飯大蔵の言いたい事

アクセスカウンタ

zoom RSS 櫻井よしこ 「文化の虐殺」と吠える

<<   作成日時 : 2008/05/08 22:53   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 1

 産経新聞に櫻井よしこの提言が載ったそうな。
【櫻井よしこ 福田首相に申す】「文化の虐殺」粛々と進行中 2008年5月8日(木)08:15 産経新聞
 その前半部分で、中国が行っているチベットとウィグルの侵略を指摘している。たとえばこんな調子だ。
中華人民共和国は1955年、新疆ウイグル自治区をつくった。60年代には鉄道を開き、人民解放軍と漢民族がなだれ込んだ。中国当局の統計では、50年に30万人だった新疆の漢民族は、99年には約690万へと、23倍増した。東トルキスタン(ウイグル)亡命政権の統計ではウイグル族1500万に対し漢民族2000万である。いずれにしても漢民族が新疆を席巻しているのだ。
 ここに書かれていることのすべて真実かどうかは分からないが、侵略であることは確かだと思っている。ここに内モンゴルも入れて欲しいとは思うが。

 これが侵略であることは国際社会、当然日本政府も知っていることだろう。しかしそれを口に出せない政治情勢がある。戦略的に考えて、非難するべき事項なのか、そのような判断が各国にある。
 現代の世界で侵略は存在しない。もしそれがあれば国連は適切な処理をしなければならない。もしどこかの国が国連安全保障理事会に提訴しても、拒否権を持つ中国が拒否する。同様の事はイラク侵略の非難に対しても起こることだ。大国の侵略は非難されない。これが現実だ。

 しかし、日本のマスコミが「人権侵害」と表現している中、「侵略」と言うことは天晴れと言って良いだろう。政府も同じ主張をせよと要求しているようだが、戦略的に本当によいのか、その検討をした上のことだろうか?
 大国が侵略しているときに、面と向かってそれを非難すれば、その矛先が我が国に向かうことも想定しないといけなくなる。そこまで検討した上のことだろうか。

 上記のことに関して、日本への危機を言う。
異民族を力で抑え込む中国共産党は、北京五輪を成功に導き、近い将来、台湾制覇のため南進すると思われる。そうなれば、日本にとっても深刻な危機が到来する。
 沖縄の目の前に中国共産党が支配する地域が出現するわけで、軍事的な緊張は増すことだろう。
 しかしこの論理は「いつか来た道だ」
 「朝鮮半島がロシアの影響を受けるようになれば」、「満州にロシア勢力が入れば」・・・大変なことになるとして日本は拡大した。それと同じ論理だ。言うのなら中国に侵略されるとする方がわかりやすいのに。

 次に中国が大きな問題を抱えていると指摘し「中国共産党の基盤が大きく揺らぐ」と指摘する。続けて
日本が備えるべきは、実は、そのような近未来の危機である。福田首相が念頭に置くべきは、自国民も含めておよそ誰も幸福にしてこなかった中国共産党独裁政権の基盤が揺らぐとき、漢民族も異民族も含めた中国の人々、そして国際社会に向かって、いかなる普遍的価値観に基づいた言葉を発することができるかという点である。
 中国共産党が衰退すれば中国は大混乱に陥るであろう。民主政府がすぐに出来ればよいが、難しいことだろう。政府を持たない「漢民族も異民族も含めた中国の人々」が統一した見解を発することなど出来るはずもない。不思議な論理展開だが、ここでそっと出される「普遍的価値観」がポイントか?続いて、
この種の危機に際して、日本はなによりもまず、道義によって立つ国であることを明言しなければならないだろう。であれば、福田首相は、いま、中国共産党の常軌を逸した価値観を丸ごと呑(の)み込む卑屈な微笑を、胡主席に見せるのは慎むことだ。そのうえで、価値観を同じくする同盟国、米国との関係重視の姿勢を常に明らかにすることを忘れてはならない。日中関係を大切にしながらも、日米関係が現在の日本の戦略の基盤をなすことを肝に銘じてほしい。
 突如として「価値観を同じくする同盟国、米国」が出てくる。この文章でおもしろいのは、「日本はなによりもまず、道義によって立つ国」と述べ、日本と価値観を同じくする米国とすれば、米国が道義によって立つ国となってしまうところだ。櫻井よしこ氏は本当にそう思っているのだろうか?

 日本を誇り、親米を強調すれば米国を誇ってしまう。おもしろい話だ。親米右翼の神髄はこうなのだろうか?


 米国は中国との関係を重視している。中国の方が重要だと思えば、日本を切り捨てることなど簡単に行うだろう。中国も注視しているのは日本ではなく米国だ。太平洋を分割する話も日本抜きだ。中国も日本を切り捨てることなど何とも思っていないだろう。
 
 アメリカ一辺倒でやってきた戦後の日本は、うまくやってきたといって良いだろう。しかし中国が大きくなってきた現在もそれが正しいとは限らない。日本は戦略的な互恵関係を中国ともアメリカともEUとも維持しないといけない。その中で日本の戦略的外交を考えていかねばならない。

 そしてこのような戦略の中で、中国の侵略を、侵略と言うべきかを考えねばならないと思う。(評論家が言うのは良いのかもしれないが)



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
飯大蔵さんの 「文化の虐殺」と吠える」について
「櫻井よしこ 「文化の虐殺」と吠える」について  落語の枕話のようにチベット問題でつかんでおいて、本題は「日本も反省しなさい」の自虐でおとす。戦後左翼のワンパターン。 ...続きを見る
罵愚と話そう「日本からの発言」
2008/05/09 03:58
「櫻井よしこ 「文化の虐殺」と吠える」について
「櫻井よしこ 「文化の虐殺」と吠える」について >日本を誇り、親米を強調すれば米国を誇ってしまう。おもしろい話だ。親米右翼の神髄はこうなのだろうか? ...続きを見る
まじめ人間のつれづれ日記
2008/05/09 15:30
中国共産党は変わりつつある!
TV特番で義援金225億円 内外の支援1300億円に(朝日新聞) - goo ニュースについて. ...続きを見る
Die Weblogtagesschau...
2008/05/19 21:02

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
(日本が米国と価値観を同じにする)
とは、なかなかの珍説ですね。
たまたま利害が共通する。
それが正しい認識だと思います。
ロケットの夏
2008/05/08 23:06

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
櫻井よしこ 「文化の虐殺」と吠える 飯大蔵の言いたい事/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる