マイクロクレジットなるものを次の記事で知った。日本の協力、高く評価 平和賞のユヌス氏と会見
2006年10月14日(土)22:38 共同
【ダッカ14日共同】マイクロクレジット(無担保小口融資)と呼ばれる新たな手法で貧困救済に尽力、2006年のノーベル平和賞の受賞が決まったバングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス氏(66)は14日、共同通信との単独会見に応じ、マイクロクレジットに対する日本の協力を評価した。また、アフガニスタンやイラクでの米国の対テロ戦略を批判した。
ユヌス氏は日本との関係について「国会議員をはじめ、マイクロクレジットを支援してくれるグループがある」と述べ、これまでの貢献を高く評価。関係当局者との会談などのため、22日から4日間の日程で訪日、広島や大阪などを訪れる予定だと語った。
マイクロクレジットとは.....
貧困層の多くは、生産能力はあっても社会的信用や資産がないために、金融機関から低利で融資を受けることができません。そのため、中には生計を立てるために高利貸しから借金をせざるを得ない人々もおり、その場合、収入のほとんどは借金返済に充てられ、生活環境の改善は望めません。つまり金融機関にアクセスする機会のないこと(=社会的要因)が、貧困からの脱却を困難にしているのです。 マイクロクレジットは貧しい人々が事業をはじめる際に必要な資金(多くは少額)を無担保で融資する制度です。多くのマイクロクレジットプログラムは起業のための研修や教育プログラムも提供しており、こうした場を通じて生活環境の改善や質の向上が図られています。
こちらのページから
国会議員として羽田 孜、広中 和歌子の名前を見る。「グループ」として日本リザルツの名前を見る。(ついでに言えばヒラリークリントンも主要メンバーのようだ)
バングラデシュのグラミン・バンクについてはここにある。
グラミン・バンク
マイクロクレジットをここまでメジャーな存在に押し上げた立役者として必ず名前が挙がるのが、バングラデシュのグラミン・バンクである。グラミン・バンクは1976年にチッタゴン大学教授のユヌス氏によって始められた、貧困層を対象とする小規模融資機関である。当初、その活動はなかなか軌道に乗らなかったのだが、男性がほとんどだった融資対象を女性にも拡げ、そしてその女性達がそれまでの常識を覆して驚異的な返済率を達成するに至り、開発協力業界に彗星のごとく現れた「貧困緩和のためのすごい銀行」として注目を集めるようになった。
グラミン・バンクのどこがそんなに革新的だったのだろうか。まず、挙げられるのは、貧しく担保もなく、金融機関からすればお金を借りて返すなどという経済行為が可能とはとても考えられなかった農村部の貧困層が、市中銀行でも難しいような100%に近い返済率を達成した点である。しかも、この驚異的な返済率は、バングラデシュでは家庭の外での活動を非常に制限されており、教育レベルも低く、従って読み書きができないことも多い女性達によって達成された。
つまり、80年代後半、援助が見込まれた成果を生まず、いつ終わるともしれない資金援助にフラストレーションを募らせ、「援助疲れ」状態にあったドナーにとって、投入した資金が持続的に回転するどころか膨らみもするという点で、マイクロクレジットは願ってもない理想的な支援形態であったし、女性への効果的な支援を各援助機関が模索しつつあった時期に、「バングラデシュのような国で」「教育レベルの低い」女性達が示した借り手としての有能さは、こうした方法を通じて女性を支援することを多くのドナーに考えさせることとなったのである。
90年代に入ってエンパワーメントという言葉が重視され出すと、「農村女性のエンパワーメント支援」といえば、必ずと言っていいほどマイクロクレジットの名前が出てくるようになった。
ソフト面で弱いと言われる日本のODAがこれに協力し、大きな成果を挙げている事はもっと評価されるべきであり、報道もされるべきだと思う。
そしてこの概念が日本国内の消費者金融問題の解決策のヒントになると思うが、今の議論は余りにも貧困だろう。
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