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zoom RSS ファンドが“インフラ”をねらう

<<   作成日時 : 2008/07/22 21:17   >>

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 今見終わったクローズアップ現代、ファンドが“インフラ”をねらっていることは分かったし、ファンドには安定した収入が得られるメリットがあることも分かった。逆に公共事業を民間が担うには課題があることも分かった。
 それで納得できるのだろうか?

 私に分からないのは、自治体が行っている水道事業などをファンドなどの民間が行わねばならない理由だ。この受益者は市民なのだから、市民にとって良いのか悪いのかが語られるべきなのだが、それには一切触れられない。
 NHKのサイトを見れば少しは分かるとも思ったが・・・
7月22日(火)放送
ファンドが“インフラ”をねらう

道路・空港・水道…。私たちの暮らしを支えるインフラを「儲かる投資対象」として、投資ファンドが買収する動きが活発化している。海外では、最高機密の軍事情報を扱う通信衛星網までが買収の対象になる事態も。背景にあるのは年金資産などの世界的な金余り現象。運用先を求めるファンドの資金が、安定的に収益を上げられるインフラに流れ込んでいるのだ。日本でも、財政赤字に悩む地方自治体などが持つインフラを、ファンドが買収しようとする動きが強まっている。公共サービスを提供するインフラは誰が担うべきなのか。ファンドによるインフラ買収の最前線を取材しその実態と課題に迫る。
(NO.2617)

スタジオゲスト : 宇都 正哲さん
    (野村総合研究所
  上級コンサルタント)
 分かるはずもないか。
 番組でも「公共サービスを提供するインフラは誰が担うべきなのか」との問いは繰り返されていた。その答えは「まだ議論も始まっていない。日本は遅れている」だ。なら先進国での議論はきっちりされたのか?そしてその答えはどうなったのか?それは解説しない。
  最も重要なことも解説しないニュース解説番組とは何なのだ。


 中に出てくる話。
 水道設備の借金を抱える自治体は、設備を売却することで更新費用を出すことが出来る。・・・これって意味分かりません。
 水道設備はファンドに売却したのだから更新する必要などはないはずだ。また話し合いの中で役所側が「使用料がどうなるのか心配だ」といっていたが、どんな状態での使用料なのかさっぱり分からない。

 民営化のモデルは複数考えられる。
一つは事業の民間化
 設備を民間に売却し、事業も民間が行う。その事業を行政がどのように管理するかが課題だ。独占事業とするか否か、料金を認可制とするかなどだ。
一つは運営の民間化
 設備は行政に残し、運営を民間に移管する。設備の使用料を民間から受け取ることにより、行政は設備の更新費用などを賄う。この場合も料金を認可制にするかなどの課題がある。
一つは運営の民間委託
 設備も事業も行政に残すが運営のみを民間に発注する。運営費用の最も安い民間企業が受注することにより、効率化を推進する。

 ファンドが狙うのは1または2で、ヨーロッパでは運営権の譲渡が多く、日本では所有権の移転と考えることが多いと解説されていた。1と2に相当する。そして、上記の話はどれにも該当しない不思議な話だ。

 
 不祥事が続く官庁。国鉄も逓信省も郵政もそして社会保険庁も民営化する。それが流れで、疑いを挟む余地はないとNHKは思っているのだろうか。だから、何故民営化が必要なのかは説明不要なのだろうか?
 しかし「公共サービスを提供するインフラは誰が担うべきなのか」の問いをいまさら繰り返すのはこれまた何を考えているのだろうか?

 
 また、同時に紹介された電源開発株式会社の株をイギリスのファンドが買います話。これは今までの話と同じなのだろうか。
 電源開発は政府出資100%の企業だった。その株を電力会社に少しずつ放出してきたが、今は民間化をしているみたい。
 インフラの一環を担う電源開発の株式だからファンドの恣意的な運用は避けねばならないことは分かる。しかしその前に、インフラを担う会社の株式を一般に開放することの是非を問うべきなのだ。水道事業などとは現状が違う話だ。


 最近特に変な内容が多くなったクローズアップ現代。編集長の番組の紹介は次の通り。
番組は、毎回、最も旬なテーマを取り上げてきました。
災害、事件、事故は常に機動力を生かし、その背景や波紋などにも果敢に迫ってきました。
さらに国際経済、環境問題など地球規模のテーマについても、大きな時代の流れを読み解く番組を手がけてきました。
こうした中、一貫して変わらないのは、視聴者の関心と疑問に向き合い、一本一本を真剣勝負で伝えるという姿勢です。
それを可能にしてきたのは、圧倒的な番組の蓄積で培われた、時代を見つめる確かな「眼」です。
 
 すばらしいです。こうあって欲しいですね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
与党自民党と、キャリア官僚は、アジア・太平洋戦争で、アメリカの間接統治のために、命乞いをしたことを忘れ、アメリカの国益のために平成版GHQとして、仕事をしているつもりになっているのでしょう。木を見て人を見ず、というか、策士策におぼれると言うか、なんとも彼らが不憫であると同時に、繰り返しますが、早急な、解散総選挙で、政権交代を実現させなければならないと思います。
何でもかんでも民営化すればいい、という、味噌も糞も一緒にした空念仏を権力に任せて実施させられては、国民自身がアメリカやら資本という名の、カネの奴隷に成り下がって、苦渋を味わうことになります。
カタカナサヨク
2008/07/25 01:16
カタカナサヨク さん
カネの奴隷にしようと今の資本家は考えているのでしょうね。
飯大蔵
2008/07/25 23:24

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