|
親米ウヨクと聞いたとき、なんと矛盾した言い方なのかと思った。日本は神の国で、天皇を中心としていると誰か言っていたと思うのに、親米とはどうなっているのか? そして、それから脱した反米ウヨクが今はいるそうだ。ウヨクとしてはそれが普通なのだと思うが、どちらが主流なのだろう。街で大音量で流している人に聞いてみたいと思うが、怖いのでやめておこう。 ウヨクは中国や韓国を非難する。聖火リレーでは全開となるかと思ったらそれほどでもなかった。なぜだろう?政府が親中国なのが影響しているのかな? 戦後のウヨクは反共産主義だったと思う。日本の共産勢力、中国、ソ連、北朝鮮、そのいずれもが攻撃の対象であったのだろう。それに反して、アメリカは反共の中心であり、敵の敵は味方という理屈なのだろうか。 戦争中の鬼畜米英を当時の右翼は支えていた筈なのだが、こんな捩れはおかしいのではないかと思う。 しかしながら本論で言いたいのはこの事ではない。親米サヨクのことだ。 東京裁判では日本人とアメリカ人が弁護人を勤めた。アメリカ人の弁護士が原爆を非難したけれど、そんなものは判決に影響を与えていない。弁護側が苦労して提出した資料の多くが採用されずボツになっている。 サヨクの論理で言えば、東京裁判で日本軍国主義は裁かれたことになるのであろう。そのためには裁判は正当でなければならず、英米中心の裁判の論理も正しくなければならない。ウヨクが例に引くパール判事の事も関係無いのであろう。 日本軍国主義は悪であり、それを叩き潰した連合軍は正義だ。その被害を訴えるアジアの国々とも連帯をする必要もあるだろう。 サヨクは日本軍国主義の陰を引き継ぐ現体制を批判し、体制変換を望んできた。そのためには日本軍国主義を攻撃する事が必要だ。政治の選択として、正しいと思う。 戦後のアメリカ占領軍は治安維持法などで捕まえていた左翼運動家を釈放した。しかし、その後共産党の活動を弾圧したのもアメリカ占領軍だ。その歴史から見て、親米になる事はありえないはずなのだが。 昔よく見た、過激左翼のスローガンは「米帝国主義粉砕」だったような。サヨクが親米であるなどは、想像もしなかったことだ。 自虐史観とウヨクが非難する日本軍国主義の批判のためには、対極にある連合軍の論理が正しくなくてはならない。その結果、あの戦争に関しては親連合軍になる。目的に合っているのかもしれないが、それでいいのだろうか。 反共産主義の故に親米になるウヨク、反日本軍国主義の故に親米になるサヨク、この二つはどこかでつながっているのだろうか。単なるご都合主義であることだけは分かる。 私は反共産主義でもないし、日本軍国主義だけを悪とする立場でもない。むろん、共産主義が暴力革命を企画するならばそれに反対するし、政権に近づいたときには賛成しないだろうと思う。軍国主義が行った蛮行を激しく憎むし、それが復活する匂いを感じる時にそれに反発する。 だからと言って、アメリカを正義とも味方だと思ったことは無い。アメリカがやってきた不正義の数々を知っているならば親米になど絶対になれない。それは戦後の事だけではなくもっと以前からの事だ。 悪と不正義を、どの時代であれ、どの国であれ認めるわけにはいかないと思う。 |
| << 前記事(2008/05/01) | トップへ | 後記事(2008/05/03)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
【日記】日米の力関係、妄想に対する対処法
今週は、気分低調。私が前回衆議院選で自民党に一票を投じているため、社内A氏から、「散策さん、ガソリン代の差額を負担してくださいよ。」とまで言われてしまいました。砂川事件の最高裁長官が、当時の米駐日大使と会談していたニュースを携帯サイトで見て、日米の圧倒的な力関係を感じました。 西山事件にしろ、砂川事件にしろ、米側資料から出てくるところも何とも言えません。先週末は、藤田幸久議員の4月24日の参議院外交防衛委員会質疑を参議院TVで見たのですが、その中で、米側への思いやり予算の前提となる米軍駐... ...続きを見る |
散策 2008/05/03 13:19 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
ところで、右翼なり左翼という概念は、統一された定義があるわけでもなく、相対的だと思います。 |
カタカナサヨク 2008/05/03 13:19 |
東京裁判は間違っているけれど、 |
ロケットの夏 2008/05/03 20:21 |
カタカナサヨク さん |
飯大蔵 2008/05/03 22:55 |
右翼、左翼は対象物によって違うんだと思います。ある基準点にたった時に、賛成と反対という意見が割れたときに賛成派が右翼、反対派が左翼と言うのではないかと思います。さかさまの質問をすると右と左が入れ替わります。やじろべえを考えると、右に大きくふると左に大きくふれます。左にふっても、右におおきくふれます。私はバランス感覚が大切だと思います。ただ、基準点が偏っていく危険性が気になります。老人医療、年金、いずれも長い時間軸で考える問題ですが、単年度の財政だけで考える。基準点が偏っているような気もします。 |
一般人 2008/05/04 11:08 |
ロケットの夏様、飯大蔵様、一般人様 |
カタカナサヨク 2008/05/04 13:26 |
右翼と左翼は相対的であるかもしれないが、そのすべてが曖昧ではないでしょう。 |
飯大蔵 2008/05/04 23:07 |
| << 前記事(2008/05/01) | トップへ | 後記事(2008/05/03)>> |