飯大蔵の言いたい事

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 「健康で文化的な最低限度の生活」はどんなのだろう?

<<   作成日時 : 2007/11/23 00:22   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 3

  「生活保護費基準の切り下げ」…福田、舛添、何かんがえとんねん!! は「dr.stoneflyの戯れ言のエントリー。」
 生活保護費が国民年金給付金より高いことは良く知られたことだ。また生活保護を不正に受給し贅沢な暮らしをしている人がいるとも言われる。
 生活保護受給者は増大しているし、福祉予算のカットを狙う政府は、窓口での拒否活動(いわゆる北九州方式)を奨励している。生活保護の給付基準が高すぎると非難する人もあり、デフレで物価が下がっているとすれば見直しも必要だ。・・・でもね、今やるのかね。

 さてこれは「生活扶助基準に関する検討会」で行われていることだ。
1 趣旨
平成16年12月に報告された「生活保護制度の在り方に関する専門委員会報告書」においては、「生活扶助基準と一般低所得世帯の消費実態との均衡が適切に図られているか否かを定期的に見極めるため、全国消費実態調査等を基に5年に一度の頻度で検証を行う必要がある」とされたところである。
また、平成18年7月に閣議決定された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」においては、「生活扶助基準について、低所得世帯の消費実態等を踏まえた見直し」及び「級地の見直し」を行うこととされたところである。
これらを踏まえ、級地を含む生活扶助基準の見直しについて専門的な分析・検討を行うため、学識経験者等による「生活扶助基準に関する検討会」を開催する。
 一般低所得者に合わすことがこの検討会の目的だ。

 日本国憲法第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
 ここで言う「生活」が「一般低所得者の生活」と合致しているのか?ここが議論の原点だ。日本国政府が勤労者の生活に責任を持ち、憲法を守っているのなら、一般低所得者の生活は憲法でいう「生活」をしている。しかし、そんな事は絶対にない。
 この検討会の中でも憲法での生活はどの程度か議論されているから、定まっていないことを示している。従って検討会のテーマ「一般低所得世帯の消費実態との均衡」自体が矛盾したものだ。

 単純に言えば二つのものをあわせるのに、下げてあわせるか、上げてあわせるかの選択であり、この検討会は下がりつつある「一般低所得世帯の消費実態」に下げて合わすことを目的としている。
 新聞での見方。
生活保護費、都市部大幅削減も 「級地」見直し あす初の検討会議(10/18 07:02)

 二○○八年度から生活保護費を削減する方針の厚生労働省は、給付の基本となる基準額の引き下げ幅など具体的な内容を話し合う検討会の初会合を十九日に開く。物価などを考慮し、地域ごとに支給額に差をつけていた「級地」制度も抜本的に見直す方針で、札幌市など都市部では大幅な引き下げが懸念される。

 協議を始めるのは学識経験者らでつくる厚労省社会・援護局長の私的研究会「生活扶助基準に関する検討会」で、年内に報告書をまとめる。食費や光熱費、被服費などを算定した、最低生活費にあたる基準額の引き下げを提言する見通し。

 さらに基準額を支給する際、物価などを考慮して全国を六区分している「級地制度」も、一九八七年の同制度導入以来初めて見直す。現行では基準額が一番高い東京などでは平均世帯(夫婦と子供一人)の支給額は月額十六万二千百七十円。続く札幌などは十五万四千八百七十円だが、最低水準の地域の十二万五千六百八十円との差を縮める考え。そのため、基準額の高い地域ほど見直しの影響が大きくなる。

 基準額の水準は○四年度の全国消費実態調査の結果を基に検討する。九九年度の前回調査に比べ、消費支出が4・5%減少していることから、生活保護費の基準額も引き下げは必至。同じ水準が適用されると札幌市の場合、基準額の削減は年間約八万円となる見通しで、「級地」が見直されれば、削減額はさらに膨らむ見通しだ。北海道新聞・・・・matmatka annexから転載
 過去の検討では
 ○生活扶助基準は、一般国民の生活水準との関連においてとらえられるべき相対的なもの。具体的には、年間収入階級第1/10分位の世帯の消真水準に着目することが適当。
 と書かれている。(生活保護制度の在り方に関する専門委員会(平成15〜16年))この資料の10ページ
 これに沿って基準を定めよと事務局が言っているのだろうが、こんな議論がされている。
生活扶助基準の水準について
1)基本的な考え方
○ 裁判所が判断する健康で文化的な最低限度の生活とは、その時代の経済的、文化的な状況との関係で変わりうるものであり、1円でも下回れば憲法違反になるような絶対的な基準があるという理解には立っていないと思う。
○ 生活扶助基準が絶対的な貧困ラインを超えていることは先進国である我が国では当然として、相対的な貧困ラインをどこに求めるかは経済学的には難しく、国民の公平感や適正感で決められるものと思。
○ 水準均衡方式で相対的に基準を設定していると、例えば実際の消費水準が低下していくと生活扶助基準も下がっていく。その際、健康で文化的な最低限度の生活を保障するための絶対的な基準があるのではないか。
第3回 生活扶助基準に関する検討会 平成19年11月 8日(木)19:00〜
 ここでの議論は本質に迫ったものだと思うがスケジュールは「平成20年度予算編成を視野に入れて結論が得られるよう検討する。」ことになっているから、タイトな日程になると思われる。日程を理由に事務局が押し切る図式が目に浮かぶ。


 国会では最低賃金を上げる議論がされていた。一般低所得者の生活に問題があるからそのような議論が出るのであって、それに合わす議論がすでに意味をなさなくなっていることは明らかである。
 政府の思惑を超えて、各福祉レベルの議論をつめて、年金や障害者扶助、最低賃金、ワーキングプアまで議論を広げてくれたら面白いのにと思う。

 また上述のブログでも生活保護切り下げ反対が書かれているが、もし、このような暴挙が行われるのなら、実際の行動をとるべきだと思う。
 その行動とは、生活保護に満たない収入しかない人はすべて、生活保護を申請するべきである。必死に働いても少ない収入しかえられない人、就職活動をしても就職できない人、病気などで働きにくい人、介護のために働きにくい人、路上生活者(何とか住所を定める必要はあるが)はすべて申請すべきである。
 

 市役所に市民が列を成せば、一般低所得世帯の生活の深刻さに政府も気がつくであろう。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ブログ意見集: 基本的人権と生活保護 by Good↑or Bad↓
「基本的人権と生活保護」に関するブロガーの意見で、みんなの参考になりそうなブログ記事を集めています。自薦による投稿も受け付けているので、オリジナルな意見のブログ記事があったら、どしどし投稿してください。 ...続きを見る
ブログ意見集(投稿募集中)by Good...
2007/11/23 14:22

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、お久しぶりです。
TB感謝。肌感覚でしかも感情的にしゃべりまくる、拙ブログに冷静かつ情報を提示したTBを頂けるのはありがたいです。
相対的な「健康で文化的な生活」というのは、深く思索できる部分でおもしろいのですが、長くなりそうなので別の機会にします。
最後の行動の部分について。
今回の生活扶助切り下げの件はあまり報道がなされていない気がします。TV、新聞、オンラインのPCを有する人でも知らない人が多いのではないでしょうか。おそらく当該である貧困層に周知されていないのが現状でしょう。そんななかでコソコソとことを進める態度に非常に問題があると思います。
dr.stonefly
2007/11/23 02:26
dr.stoneflyさんのブログ読ませて頂きました
無性に腹が立って来て、つい過激な書き込みをしてしまいました。福田氏や枡添氏には、今日の社会の底辺の有り様が社会秩序の大きな乱れ、そして凶悪犯罪の温床である事が解らないのでしょうか。私たちは明日無き社会に生きている、それが私たちの不安を駆り立てているのでは無いのかと思います。
ロケットの夏
2007/11/23 21:55
dr.stonefly さん コメント有難うございます。その件をそちらの記事で知り、怒りを共有したつもりです。いいコンビで行きたいですね。
ロケットの夏 さん
「書き込み」読みました。あの人ですよね。
格差社会はおかしな所に勢いが噴出します。最近の右傾化がその一つでしょう。非常に危険なことです。
戦前の格差が軍国主義を産み、敗戦により見事に格差は是正された。これも危険な噴出だったと思います。
日本人は格差に慣れていない。これが一つの結論のような気がします。
飯大蔵
2007/11/25 01:11

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文