飯大蔵の言いたい事

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<<   作成日時 : 2007/11/09 14:17   >>

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 福田内閣メールマガジンが出されている。以前は小泉メルマガと首相だけだったと思うが、今は首相以外の人も発信している。私は配信を受けていないけれど首相官邸HPでバックナンバーを見ることが出来る。

 その11月8日版が興味深い。まず、首相のもの。
また、党首会談のやり方について、「内容が国民に知らされなければ意味がない」、「聞かれたらまずいような内容のものなのでしょうか」といったご意見をいただきました。

 公開の場での議論が、民主主義の基本です。しかし、そのような公開の場で、お互いが自分たちの主張だけを繰り返すだけでは、何も決まりません。

 「政策を実現するためにはどうしたら良いか」との問題意識を持ち、それに必要な体制について議論するにあたっては、建前抜きで本音の話し合いを行う場があってもよいのではないかと思っております。

 その上で、新しい仕組みや体制ができて、一つ一つの政策論議が、国会をはじめとした公開の場で、きちんと行われていくようになれば好ましいことは言うまでもありません。
 「聞かれたらまずいような内容のものなのでしょうか」との問いに対する答えだと思うが、密室でやらないと本音の話し合いはしないと言う。逆に公開の場では建前の主張しかしないとも言う。これでは密室での話は聞かれたらまずいとまともに言っているではないか?
 さらに、事前調整したものを公開の場で茶番劇をやるよと言う。

 ここまであからさまに言うかね?どこか狂っているのではないのか?

 ついでにその前にある文章
衆議院は自民党、参議院は民主党がそれぞれ第一党となっている「ねじれ」国会において、一ヶ月以上経った今でも、一つの法案も成立していないという異常な状況が続きました。

 このままでは、国民生活に悪い影響が出るのではないかと、私は深刻に考えておりましたが、小沢代表も同じ気持ちだったと思います。何とか話し合いで解決できないかとの思いから、小沢代表と率直な意見交換を行いました。
 自民党にとって法案が成立しないことは異常な状態なのかも知れないが、自民党が作る悪法が成立するほうが国民生活に悪い影響が出ることも真実だ。民主党がたんにサボタージュすることが国民生活にいい影響を出すこともある。無理して対案を出さなくてもそれだけでいいこともある。
 今民主党が行っているのは、自民党の悪法を是正するものが多いから、少し違う話だが。


 つぎは、防衛大臣 石破茂のもの、テロの話です。
テロとは一般的に「低いレベルの攻撃を無差別、無原則に繰り返すことにより、恐怖の連鎖と人心の動揺を発生させ、体制を脆弱化させて己の目的を達成しようとする行為」と定義付けられます。貧しい専制独裁国家にテロはあまり起きず、民主主義が確立し、経済的に豊かな国にテロが起こりやすいことからもわかるように、圧政や貧困がテロの本質的な原因なのではありません。
 テロの定義は大体あっているが、修飾が多すぎる。こうではないか?「テロとは国家以外の組織が体制側を攻撃し、己の目的を達成しようとする行為」
 この定義は革命とほぼ同じだ。革命成功後は国家の偉業ともなる行為だ。

 圧制や貧困がテロの本質的な原因である。欧米先進国がテロの標的になるのは、第3世界に対し圧制を強要しているからであり、それによる貧困が原因である。また第3世界の中でテロが起こるのは、欧米先進国が作った傀儡政権を攻撃しているのであって、構造は同じだ。
 石破茂がこの論理を正しいと考えているのかと思うと、暗くなる。
 
「民主主義や物質文明は堕落している。自分たちの望むような体制(たとえば「特定の思想・信条・宗教による国家体制」)が確立されなくてはならない」と信じている人にとっては、権利の保障も、民主主義も、豊かで幸せな生活も全否定されるべき対象なのです。しかしそのような主張は到底受け入れられないため(麻原彰晃以下のオウム真理教幹部が平成二年の総選挙に出馬し、全員大惨敗しました)、彼らには不満が鬱積します。「民主主義によっては自分たちの理想は達成できない」「さりとて国家を転覆させる軍事的な力もない」「もうテロを起こすしかない」、そのような思考プロセスと考えられます。
 特定の思想・信条・宗教を持つのは基本的な人権だ。また「民主主義」においても不正や圧制は存在する。メディア支配や選挙への干渉などを通じて、あるいは経済的な圧迫により、支配構造を作ることが可能だ。アメリカを見れば分かるし、日本もその入り口からかなり入っている。
 「権利の保障も、民主主義も、豊かで幸せな生活も全否定」されているのは我々も同じだ。

 「さりとて国家を転覆させる軍事的な力もない」「もうテロを起こすしかない」
 彼らにとって、テロは軍事行動なのだから、意味のない推論だ。ベトコンの戦略がテロと同じだったとすれば、これを何と言うのだろうか?
テロとの闘いにあたっては、国家が「我々の価値観を全否定するテロ行為は絶対に許さない」という決然たる意思を示し、それを国民が支持することがなによりも大切です。人心がテロの側に共感を持つことがないよう、民生の安定・向上にも配意しなくてはなりません。我が身の安全と引き換えにテロと妥協することは弱さの現われであり、テロリストの要求はさらにエスカレートするでしょう。「テロと闘わない」ということはテロを起こす側から見れば「格好の標的」とみなされることにしかなりません。
 テロリストの要求とは何だろう。石破茂氏が言うのは「自分たちの望むような体制(たとえば「特定の思想・信条・宗教による国家体制」)が確立」する事だ。彼らが選択する体制をなぜ我々が否定しなければならないのか?
 それを否定し、我々の価値観を彼らに押し付けるからテロの標的になるのではないだろうか?
主体が主権国家であり、互いに最大限の力で戦い、最終的には平和条約の締結により終結が明確である伝統的な「戦争」と、主体が不明確で、低烈度の無差別攻撃を繰り返し、懲罰的抑止力が機能せず、目的を達成するまで終結させる気のない者を相手とする「テロとの闘い」とは本質的に異なるものなのです。だからこそこの闘いは長く、非常な困難を伴うのです。
 長く困難な闘いとなっていることがテロリストたちの戦略が正しいことを示している。
インド洋における海上自衛隊の補給活動は、日本国の「テロと闘う」意思表示として非常に大きなメッセージでした。我々は出来るだけ早くこれを再開し、誤ったメッセージをテロリストや国際社会に伝えないようにする必要があるのです。
 アフガニスタンで支援を続けている人が、今回の騒ぎで日本が「テロと闘う」意思表示をしてしまったことで活動がやりにくくなることを心配している。あるいは、その意思表示のために「テロの標的」になる可能性を高めてしまった。まさに「誤ったメッセージ」ではないだろうか?
 テロリストに対して「日本にテロ攻撃を仕掛けても国民は動揺しないし被害も出ない」ということ(拒否的抑止力といいます)を示すこともまた重要です。そのためには、国民保護法制に基づく避難・防護体制を、日頃の訓練も含めて確立するとともに、生物・化学兵器を使った攻撃にも対処できるようにしなければなりません。テロとの闘いは情報戦でもあります。多くの国々と連携して、テロに関する情報収集を強化しなくてはなりません。
 アメリカに対する攻撃は9.11以降起こっていないが、それは対策のおかげだろうか?

 日本での外国人管理は抜け穴だらけ。テロ防止を目的にする前に基本的なことを行うのが先決だと思う。
 国民保護体制と言うが、その意味するところは国民統制体制であり、軍事国家への布石でもある。アメリカと同じように盗聴や国民監視や指紋による国民管理が真の狙いでしょう。
 このような本質論をきちんと理解することは大変重要なことだと考えてい
ます。これからもご意見をお寄せください。
 石破茂氏の本質がきちんと理解できました。意見は送りませんが。

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