飯大蔵の言いたい事

アクセスカウンタ

zoom RSS 言葉だけが上滑りしている総裁選候補者

<<   作成日時 : 2006/09/09 18:33   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

9月9日毎日新聞社説はよく言ってくれたと久々に満足した。
また「8日の共同記者会見でそれをただそうとしなかったメディア側も実にふがいなかった。」
「候補者からどれだけ具体論を引き出すか。私たちメディアの責任も重いと肝に銘じたい。」とメディアについて語るのも良い。言葉どおりに実行する事を切望する。


社説:3候補届け出 言葉だけが上滑りしている
 自民党総裁選が8日告示され、安倍晋三官房長官、谷垣禎一財務相、麻生太郎外相の3氏が立候補を届け出た。既に党内の大勢は安倍氏支持に傾き、これまでの3氏の論戦も全く盛り上がらない。だが、総裁選は実質的に首相を選ぶ場だ。消化試合で終わらせるわけにいかない。

 なぜ、論戦が深まらないのか。それは勝敗が見えているだけではない。一体、どんな国を目指すのか。言葉だけは躍っているが、具体像は見えず、最有力の安倍氏をはじめ何も語っていないに等しいからだ。8日の共同記者会見でそれをただそうとしなかったメディア側も実にふがいなかった。

 安倍氏が政権に就けば戦後生まれの初の首相となる。その意気込みからだろう。安倍氏は「戦後レジーム(体制)から新たな船出を」と力説している。同氏によれば、戦後体制とは「占領時代の延長」であり、それが、戦勝国の押しつけでない自主憲法を制定しなければ真の独立国になれないとの考えにつながっているようだ。

 ただ、それは安倍氏の祖父・岸信介元首相も深く関与した55年の自民党結党時からある主張だ。安倍氏も「復古調」「タカ派」とお決まりのレッテルを張られるのは不本意だろう。ところが、安倍氏は「新しい地平を」とは言うが、どう切り開くのか語らない。船がどこに向かうか分からないのだ。

 安倍氏が批判的であると思われる「戦後民主主義」を検証することは私たちも必要だと考える。しかし、ここでも大切なのは全否定か全肯定かでなく、何が「功」で何が「罪」だったかの具体論だ。

 「植民地支配と侵略」を謝罪した95年の村山富市首相談話を踏襲するのかどうかもあいまいな発言が続いている。靖国参拝問題を含め、先の大戦をどう認識しているのか、改めてじっくり聞きたい。

 まだある。そもそも「美しい国」「誇りが持てる国」とは何か。「開かれた保守主義」とは何か。「新時代にふさわしい憲法」というが、どうなればふさわしくなると自身は考えているのか。「闘う政治家」を標ぼうするが、何と闘うというのか……。

 それらを具体的に示すのが、国のリーダーの役目である。そうでないと、結局、イメージのみにとどまり、首相にふさわしいのかどうか、国民には判断ができない。

 谷垣氏、麻生氏も同様だ。谷垣氏が語る消費税率引き上げも手段であって政治の目的ではない。その先にどんな国を造りたいのかを語るべきだ。麻生氏の提唱する「豊かさの実感」も、かなり前から指摘されてきた話である。

 投開票は20日。所属国会議員や党員以外は手も足も出ない総裁選だが、来夏の参院選などいずれ有権者にも選択の機会は来る。それに備えて3氏の言葉に耳を傾けたい。総裁選を通じ、私たちも山積する諸課題を考えていきたいと思う。そして候補者からどれだけ具体論を引き出すか。私たちメディアの責任も重いと肝に銘じたい。

毎日新聞 2006年9月9日 0時47分

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
総理大臣の卒業旅行
何時の頃からか、わが国の総理大臣が先が見えてくると、外国旅行に出掛けるのが、慣わしになった。 国際情勢とか、政治的な必然性の、何も感じられない国に出掛けて行くのを、村山総理の頃から、毎度私は腹立たしく思っていたが、マスコミ人種は、その点に触れなかった。 .... ...続きを見る
晩秋
2006/09/10 04:59

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
言葉だけが上滑りしている総裁選候補者 飯大蔵の言いたい事/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる