飯大蔵の言いたい事

アクセスカウンタ

zoom RSS 新聞社が主催するシンポジウムは何だろう

<<   作成日時 : 2007/02/03 21:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

 産経新聞社がシンポジウムで参加者を動員したニュースがあった。次の記事はその2報目のようだ。
産経新聞社、和歌山と大阪での4シンポでも参加者動員
2007年02月02日 朝日
産経新聞社によると、いずれも同社が主催に入り、共催者や後援者から事業費などを受け取っていた。和歌山市で開いた三つのイベントは、同市内の広告会社を通じて販促会社に参加者の募集を依頼。1人集めるごとに3千円の報酬が支払われた。大阪では人材派遣会社に1人5千円で参加者集めを依頼した。
 産経新聞社は「共催者や後援者から事業費などを受け取っていた。」となっている。産経新聞も事業費を出しているのだろうか。それとも単なる請負なのだろうか。一般的に言えば自身が事業費を出していないと主催とはいえないから、出していると見るのだろうが。
 今日ほかの新聞社も動員していることが分かった。
国共催シンポ:岩手日報社など3地方紙もアルバイト動員
毎日新聞 2007年2月3日 11時29分 (最終更新時間 2月3日 11時45分)
河北新報社は05年12月14日、仙台市で厚生労働省との共催で開いた「Skills Japan 地域シンポジウムin仙台」で、アルバイト派遣業者に依頼し手数料を含め24万2000円を自社経費から払った。当日は動員した54人を含め165人が入場した。開催2日前に定員200人の半数程度しか申し込みがなかったためだという。森健一常務取締役営業統括本部長は「社会的責任のある言論機関として申し訳ない」と述べた。
 ここでは「自社経費から払った。」となっている。

 経済諮問会議の中の日本21世紀ビジョンのなかに盛岡のフォーラムの紹介がある。
「新しい地域社会」シンポジウムin盛岡 主催:内閣府/岩手日報社  後援:岩手県/盛岡市/全国地方新聞社連合会ほか
 その内容は主催者の一つである内閣府の諮問会議21世紀フォーラムのメンバーがずらりと出席している。

基調講演 「地域間競争の時代へ」 八代 尚宏 (社)日本経済研究センター理事長
21世紀ビジョン生活・地域WGのメンバーだ。

パネリスト 石川 紀文  アクセシブル盛岡代表
小西 砂千夫  関西学院大学産業研究所大学院経済学研究科教授「日本21世紀ビジョン」に関する専門調査会 生活・地域ワーキンググループメンバー
佐々木 豊志  くりこま高原自然学校主催
野田 由美子  PWCアドバイザリー(株)パートナー/プロジェクトファイナンス・民営化グループ統括 「日本21世紀ビジョン」に関する専門調査会 生活・地域ワーキンググループメンバー
牧 慎太郎  総務省自治行政局自治政策課情報政策企画官 兼 内閣府企画官 「日本21世紀ビジョン」に関する専門調査会 生活・地域ワーキンググループメンバー
コーディネーター 吉田 誠一  岩手日報社編集局報道部長
 岩手日報社はパネリストのコーディネーターになっているだけだ。

 これは政府の政策の単なるPR会ではないのだろうか。新聞社が主催する意味がどこにあるのか。単にシンポジウムを請け負っているだけなら商業活動になるだけだ。主催するとなるとこのシンポジウムに対する新聞社としての姿勢が問われると思う。

 出席者を動員したことは良いとは思わない。しかし、新聞社が政府のPRに協力、主催者として参加することにひどく違和感を覚える。後援が全国地方新聞社連合会となっているので、このメンバーは同じ考え方なのであろう。
新日本海新聞社、中国新聞社、山陽新聞社、神戸新聞社、産経新聞大阪本社、奈良新聞社
伊勢新聞社、京都新聞社、福井新聞社、北國新聞社、北日本新聞社、岐阜新聞社
中日新聞社、新潟日報社、信濃毎日新聞社、静岡新聞社、山梨日日新聞社、神奈川新聞社
琉球新報社、東京新聞、沖縄タイムス社、千葉日報社、南日本新聞社、埼玉新聞社
宮崎日日新聞社、上毛新聞社熊本日日新聞社、下野新聞社、大分合同新聞社
茨城新聞社 長崎新聞社、福島民友新聞社 、佐賀新聞社、福島民報社、西日本新聞社
河北新報社、高知新聞社、山形新聞社、徳島新聞社、岩手日報社、愛媛新聞社
 秋田魁新報社、四国新聞社、東奥日報社、山口新聞社、北海道新聞社、山陰中央新報社
パンフレットらしきものから
 しかし、あまり政府よりとは思えない東京新聞、沖縄タイムス社、琉球新報社が入っているのはどういうことなのだろう。
団体の目的はこれによると
地域住民(国民)からの信頼の高い全国の地方新聞社がひとつとなって生まれた組織です。日本社会の新しい変化に対応し、中央省庁及び関係団体などの政策や課題について、広く地域住民(国民)の声を吸い上げ、情報のストック化を図り、政策立案に反映する役割を果たすべく活動しております。全国地方新聞社連合会はわが国の政治・経済・文化のリーディングメディアの集合体であり、これからの日本の新しい発展のために、コミュニケーション活動を通じて大きく寄与することが団体の目的。
 政策立案に反映する役割らしい。シンポジウムはこの目的にぴったりだ。逆に言えばこの目的のために作られたのではないのだろうか。
全国地方新聞社連合会のホ−ムページにはフォーラムの情報しかないのである。

 動員をしたことより、このような組織があり、政府のPRに協力していることの方が問題ではないのだろうか。体制翼賛新聞連合の誕生など、見たくも無い悪夢だ。

 新聞ではこれ以上の報道は無いかもしれない。もし本当に無ければ日本の新聞は「死んだ」と判定しないと仕方が無いかもしれない。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
御用新聞か?
○ンケイ新聞の「バイト・サクラ」問題が発覚したが、今日の朝日が「さらに4件動員」と報じていた。 いずれも同社が企画を提案し、事業費をお役所から受け取っていたそうです。 そして、人材派遣会社などにバイト・サクラ集めを依頼していたようです。 ...続きを見る
カツラの葉っぱ 大好き!
2007/02/04 10:04

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして!
「メディア」テーマでひとつ隣でエントリーしていたので、お邪魔しました。
全国地方新聞社連合会が後援していたとなると、翼賛新聞と揶揄されても・・・グーの音も出ないかも(笑)
Mドングリ
2007/02/04 10:15

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
新聞社が主催するシンポジウムは何だろう 飯大蔵の言いたい事/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる