが民衆に乱暴をしなかった。あの戦争の後のベトナム戦争でもイラクやアフガンの戦争でも民衆の被害は大きい。
 あの戦争でも原爆や都市空襲での民衆の被害はとてつもなく大きい。世界は残虐行為に満ちている。だから、日本人だけがやっているだけではないと、まず理解すべきである。
 アメリカはいくら残虐行為をしようとも罰を受けない。それは強国であり、戦争に負けていないからである。日本は無条件降伏したから罰を受けただけのことである。

 同様に侵略行為も歴史では数多くあることである。国内に少数民族を持つ国のほとんどが過去に侵略をした歴史を持っている。人々がそれを記憶しているかどうかは別の話だ。
 成功した侵略は正当化され忘れられる。失敗した侵略は糾弾され、必要に応じ思い出される。そう言うものだ。
 欧米は世界のほとんどを侵略し植民地とした。その侵略を彼らは補償したか?その侵略を彼らは謝罪したか?そんなことをする人々ではない。
 だから、日本が明確な意図を持って侵略をしたとしても、敗戦処理が済んだ現在において、今更謝罪する必要はない。
 
 日本の侵略行為について少し書いておきたい。
 日本が侵略したのは満州国までのように思う。しかも日本式植民地は投資の対象であり、近代化を進めようとする西洋式植民地とは違ったもののようだ。日本が降伏した時、満州には工場などの機会を狙って共産党、国民党、ソ連がなだれ込んだ。略奪されているはずの植民地に宝物があったわけだ。
 日本式植民地が侵略であることは確かだが、その評価をさらに慎重に行う必要があると思う。

 中国との本格的な戦争は盧溝橋事件からとなっているが、一般的には日本政府が不拡大、現地軍が拡大路線となっている。そしてその背景には中国の不買運動や居留民の被害などがあり、日本が攻撃されていたとするものもある。第二次上海事件でも、私には中国側の挑発のようにも見える。
 当時の日本の国力から見て、新たな植民地を作る余裕はないと思うし、明確な侵略の意図が良く理解できないのである。

 アメリカとの戦争においてハルノートに代表されるようにアメリカの戦略に煽られたと言う説は説得力があると思う。しかし、そうであっても戦争によって解決するはずもないので、それこそ臥薪嘗胆で中国から兵を引くべきであったのだと私は思う。
 アメリカとの戦争において、日本が東南アジア諸国を侵略したとされるのは間違いである。日本が侵略したのは、欧米の植民地であり、戦ったのはイギリスであり、オランダである。国で考えれば、インドネシアもマレーシアも日本は侵略していない。だからASEANで日本が謝罪するのは侵略行為ではなくそれに伴って発生したとされる残虐行為の筈だ。どうもそれが混在しているような気がする。


 と言うことでまとめればこんな事だ。
1.日本があの戦争で行ったことは、現代の規範で言えば悪なので、賠償することも謝罪することも正当なことで、否定する必要はない。
2.世界には侵略や残虐行為は普通にあるので、日本人だけが悪だと嫌悪感に陥る必要はない。また多くの国はそれを謝罪していない。
3.日本が行った戦後処理はほぼ完了しているので、過去をネタに補償の上乗せを言ってきても、処置済と考えるべきである。無論個別の事情を考慮することは可能ではある。
4.歴史を修正して日本は悪くないとすれば気は済むだろうが、それは不可能だ。
5.それよりも、日本は悪事を謝罪した国であるとし、未だ謝罪しない国に圧力をかけるネタとすべきではないか。民衆を追い込むように都市爆撃をしたとか、工場のほとんど無い都市を原爆の標的としたとか。
 日本だけが道理を理解し謝罪した国なのだと。

 こう考えれば、自虐史観から脱することが出来ると思いますが。

テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
大蔵さんが何年生まれかは判らない。
自身は戦後世代であり罪悪感に捉われた
ことなど無い。ただ戦争について知りた
い一点で幾ばくかの書籍をかじり戦争体
験者の言葉に耳を傾けてきた。
ただ思うのはその経緯は別として、戦争
は国家のエゴであり賞賛されるべき戦い
など存在しないという事です。

ロケットの夏
2008/08/19 00:24
ロケットの夏 さん
私も戦後世代で、罪悪感とは無関係です。
しかしながらあの戦争をどのように評価することは重要だと考えている。
賞賛される戦いではないことは当然なのだが、外国で日本代表のような立場に立たされた時にどう語るのか、考えておかねばならないような気はします。(そんな目にあったことはないですが)
飯大蔵
2008/08/19 01:16
私も戦後生まれですが、罪悪感はあります。
これが戦後再生した日本の原点であり、
日本国憲法第九条の基になっている
ものではないでしょうか?
自虐史観という言葉、古来、日本人の
美徳とされてきた謙虚さを、なりふり
かまわずかなぐり捨てた、傲慢さの
現れのようであり、好きではありません。
カタカナサヨク
2008/08/21 17:03
カタカナサヨク さん
自虐と謙虚は少し違いますね。(あなたの論理展開がよく分かっていないのですが)
自虐史観とレッテルを貼りたくはないのですが、とにかく悪いと結論を先に出している論理を見ることがあるのが悲しいことです。
飯大蔵
2008/08/22 00:11

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
自虐史観はもうやめよう 飯大蔵の言いたい事/BIGLOBEウェブリブログ
[ ]